- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 総情
- 時間割コード
Course Code - 70397
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - ヒューマンエージェントインタラクション
<M><C> - 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- 担任者名
Instructor - 米澤 朋子
- 曜限
Day/Period - 金2
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
ヒューマンエージェントインタラクションとは、擬人化された人工的な存在と人間とのやりとりやコミュニケーションを示す言葉である。 ペットロボットやPC画面内の案内エージェントなど、様々な擬人化システムと触れ合う世の中になりつつある。 本講義では、世の中のシステムの擬人化技術とインタフェース設計について知見を深め、 設計手法や必要技術の知見を深め、自らの問題意識に擬人化の手法を導入するチャンスを発見する能力を磨く。 グループワークや個人課題に取り組み、擬人化システムのアイディアを出すトレーニングを行う。 ※グループワークあります,個人ワークに変更できますが負荷を分担できないのでよく検討してください。
学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy
(総合情報学部)
1.知識・技能
2.思考力・判断力・表現力等の能力
到達目標 / Course Objectives
①知識・技能の観点
→1.擬人化とは何か、人間はなぜ擬人化を必要とするのかを理解する。
→2.擬人化したしくみに有用な情報技術や工学技術を学ぶ。
→3.擬人化を応用した様々な技法を学ぶ。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
→4.擬人化システムを新しく考える発想力を養う。
→5.グループワークとプレゼンによる擬人化技術の新規性表現力を養う。
③主体的な態度の観点
→6.グループワークや個人課題における問題発見姿勢を養う。
→7.他者の擬人化技法についての批判的視点を養う。授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)
・プレゼンテーション(スピーチ、模擬授業等含む)
・グループワークまたは個人ワークにはSlackなどを用いることにします。人数や状況に応じ、グループワークとプレゼンテーションに関しては行われない、または、ビデオ発表になることもあります。
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
下記の計画を通して,人とバーチャルエージェントの間のデザイン(HAI) ,人と実体型エージェント(ロボット等)の間のデザイン(HRI) ,人と人をつなぐ社会的ロボットやメディアシステムのデザイン(HHC)へと議論を進めます。
第01回 導入〜擬人化とは:心を感じる心 Agency and Experience
第02回 Human-Agent Interactionとは:擬人化のあり方
第03回 Agentとは:定義と学問
第04回 人間の擬人化性質:メディアイクエージョン,志向姿勢,アニマシー知覚
第05回 外観と機能のデザイン:適応ギャップと不気味の谷
第06回 心を読む・伝達する:符号化と複号とバイアス
第07回 よく知り関係性を作る:相互適応と適応干渉,ソーシャルバランス理論
第08回 対話とやりとり:ノンバーバルコミュニケーションと会話参与
第09回 心の設計: 感情モデルと行動指針
第10回 TOPICs 対話エージェントの歴史と事例
第11回 TOPICs 社会的ロボットの歴史と事例
第12回 仮想エージェントの限界を超える:存在性と物理性
第13回 ロボットの限界を超える:生きた存在感「生物感」の実装
第14回 グループ討議と発表準備
第15回 グループ討議の発表会
※第10回から第14回にかけて、授業の半分以上をグループ討議または個人課題ワークとします。個人ワークを選択した人は個人でグループ課題に取り組むこととなります。授業時間外学習 / Expected work outside of class
・グループまたは個人でのエージェントデザインの実習
・関連書籍の調査
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験(筆記試験)の成績と平常成績で総合評価する。
次のとおり、評価割合を変更します。
(元の評価方法は、その下に記述します)
<新評価割合 2023年度 以降>
LMSミニテスト・その他課題提出 30%、グループワーク 25%、定期試験 40%
+任意提出レポート(自由レポート,画期的な提言をするレポートを歓迎し、高く評価します。)+α得点となります基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
課題提出,個人またはグループ最終発表(リアルタイムプレゼンまたは発表ビデオ含む),期末試験は必須です。配慮が必要な人は総合情報学部事務で相談し申請してからご連絡ください.
- 教科書
Textbooks
負担が重くならないよう配慮し「参考書」としているものが多いですが,適宜指示があるかもしれません.
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参考書
References 山田誠二 『人とロボットの<間>をデザインする』 (東京電機大学出版局) 9784501543808
バイロン・リーブス (Byron Reeves)、クリフォード・ナス (Clifford Nass) 細馬宏通 翻訳 『人はなぜコンピューターを人間として扱うか―「メディアの等式」の心理学』 (翔泳社) 9784881358603 出版後増刷していない可能性があるため図書館などを調べること。授業で内容を紹介する。
岡田美智男、松本光太郎、麻生武、小嶋秀樹、浜田寿美男 『ロボットの悲しみ コミュニケーションをめぐる人とロボットの生態学』 (新曜社) 9784788514041
岡田美智男 『弱いロボット』 (医学書院) 9784260016735
ヒューマンエージェントインタラクションシンポジウム実行委員会 『ヒューマンエージェントインタラクションシンポジウム論文集』 http://hai-conference.net/symp2015/
西田豊明、 北村泰彦、木下哲男、間瀬健二 『エージェント工学』 (オーム社) 9784274132476
その他授業内で適宜指示
- フィードバックの方法
Feedback Method グループワーク に対する講評を予定しています。LMSミニテストをやる場合はミニテストのフィードバックを適宜行います.
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact 関大LMSのメッセージでお問い合わせください。
- 備考
Other Comments 授業関連のウェブページなどを適宜授業内で紹介します。
適宜連絡しますので、LMS教材やメッセージをこまめにチェックするようにしていてください。
授業形態は対面授業であってもLMSなどの教材を併用します。
LMSメッセージを逐次読むことは必須です。