- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 総情
- 時間割コード
Course Code - 70458
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 情報理論
<C> - 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 秋/2
- 担任者名
Instructor - 堀井 康史
- 曜限
Day/Period - 火1
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
4K、8Kをはじめとする放送映像の高品質化、5G携帯電話の登場による通信のリアルタイム化と大容量化が急速に進む現代社会において、これらを支える要素技術を知り、理解することは意義深いことである。情報通信では、送信者が送る情報を、如何に手短に表現し、受信者に効率よく伝えるかがポイントとなる。万一、情報が正しく伝わらなかったときは、受信者は受けた情報に間違いがあることにいち早く気づき、これを修正する必要がある。
本講義では、情報理論の基礎的な事項である情報の確率的な表現方法と、情報源の符号化、誤り検出・誤り訂正の手法を学び、現代の情報通信を支えている理論的な根拠を学習する。学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy
(総合情報学部)
1.知識・技能
2.思考力・判断力・表現力等の能力
到達目標 / Course Objectives
①情報理論を学ぶ上で必要な確率論について理解できる。
②情報源符号化の目的と方法を理解し、説明できる。
③通信路符号化の目的と方法を理解し、説明できる。授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
1 情報理論とは
2 確率論の基礎1
3 確率論の基礎2
4 情報源符号化(情報量とエントロピー)
5 情報源符号化(符号の木と瞬時符号)
6 情報源符号化(情報源符号化定理)
7 情報源符号化(ハフマン符号)
8 通信路符号化(通信路モデル)
9 通信路符号化(通信路容量)
10 通信路符号化(平均誤り率と通信路符号化定理)
11 符号理論(誤り検出・誤り訂正)
12 符号理論(ハミング符号)
13 符号理論(巡回符号)
14 符号の送受信
15 情報通信の現状と講義のまとめ授業時間外学習 / Expected work outside of class
授条件付確率を含む確率計算、および対数計算を使用するので、基礎的な事柄についてはあらかじめ予習をし、理解しておくこと。また、授業で使用する数式については、丁寧に導出し、理解が深まるように配慮する。ただし、授業後にもう一度見直す等、毎回1時間程度の復習が必要である。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験(筆記試験)の成績と平常成績で総合評価する。
定期試験(80%)授業出席(10%)、レポート(10%)を成績評価の目安とする。基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
情報理論の基礎となる技術(情報源符号化、通信路符号化)を習得し,活用できるレベルに達していることを定期試験により判定する。ただし、授業中、受講生の理解が不十分と思われる場合は、レポートを課すなどして理解の充実を図る。
- 教科書
Textbooks
ノート講義のため、教科書を指定しない。
-
参考書
References 宮川洋 『情報理論』 (コロナ社) 978-4-339-00102-0
三木成彦、吉川英機共 『情報理論』 (コロナ社) 978-4-339-01202-6
横尾英俊 『情報理論の基礎』 (共立出版) 978-4-320-12106-5
今井秀樹 『情報理論』 (昭晃堂) 978-4-274-21601-5
大石進一 『例にもとづく情報理論入門』 (講談社) 978-4-061-53803-0
- フィードバックの方法
Feedback Method レポート課題を課す場合、速やかにレポートを回収し、採点し、返却する。また、詳しく解説し、受講者の理解を図る。
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact 関大LMSのメッセージ機能を利用する。また、授業の前後にも対応する。
- 備考
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