- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 総情
- 時間割コード
Course Code - 70481
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 広告実践論
<M> - 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- 担任者名
Instructor - 伊藤 耕太/田中 幹/佐久間 英彰
- 曜限
Day/Period - 金5
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
【広告を題材に思考・想像・表現の力を鍛える】
本講義では、広告業界の最前線で活躍する3人のプロフェッショナルが講師として、広告、映画、アニメーション、SNS、J-POPなど、多岐にわたるメディアを題材にしながら、マーケティング戦略やクリエイティブの背景にある意図を深掘りしていきます。しかし、受講生に最も身につけていただきたいのは、単なる最新の技術や手法、またはマニュアルやWikipediaに頼った知識ではありません。
そうではなく、既存の知識や常識では解けない企業・社会の課題を、自らの頭と身体を使って解いてゆくときに必要な〈思考力〉〈想像力〉〈表現力〉です。常識を疑い、世の人の気持ちに想像力を働かせ、自分なりの仮説を書き、仲間の力を引き出し、広告という形で新しい価値を創りだす――そこに必要な力と醍醐味を、講師から学び取っていただきたいと思います。
【受動的ではなく、積極的に参加する実践的講義です】
受講生が自分の頭と身体を最大限使う講義にします。したがって通常の座学以外の、「正答」の用意されていないレポート作成やミニ演習を通じて「自分でやってみる」「手や足で考える」体験を重ねることを大事にします。
【この講義が向いている人】
- 課題解決に挑戦したい人:決められた方法論に従うだけでなく、自分の考えを使って新たな課題に取り組みたい人。
- クリエイティブな発想を磨きたい人:既存の枠にとらわれず、柔軟な思考で新しい価値を創造したい人。
- 常識に疑問を持ち、深く掘り下げて考えることに興味がある人:表面的な理解にとどまらず、物事の本質を追求し、問題の根源に触れたい人。
【この講義が合わない人】
- 受け身で学びたい人:自分から積極的に思考したり、行動したりすることに消極的な人
- すぐに正解を求める人:正しい答えがすぐに得られるような講義を期待する人
***
主体的に参加すれば、座して講義を聴いているだけでは決して得られないことが学べる時間にしたいと考えています。第一回目の講義でオリエンテーションを行いますので、自分に合うか合わないかを判断してください。学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy
(総合情報学部)
1.知識・技能
2.思考力・判断力・表現力等の能力
到達目標 / Course Objectives
【考えることを楽しむ体質に】
広告という仕事にまつわる基礎的な知識は身につけていただきますが、それ以上に、〈考えることを楽しむ〉という体質になれる、ということを目指します。
穴埋め問題に即答できる知識量よりも、むしろ自ら問題を立ててしまうような思考のクセをつけてゆきます。偶然テレビやネットで見た広告はもちろん、通学途中に聞こえてきた誰かの世間話、友人が家に忘れて行った少女マンガの意外な面白さ――広告という視座から、何気ない風景の中にも、他者や世の中について自分なりの発見ができるようになれば、毎日が楽しい学びです。授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)
・プレゼンテーション(スピーチ、模擬授業等含む)
・課題探究(プロジェクト学習、課題解決型学習、ケーススタディ等含む)
・教員が提供するPythonコードを用いたデータ可視化演習
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回 (伊藤・田中・佐久間)
…オリエンテーション
第2回・第6回・第11回・第14回 (伊藤)
…広告という仕事の変化と人間の創造性/広告や映画、J-POPからデータマーケティング、プログラミングまでを題材に「観察力」「洞察力」「妄想力」を身につける(適宜、学生発表あり)
第3回・第5回・第9回・第12回 (佐久間)
…広告の本質を見つける脳を鍛える(適宜、学生発表あり)
第4回・第7回・第10回・第13回 (田中)
…テレビCM・PV・ショートフィルム等、たくさん観てたくさん考える(適宜、学生発表あり)
第8回 (伊藤・佐久間)
…個人課題の中間プレゼン
第15回 (伊藤・佐久間)
…講義のまとめ
※各講師の担当回は変更になることがあります。授業時間外学習 / Expected work outside of class
個人課題としてレポートに取り組みます。文献を調べて書き写したりするものではなく、自分の頭で考えたり、身近な人に取材してみたりと、「考える」「発見する」「発想する」クセをつけるための柔軟体操としてのレポートです。楽しんで取り組んでください。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
個人レポート(45%):出席点(55%)基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
出席点を重視します。「思考のクセ」は3、4回軽く参加して身に付くというものではありません。毎週同じ時間に全力投球すること自体が、後々に意味をもってきます。
- 教科書
Textbooks
-
参考書
References
- フィードバックの方法
Feedback Method 講義中および関大LMSなどを使って行います。
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact 伊藤耕太 KOTA.ITO@hakuhodo.co.jp
田中幹 MOTO.TANAKA@hakuhodo.co.jp
佐久間英彰 HIDEAKI.SAKUMA@hakuhodo.co.jp
- 備考
Other Comments 本科目は3名の講師によるリレー講座にて実施されるが、その講師はいずれも民間企業・団体での実務経験を有する。本科目の目的は、専門分野での実務経験を有する講師より、様々な広告や映画、アニメーションなどの表現に触れながら、背景にあるマーケティングやクリエイティブの意図を掘り下げることである。詳細は授業概要・授業計画欄を参照のこと。