2025 年度の講義概要のデータベースを検索します。カリキュラムツリーへのリンク
学部・研究科
Faculty/Graduate School
政策
時間割コード
Course Code
86440
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
国法学3
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
担任者名
Instructor
浅野 宜之
曜限
Day/Period
月3
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

講義(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

「法律学入門1」および「国法学2」での学習を前提として、日本以外の国々における憲法のあり方を概観する。近代憲法は西欧にその源流をみるものであるが、本講義ではその流れを受けて、現代に独自の発展をみた非西欧諸国(アジア、アフリカ)の憲法をとくに取り上げる。
まず主要法系における憲法のあり方をみたうえで、非西欧諸国における諸憲法について、統治機構および人権にかんする規定をそれぞれ概観する。

到達目標 / Course Objectives

以下の事項について修得することを目標とする。
知識等
1.現代立憲主義憲法の特徴について、比較の視点を通して理解すること
2.主要な憲法の類型について理解すること
考察力、表現力など
3.非西欧諸国の憲法について、その特徴を理解し、社会・政治的背景との関連を考察しうること
主体的態度
4.主体的に講義で取り上げた事項について情報を収集すること

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

1.イントロダクション:比較すること
2.英米法系の憲法
3.大陸法系の憲法
4.社会主義諸国の憲法
5.アジア・アフリカ諸国の憲法
6.統治機構(1):議会
7.統治機構(2):大統領と内閣
8.統治機構(3):裁判所
9.人権(1):総論
10.人権(2):平等権
11.人権(3):信教の自由と政教分離
12.人権(4):国家政策の指導原則
13.憲法訴訟と違憲審査制
14.立憲主義と「政治の司法化」
15.アジア諸国憲法についての現状ふりかえりとまとめ

授業時間外学習 / Expected work outside of class

参考書をはじめ、世界各国の政治や憲法にかかわる書籍、文献、報道に積極的にふれること。資料がアップロードされた場合は、それぞれダウンロードして予習・復習を行うこと。

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験(筆記試験)の成績と平常成績で総合評価する。
中間レポート:40%、最終試験:60%の割合で評価する。履修者数が多数になった場合には、成績評価方法を「定期試験(16週目)」に変更することがある。
成績評価方法が変更になった場合は、インフォメーションシステム等で連絡する。

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

立憲主義思想についての基礎的知識を得ていること、人権及び統治機構の各国憲法における多様性と共通性について、社会背景との関係で総合的に考察し、理解していることを基準とする。
また、自ら情報を収集し、レポートにまとめることも求められる。

教科書
Textbooks


資料は適宜配布する。

参考書
References

辻村みよ子  比較憲法(第3版)  岩波書店  9784000289191
鮎京正訓・四本健二・浅野宜之(編)  新版アジア憲法集  明石書店  9784750353135
孝忠延夫・浅野宜之  インドの憲法〔新版〕  関西大学出版部  978-4-87354-681-0

フィードバックの方法
Feedback Method

連絡等はLMSを通じて行う。

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

オフィスアワー
質問は講義時間内に行うこと。
その他

備考
Other Comments

資料などについては関大LMS等にアップロードするので、履修者各自でダウンロードすること。LMSを通じての連絡に注意すること。


成績評価方法を変更いたしました。(4/28)