- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 総情
- 時間割コード
Course Code - 70461
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - プログラミング方法論
<C> - 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- 担任者名
Instructor - 小柳 和喜雄
- 曜限
Day/Period - 水2
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
本講義では、私たちの身近な生活の周りにあるものの中に含まれるプログラムに目を向け、私たちの生活を豊かにするプログラミング、仕事に役立つプログラミングの方法について考えていく。本内容は、教職科目の情報科教育法と関わっており、2022年から高校の情報Ⅰと2023年から高校の情報Ⅱとで取り扱うプログラミングの内容に目を向け、それを担当する教員に求められる専門知識を主に取り上げている。学校教育で学習の基盤としての情報活用能力の育成が言われる中で、2020年4月から小学校でその一貫としてプログラミング的思考の教育が始まった。2022年4月より高等学校の「情報科」もその内容が変わり、プログラミングに関する学習内容の比重が大きくなった。このようにプログラミングについて大学入学前までに行われてきた学習活動に目を向けながら、高校までのプログラミングの履修内容の学び直し、大学でプログラミングを用いる専門的な学びや研究の基礎を築くことを主な目的として、アルゴリズムとデータ構造を中心にプログラミングの方法を考えていく。
学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy
(総合情報学部)
1.知識・技能
2.思考力・判断力・表現力等の能力
到達目標 / Course Objectives
①知識・技能の観点
・プログラミングの基礎がわかる
・プログラミングが持っている意味や意義が理解できる
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・目的に応じた結果を出すための基本的なプログラミングができる
・プログラムを読み、その意味することが理解できる
③主体的な態度の観点
・生活や仕事に役立てるプログラミングについて関心を持つ授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)
・課題探究(プロジェクト学習、課題解決型学習、ケーススタディ等含む)
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
1.私たちの生活の身の回りで生きているプログラミングについて振り返り、考える
2.様々なプログラミング言語の特徴を知る
3.基本的なアルゴリズム1(フローチャート)
4.基本的なアルゴリズム2(条件判定と分岐)
5.基本的なアルゴリズム3(繰り返し)
6.基本的なアルゴリズム4(繰り返しの過程における条件判定)
7. 基本的なデータ構造1(配列)
8.基本的なデータ構造2(リスト・構造体)
9.探索1(線形探索)
10.探索2(2分探索)
11.ソート1(交換ソート、選択ソートほか)
12.ソート2(挿入ソート、クイックソートほか)
上記の内容に関わって、「C言語を用いたプログラミング」「Pythonを用いたプログラミング」を取り上げ、そのアルゴリズムの考え方や記述の仕方を学び、演習として「Scratch3.0を用いたプログラミング」「エクセルマクロ、VBAを使ったプログラミング」「JavaScriptを使ったプログラミング」等を用いた課題を随時組み込んで行う。
13.様々なプログラミングのコードを読み解く
14.目的に応じたプログラミング1 (WEB API、要件定義ほか)
15.目的に応じたプログラミング2(ソフトウエア方式定義、情報システムの評価ほか)授業時間外学習 / Expected work outside of class
講義の中で取り上げた演習課題、講義の振り返りを事後課題提出として関大LMSへ期限までに提出する
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
講義の中で回答が求められる課題の提出(30%)、講義後に求められる課題の提出(50%)、学びの成果を問う応用課題の提出(20%)。
成績評価方法が変更になった場合は、インフォメーションシステム等で連絡します。基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
①知識・技能の観点
・プログラミングの基礎知識(アルゴリズムとデータ構造)が理解できている
・プログラミングが持っている意味や意義が理解できている
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・目的に応じた結果を出すためのプログラミングができる
・プログラムを読み、その意味するところを解説できる
③主体的な態度の観点
生活や仕事に役立てるプログラミングの方法について相手にわかりやすく語れる
<評価基準>
講義内課題「講義の中で演習課題に取り組み、講義終了時にワークシートを提出する」は、1)その回の講義内の問いに対して応えている、2)キー概念を的確にまとめ、自身の考えを書いている、 3)優れた解釈、理由などが書かれている、を基準として評価します。
事後課題「関大LMSへ期限(毎週月曜日深夜)までにその講義の振り返り課題を提出する」は、1)振り返りについてその回の講義内容をまとめている、2)講義内容に対して自身の考えを書いている、 3)講義内で考えていたことと講義後に考えた事の自身の考え等の変化について記載している、4)他の資料などを参照して(何を見たかも記載)、考えを深めて書いている、を基準として評価します。
応用課題「関大LMSへ期限(課題が出た回の次の月曜日深夜)までにその講義の振り返り課題を提出する」は、
1)応用課題に取り組み、期限までにシートを提出できている、2)応用課題について、何を参照して取り組んだかを明確にして、提出できている、3)応用課題の回答に独自性や工夫が見られる。
<評点>
1)講義内課題の提出
最高3点×13回=36点 (平常点に相当)
2)事後課題の提出:関大LMSへ期限(毎週月曜日深夜)までにその講義の振り返り課題を提出するについて
最高4点×13回=52点 (課題の提出)
関連する課題が出された場合は、それに取り組み、提出する(加点がされる)
3)応用課題の提出:関大LMSへ期限(課題が出された回の次の月曜日深夜)までに課題を提出するについて
最高点4点×3回=12点(課題の提出)
- 教科書
Textbooks
-
参考書
References 柴田望洋 新・明解C言語で学ぶアルゴリズムとデータ構造第2版 SB Creative 978-4815609788
講義の中で、その都度指示します
- フィードバックの方法
Feedback Method 講義の中で提出された課題について取り上げ、それを共有します。
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact オフィスアワー
授業の前後に対応します。
その他
関大LMSの「メッセージ」機能で連絡してください。
- 備考
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