- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 政策
- 時間割コード
Course Code - 86394
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 国法学1
(行政法) - 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- 担任者名
Instructor - 森田 崇雄
- 曜限
Day/Period - 金5
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
現代社会においては、環境問題、食品衛生、交通取締、防災、社会保障といった多様な問題に対処するため、市民生活のさまざまな場面で行政活動が行われている。本講義ではまず、これらの行政活動にどのような法的規律が及ぼされているのかについて基礎的な内容を学習する。そのうえで、本講義では特に、⾏政活動が違法に⾏われた場合、関係する私⼈の権利利益をいかに救済するか、または違法な⾏政活動をいかにして是正するかという「⾏政救済法」の問題に焦点を当てて学習する。
到達目標 / Course Objectives
①知識・技能の観点
・行政救済法の基礎理論や重要判例について理解する。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・具体的な事案において、個別法の仕組みの下で、どのような場合に行政活動が違法となるかを検討することができる。
・具体的な事案において、どのような訴訟を提起することが可能であるかを検討することができる。授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回 行政法総論と行政救済法、基本原則
第2回 行政法総論の基礎知識(1)行政処分
第3回 行政法総論の基礎知識(2)行政立法、行政強制、その他の行政活動
第4回 行政法総論の基礎知識(3)行政裁量、行政手続
第5回 行政上の不服申立て
第6回 行政訴訟の類型
第7回 取消訴訟(1)処分性
第8回 取消訴訟(2)原告適格
第9回 取消訴訟(3)狭義の訴えの利益、その他の訴訟要件
第10回 その他の行政訴訟:無効等確認訴訟、不作為の違法確認訴訟、差止訴訟、義務付け訴訟
第11回 国家賠償(1)公権力行使責任
第12回 国家賠償(2)規制権限の不行使
第13回 国家賠償(3)営造物管理責任
第14回 損失補償
第15回 総括授業時間外学習 / Expected work outside of class
講義中に配布するレジュメをもとに講義内容を復習し、また必要に応じて講義中に紹介する基本書等で学習すること。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験(筆記試験)の成績と平常成績で総合評価する。
具体的には、定期試験(70%)と平常成績(中間テスト:30%)で評価する。基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
上記のテストにおいて、到達目標をどの程度達成できたかを評価基準とする。
- 教科書
Textbooks 齋藤健一郎・西上治・堀澤明生編 『図録 行政法』 (弘文堂、2025年)
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参考書
References 中原茂樹 『基本行政法〔第4版〕』 (日本評論社、2024年)
板垣勝彦 『公務員をめざす人に贈る行政法教科書〔第2版〕』 (法律文化社、2023年)
神橋一彦 『行政救済法〔第3版〕』 (信山社、2023年)
- フィードバックの方法
Feedback Method
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact 原則、各講義後に対応する。必要に応じて関大LMSのメッセージ機能を用いること。
- 備考
Other Comments ・「法律学入門2(行政法通論)」を履修済みであることが望ましい。
・講義中に配布するレジュメに沿って授業を進める。
成績評価方法を変更いたしました。(4/28)