- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 総情
- 時間割コード
Course Code - 70414
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - デジタルアーカイブ論
<M><C> - 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- 担任者名
Instructor - 研谷 紀夫
- 曜限
Day/Period - 火4
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
<昨年の2024年度と担当者や内容が一部変更となっており、成績評価の方法も変更されます。また下記の内容についても、今後の受講生からのフィードバックやリクエストによって一部変更する場合がありますので、授業中の説明をよく聞いておいてください>
本講義では、映画・映像や美術、写真、広告、音楽、建築、服飾、文学などの表象文化の歴史とともに、戦争や震災、テロなどの歴史的な出来事に関する歴史を探るための各種資料を収蔵した博物館(M)、図書館(L)、文書館(A)の概要とそのデジタル化について学びます。授業では前半に各テーマごとの表象文化史をとらえるとともに、後半ではそれぞれのテーマと関連する資料を収蔵する博物館(M)、図書館(L)、文書館(A)とそのデジタル化の現状について学びます。
特に後半では文化資源をデジタル化したコンテンツ、Digital Cultural Heritage(日本でデジタルアーカイブと総称されるコンテンツ)の歴史やその仕組み、文化の普及における役割などについて学びます。このDigital Cultural Heritageの具体的な例としては、映画・映像や美術、写真、広告、音楽、建築、服飾、文学などの表象文化の歴史とともに、戦争や震災、テロなどの歴史的な出来事に関する資料をデジタル化して、インターネットで公開しているサイトや、各機関に展示されている情報端末などをあげることができます。
Digital Cultural Heritageについての学習においては、特にこれまで知識や情報を蓄積して公開してきた、図書館、博物館、文書館、大学などの機関や組織が、デジタルメディアやインターネットの普及についてどのように対応し、Digital Cultural Heritageなどの文化情報基盤を形成してきたかを学びます。そして、既存の文化資源保存組織だけではなく、個人やNPO、地域、企業やソーシャルメディア上の新しい共同体が、多様な知識情報や文化資源を集積し、公開しているかについても考察します。学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy
(総合情報学部)
1.知識・技能
2.思考力・判断力・表現力等の能力
到達目標 / Course Objectives
以下のことについて学習することを目標とします。
(1)デジタル化された文化資源を用いた表象文化史研究について理解する。
(2)様々な表象文化に関する歴史とそれらの資料を保存する文化資源保存継承の歴史を理解し、M(ミュージアム)L(図書館)A(文書館)の歴史をとらえる。
(3)文化資源のデジタル化の歴史を理解する。
(4)文化資源のデジタル化の動向の中でのMALUI(ミュージアム、アーカイブ、ライブラリー、大学、企業・機関)連携について理解する。
授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第01講:博物館(M)の発達とDigital Cultural Heritage(DCH)
第02講:図書館(L)の発達とDigital Cultural Heritage(DCH)
第03講:文書館(A)の発達とDigital Cultural Heritage(DCH)
第04講:映画の表象文化史と映画資料のMLA+DCH
第05講:音楽の表象文化史と音楽資料のMLA+DCH
第06講:服飾の表象文化史と服飾資料のMLA+DCH
第07講:広告の表象文化史と広告資料のMLA+DCH
第08講:ゲームの表象文化史とゲーム資料のMLA+DCH
第09講:スポーツの表象文化史とスポーツ資料のMLA+DCH(野球とサッカーを題材として)
第10講:建築の表象文化史と建築資料のMLA+DCH
第11講:戦争・テロの記録と戦史資料のMLA+DCH
第12講:震災資料のMLA+DCH
第13講:パフォーマンス資料のMLA+DCH
第14講:企業文化を伝える資料とMLA+DCH
第15講:連携とまとめ
順番が入れ替わることや内容が変更されることがあります。授業時間外学習 / Expected work outside of class
関連する課題を提示しますので、期限内に実施してください。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験(筆記試験)の成績と平常成績で総合評価する。
定期試験(70%)小テスト(30%)
定期試験の他に関大LMSでの小テストがあります。小テストは1回のみの入力で後から修正はできず、締め切り直前のトラブルなどによる未提出などへの考慮はないので締め切り半日前までには提出するなど余裕をもって対応するとよいでしょう。
基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
(1)歴史的な経緯や流れを理解しているか。
(2)講義の中で提示した、用語や概念を理解しているか。
目安となる総合点 秀:100-90点、優:89-80点、良:79-70点、可:69-60点、不合格:59点以下
- 教科書
Textbooks
授業の中で提示します。
-
参考書
References
授業の中で提示します。
- フィードバックの方法
Feedback Method 関大LMSなどを用いて行います。
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact 関大LMSのメッセージ機能を使用して連絡してください。
- 備考
Other Comments 本授業は「対面授業」となります。