- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 総情
- 時間割コード
Course Code - 70519
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - テーマ別研究(負の記憶とメディア表象)
<M> - 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 秋/2
- 担任者名
Instructor - 研谷 紀夫
- 曜限
Day/Period - 木3
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
(!本授業は20名以下の少人数のゼミ方式で行われる授業で、受講生同志で議論や発表などをする出席重視の形式です!また全て対面の授業です。刺激の強い映像などもあるので履修に際して留意してください。)戦争・テロ・災害・事故・公害などは多くの犠牲者が出る出来事であり、これらのことを二度と引き起こさないためには、その記録を保存し、社会の集合的な記憶として継承していくことが必要だと考えられています。そのため近年ではこうした出来事に関する「記録」を集めたアナログ/デジタルのアーカイブやミュージアムが一種の「聖性」を帯びたデザインを施されて構築されているとともに、その出来事を取り上げた様々なメディアコンテンツが制作されています。そしてそれらが、その出来事に関する集合的な「記憶」の一部を形成するに至っています。本講義では、こうした負の出来事に関する記録と記憶がどのように形成されているかを考察するとともに、そうしたものが未来にどのような影響を与えるかを考えていきます。また、後半ではこうした事例の考察を通して、様々な出来事に関する場所や空間、写真や映像などのメディア表象が集合的な記憶の形成に与える影響についても考察します。そのことによって、社会的な記憶を遺していく各要素について、長所と短所の両面から学習していきます。
到達目標 / Course Objectives
過去に発生した負の出来事とそれらの概要がアナログ・デジタル両面でどのように記録され、記憶に遺されていくかを理解し、その長所と短所の両面を捉えた上で、それらを未来に向けてどのように活用していくかについて、自分なりに考えを持つことを到達目標とします。
授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第01回 :イントロダクション(近現代以前の事例)
第02回 :戦争とテロ(1)戦争に関する記録と記憶
第03回 :戦争とテロ(2)原爆の記録と記憶
第04回 :戦争とテロ(3)ホロコーストの記録と記憶
第05回 :戦争とテロ(4)911米国同時多発テロの記録と記憶
第06回 :事故(1)チェルノブイリ原発事故の記録と記憶
第07回 :事故(2)福島原発事故の記録と記憶
第08回 :事故(3)福知山線事故の記録と記憶
第09回 :公害 水俣病の記録と記憶
第10回 :社会(1)LGBTQの記録と記憶
第11回 :社会(2)移民・難民の記録と記憶
第12回 :場所をめぐるメディア表象と集合的な記憶
第13回 :写真・映像をめぐるメディア表象と集合的な記憶
第14回 :空間をめぐるメディア表象と集合的な記憶
第15回 :まとめ
※授業は内容の変更や入れ替えなどが発生する場合があります。授業時間外学習 / Expected work outside of class
関連する課題を提示しますので、期限内に実施してください。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
関大LMSの小テスト+レポート(100%)
毎週関大LMSで出題する小テスト+レポートで評価が決まります。関大LMSの小テスト+レポートは15回中13回数以上課題を行わないと単位は取得できず、全ての合計点を100点満点で換算し、60点以上とれないと単位がとれませんので注意をしてください。テストは1回のみの入力で後から修正はできず、締め切り直前のトラブルなどによる未提出などへの考慮はないので締め切り半日前までには提出するなど余裕をもって対応するとよいでしょう。
基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
(1)歴史的な経緯や流れを理解しているか。
(2)講義の中で提示した、用語や概念を理解しているか。
目安となる総合点 秀:100-90点、優:89-80点、良:79-70点、可:69-60点、不合格:59点以下
- 教科書
Textbooks
授業の中で提示します。
-
参考書
References 竹沢 尚一郎 ミュージアムと負の記憶―戦争・公害・疾病・災害:人類の負の記憶をどう展示するか 東信堂 4798913170
その他は授業の中で提示します。
- フィードバックの方法
Feedback Method 関大LMSなどを用いて行います。
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact 関大LMSのメッセージ機能を使用して連絡してください。
- 備考
Other Comments 本授業は「対面授業」となります。