2025 年度の講義概要のデータベースを検索します。カリキュラムツリーへのリンク
学部・研究科
Faculty/Graduate School
政策
時間割コード
Course Code
86436
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
比較政治学
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
担任者名
Instructor
梶原 晶
曜限
Day/Period
火4
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

講義(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

本講義では、日本を含めた世界各国の政治現象を把握するための基本的な枠組みについて紹介する。前半には比較政治学において、分析の単位とされる国家について学習する。
まず民主主義や権威主義体制といった政治体制の違いや、民主化について学習した後に、制度論の枠組みについて紹介し具体的な政治的諸制度に基づく分析枠組みについて講義する。
この中では選挙制度や執政制度の他、政党、官僚制、中央地方関係など様々な制度について紹介する予定である。
講義後半では福祉国家のあり方や経済政策など、国家を単位にした政策や制度の違いについて触れるほか、汚職の発生や説明責任など民主主義の質に関わる議論も紹介する。

到達目標 / Course Objectives

①知識・技能の観点
・各国の政治を分析するための理論と概念ついて理解することができる。
・政治制度のしくみとその政策効果について理解することができる
・日本の政治や地方政治について他国や複数の制度間の比較から考察することができる。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・現実の政治的問題や課題を理論的観点から把握することができる。
・比較の観点から日本政治や日本の地方政治を考察できる。
・学習内容を文章で的確に表現できる。
③主体的な態度の観点
・レポート等の作成を通して、学習内容を表現できる
・時間外学習を通して、各自の興味関心を深めることができる

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

第1回:イントロダクション
第2回:比較政治学の方法について
第3回:政治体制と民主化
第4回:非民主主義体制
第5回:制度論について
第6回:選挙制度
第7回:政党組織
第8回:政党システム
第9回:議会制度
第10回:官僚制
第11回:中央地方関係
第12回:独立機関の役割
第13回:福祉国家体制と経済政策
第14回:民主主義の質
第15回:講義のまとめ

2025年度は、担当教員の講義科目である比較政治学と政治過程論が同一学期に授業実施されるため、内容を一部変更する可能性があります。

授業時間外学習 / Expected work outside of class

配布される資料を読み復習すること。日常的に新聞やニュース等に目を配り、授業で学習した内容と国内外の実際の政治事象との関わりについて考察すること。

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験を行わず、到達度の確認(筆記による学力確認)と平常成績で総合評価する。
最終試験(筆記試験)70%、講義に対する積極性と小レポート  30%
5月から6月の間に、レポートを課す予定です。このほか複数回のミニッツペーパーを授業中に書いてもらうか、持ち帰り課題として課す可能性があります。
履修者数が多数になった場合には、成績評価方法を「定期試験(16週目)」に変更することがあります。
成績評価方法が変更になった場合は、インフォメーションシステム等で連絡します。

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

①知識・技能の観点
・筆記による学力確認において、授業で扱った理論やモデルをきちんと理解できているかどうか
・レポートの内容・提出状況
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・筆記による学力確認において、論理的で的確な記述を行っているか
・レポートなどの内容・提出状況
・その他の授業中での意見表明やその内容
③主体的な態度の観点
・小レポートなどの内容の独創性、完成度
・その他の授業中での意見表明やその内容

教科書
Textbooks


特に指定しませんが、初回授業時に参考文献と合わせて指示します。

参考書
References

川人貞文・吉野孝・平野浩・加藤淳子  『現代の政党と選挙 新版』  有斐閣  
建林正彦・曽我謙悟・待鳥聡史  『比較政治制度論』  有斐閣  
久保慶一・末近浩太・高橋百合子  『比較政治学の考え方』  有斐閣  
上神貴佳・三浦まり    日本政治の第一歩  有斐閣  

この他の文献については、初回授業時と必要に応じて授業中に紹介する。

フィードバックの方法
Feedback Method

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

オフィスアワーと担当者の連絡先については、初回授業時に指示します。

備考
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