秋/2

授業計画 / Course Content

第1回  イントロダクション、準備１：展開型ゲーム表現と戦略
第2回  準備２：戦略型ゲーム表現、混合戦略、期待効用仮説
第3回  静学ゲーム１：戦略型ゲームの解概念１  支配戦略均衡、合理化可能戦略
第4回  静学ゲーム２：戦略型ゲームの解概念２  ナッシュ均衡
第5回  静学ゲーム３：戦略型ゲームの解概念３  混合戦略ナッシュ均衡
第6回  静学ゲーム４：応用
第7回  動学ゲーム１：展開型ゲームの解概念　逐次合理性と部分ゲーム完全均衡
第8回  動学ゲーム２：応用
第9回  動学ゲーム３：繰り返しゲーム  トリガー戦略均衡
第10回  動学ゲーム４：繰り返しゲーム  フォーク定理
第11回  不完備情報ゲーム１：不完備情報ゲームの定式化
第12回  不完備情報ゲーム２：ベイジアン・ナッシュ均衡
第13回  不完備情報ゲーム３：オークション
第14回  不完備情報ゲーム４：不完備情報の動学ゲームと完全ベイジアン均衡
第15回  不完備情報ゲーム５：シグナリング・ゲーム

授業時間外学習 / Expected work outside of class

前提となる知識は、四則算（足し算、引き算、かけ算、割り算）、初歩的な微分と確率の知識（条件付き確率、期待値の計算など）です。それほど難しい内容ではありませんが、これらの知識に不安のある学生は、高校時代の教科書を読み返すといいでしょう。
この講義は、予習を前提にしませんが、復習に力を入れることを勧めます。講義終了後、次の講義までに最低１回は、講義ノートを読み返す習慣をつけましょう。読み返してよく分からないところがあれば、教員に質問して、疑問を残さないように努力しましょう。

方法 / Grading Policies

定期試験（筆記試験）の成績で評価する。
定期試験（１００％）
成績評価方法が変更になった場合は、インフォメーションシステム等で連絡します。

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

基本的な用語・解概念が理解できているかを問う問題と、それを応用した計算問題を解いてもらい、その理解度を測る。計算については、計算過程についても十分に評価する。定期試験の事前に、幾つかの練習問題を提示する予定でいる。

教科書は指定しない。

岡田章　　『ゲーム理論・入門　人間社会の理解のために』　　（有斐閣）　　978-4641220287
渡辺隆裕　　一歩ずつ学ぶゲーム理論  -数理で導く戦略的意思決定　　裳華房　　978-4785315931
ロバート・ギボンズ　　経済学のためのゲーム理論入門　　岩波書店　　978-4000614245
浅古泰史・図斎大・森谷文利　　活かすゲーム理論　　有斐閣　　978-4641200050
Steven  Tadelis　　Game  Theory:  An  Introduction　　Princeton  university  press　　978-0691129082