2025 年度の講義概要のデータベースを検索します。カリキュラムツリーへのリンク
学部・研究科
Faculty/Graduate School
政策
時間割コード
Course Code
86402
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
国際経済論
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
担任者名
Instructor
石瀬 寛和
曜限
Day/Period
金1
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

講義(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

本講義の目的は国際貿易の原因と結果を学び、さまざまな貿易政策を評価することにある。そのために、さまざまな貿易理論モデルを説明し、これらの理論が現実のどのような側面を説明しているのか紹介する。また、多国籍企業(MNC)と海外直接投資(FDI)、国際的な労働力の流動性、通商政策の政治経済学、発展途上国の通商政策についても取り上げる。

到達目標 / Course Objectives

①知識・技能の観点
 国際経済論に関する専門知識の習得
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
 自分で理解したことを,口頭でわかりやすく人に説明できる。
③主体的な態度の観点
 自らの学習を振り返り,適切な改善点を挙げることができる。

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

第1回  はじめに:講義の概要、国際貿易の姿
第2回  技術差による貿易1:  比較優位、機会費用
第3回  技術差による貿易2:  貿易による利益
第4回  生産資源による貿易1:  資源と要素価格
第5回  生産資源による貿易2:  貿易と所得格差
第6回  標準貿易モデル:  需要供給と交易条件
第7回  企業の貿易:  不完全競争と産業内貿易
第8回  多国籍企業と海外直接投資
第9回  国際的な労働移動と外国人労働者
第10回  貿易政策の手段1:  関税
第11回  貿易政策の手段2:  補助金、数量制限
第12回  通商政策の政治経済学
第13回  途上国の貿易政策
第14回  通商政策における論争
第15回  講義の総括

授業時間外学習 / Expected work outside of class

練習問題を配布する。練習問題の解説も講義内で行うが、確実な理解のためには、自分で問題を解いてみることと、解答解説に基づいて復習することが欠かせない。

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験(筆記試験)の成績と平常成績で総合評価する。
20点満点の小テストを2回(LMSで実施)と60点満点の期末試験を行う。

これをもとに、(A)2回の小テストと期末試験を合計したもの、(B)小テストの合計点を10で割ったもの(4点満点に換算)と期末試験の点数を1.6倍(96点満点に換算)したものとを足したものを比較し、(A)と(B)のうち高かった方を100点満点の評点として最終的な成績をつける。
すなわち、
評点=max  (小テスト1+小テスト2+期末試験,  (小テスト1+小テスト2)/10+期末試験*1.6)
で計算し、評点が90点以上が秀、80点以上が優、70点以上が良、60点以上が可、59点以下が不可となる。

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

①知識・技能の観点
 基礎的な概念や用語の定義・内容を問う設問(50%)
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
 現実の例などに関する応用に関する設問(50%)
③主体的な態度の観点

教科書
Textbooks

クルーグマン・オブストフェルド・メリッツ  クルーグマン国際経済学  理論と政策  原書第10版  上  貿易編  丸善出版  978-4-632-30057-2

授業スライドは教科書(ただし、表や図は原書版のものを使うので英語で表記されている)に沿って構成している。
教科書を手に入れておくことを推奨するが、講義スライドと配布された練習問題、その解答でも十分対応できる。

参考書
References

伊藤萬里・田中鮎夢    現実からまなぶ国際経済学  有斐閣  978-4-641-20001-2
古沢泰治  国際経済学入門  新世社  978-4-88384-348-0

フィードバックの方法
Feedback Method

練習問題の解説など分からないことがあれば、授業終了直後にも質問を受け付けます。その他の質問も関大LMS「メッセージ」から受け付けます。

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

受講生からの質問受付は、関大LMS「メッセージ」を用います。

備考
Other Comments

・授業資料をしっかり読んで、予習・復習をして下さい。
・練習問題に取り組んで下さい。
・授業資料は関大LMSにアップロードします。
・授業の進行に対応して、予定が入れ替わることもあります。