- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 総情
- 時間割コード
Course Code - 70624
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - フィジカルコンピューティング実習
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 秋/1
- 担任者名
Instructor - 松下 光範
- 曜限
Day/Period - 火5
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
実験・実習・製図(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
コンピュータの発達に伴い、その用途はビジネスや教育の場面だけでなく、アートやデザインにも広がっている。本実習では、コンピュータの拡張性、可能性について体感するとともに、メディアを利用した創作活動の基礎的素養を身につけることを目的とする。
本実習ではソフトウェアと外部入出力装置を連携させ、インタラクティブメディアを作成するための基礎となる技術を学ぶ。ソフトウェアは情報可視化に特化した言語 Processing を、外部入出力装置として Arduino インタフェースを利用する。LED や光センサなどの電子部品をソフトウェアで制御することで、プログラムの機能や構造を理解するとともに、電子回路の基本的な知識を習得することが期待される。到達目標 / Course Objectives
Processing を介して、LED やセンサをPCと接続し、作品制作に活かす事ができるレベルを目指す。
①知識・技能の観点
基礎的な電子工作,およびPCとマイクロコンピュータを接続して利用するため必要な知識・技能を身につける。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
アイデアを形にするための方法論を身につける.
③主体的な態度の観点
Web上の参考情報や参考書を自ら探して読み解き,自らの制作に応用する姿勢を身につける.授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)
・課題探究(プロジェクト学習、課題解決型学習、ケーススタディ等含む)
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
1 Processing と 基礎
・Processing とは?
・Processing とArduinoの連携
・Hardware sketch の考え方
2電子回路の基礎
・抵抗、LED、スイッチ
・回路図の読み方
3 Arduinoからの出力
・アナログ出力とディジタル出力
・単色 LED を光らせる
・フルカラー LED を光らせる
4 Arduino への入力
・光センサで明るさを測定する
・赤外線距離センサで物体との距離を測る
5 センサとプログラムの連携
・単純な物体を動かす
6自由制作授業時間外学習 / Expected work outside of class
Processing に関してはハードウェア接続に関する箇所のみを説明する。プログラム言語に関しては教科書として指定した本を参考にして自習してもらう。また、自由制作においては 授業で説明した以外のセンサやマイコンを利用することも許可するが、その利用については自分で学習をすること。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
成績は2回の課題の点数で行う.
中間課題40%、最終成果物60%基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
オリジナリティ、技術レベル、細部の完成度を評価する。
- 教科書
Textbooks
授業時に,実習の参考となる資料を配布する.
-
参考書
References Massimo Banzi Arduino をはじめよう 第3版 オライリージャパン 487311733X
小林 茂 Prototyping Lab 第2版 ―「作りながら考える」ためのArduino実践レシピ オライリージャパン 4873117895
田所 淳 Processing クリエイティブ・コーディング入門 - コードが生み出す創造表現 技術評論社 4774188670
これ以外にも,参考となるWebページ情報や書籍などを適宜紹介する.
- フィードバックの方法
Feedback Method 中間発表,最終発表で制作物を発表してもらい,コメントする.それ以外にも制作過程で適宜相談を受け,アドバイスを行う.
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact 対面,LMS,電子メール
- 備考
Other Comments プログラム言語の基礎は習得済みであることを前提とする。そのため、受講時点で初級程度のプログラミング能力(Processing, C, Java, Pythonなど)を有することが必須である。