- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 総情
- 時間割コード
Course Code - 70606
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - プログラミング実習(C)
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/1
- 2
- 担任者名
Instructor - 中原 匡哉
- 曜限
Day/Period - 火3
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
実験・実習・製図(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
C言語は,パソコンのアプリケーションだけでなく,家電製品や自動車を制御するプログラムにも利用されているプログラミング言語である.本実習「プログラミング実習(C)」は,1年次に配当される「プログラミング入門」と「プログラミング基礎実習」の続編として2年次春学期に配当される「プログラミング言語(C)」に対応した実習科目である.特に,本実習は,「プログラミング言語(C)」の内容に沿った課題に対してC言語プログラムを実際に作成し,「プログラミング言語(C)」の講義内容の理解度を高める科目である.
実習の前半は,C言語で難しいと言われるポインタを中心とした実習を行い,その理解と定着を図る.実習の後半では,実際のプログラムに頻出するアルゴリズムを実装し,その理解を深めるとともに,行数がやや多いプログラムが作成できる能力を身につける. また,ハッシュ・テーブルや木構造(二分探索木,AVL木,B木)のような実用上有用なアルゴリズムについても,理解度に応じて紹介する.到達目標 / Course Objectives
①知識・技能の観点
-C言語の文法や探索およびソーティングなどの基本的なアルゴリズムなど「プログラミング言語(C)」の授業で学んだ内容を活用しながら,与えられた課題に対処できる.
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
- 与えられた課題を処理するためのアルゴリスムが組み立てられる.
- 考えたアルゴリズムをC言語で実装できる.
③主体的な態度の観点
- 実習を通じて,これまでの関連授業における自らの学習を振り返り,適切な改善点を挙げることができる.
- 挙げた改善点に基づいて,C言語プログラム作成スキルを継続的に向上させていくことができる.授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・当科目は実習科目であるため,①における「課題等へのフィードバック」に重点を置く.
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
教科書や「プログラミング言語(C)」の授業と同じトピック順序で実習を行う.
第1回 構造体と構造体の配列
第2回 ファイルの入出力と配列
第3回 ポインタ
第4回 関数とポインタ
第5回 メモリ管理
第6回 1〜5回までのまとめ
第7回 探索
第8回 整列 -- バブルソート等
第9回 整列 -- クイックソート等
第10回 リスト構造 -- 単方向,連結と追加
第11回 リスト構造 -- 単方向,削除と探索
第12回 7〜11回までのまとめ
第13回 リスト構造 -- 双方向,連結と追加
第14回 リスト構造 -- 双方向,削除と探索
第15回 まとめ授業時間外学習 / Expected work outside of class
本実習は,関連授業における知識に基づいて課題に対処していくため,これまでの関連授業の内容を十分に理解するよう予習しておくこと.
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
定期試験は行わず,課題の取り組み状況(30%)、課題による評価(70%)により総合評価する.基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
単位を取得するためには,授業開講数の2/3以上の出席をすること.遅刻・早退は減点する場合がある.課題については,C言語の習得状況とプログラムの完成度によって評価する.
- 教科書
Textbooks 田中成典(監修) C言語教科書 -- 「言語仕様」から「データ構造」「アルゴリズム」の実装まで 工学社,東京,2013 978-4-7775-1753-4
上記の教科書は,1年次秋学期配当の「プログラミング入門」と「プログラミング基礎実習」の教科書と同じであり,2年次春学期配当の「プログラミング言語(C)」でも使用する.
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参考書
References
特に定めないが,C言語に関する本は多数出版されている.本実習の後半は,データ構造とアルゴリズムに関する内容なので,C言語の本よりもデータ構造とアルゴリズムに関する本を参考にしたほうがよい.
- フィードバックの方法
Feedback Method 実習時に課題の達成状況および理解度などを確認するための質問をしながら,特に復習が必要な箇所等を適宜指摘していく.
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact 「関大LMS」メッセージ機能を利用してお問い合わせください.
- 備考
Other Comments 【重要】「プログラミング入門」および「プログラミング基礎実習」を受講済みであること.2年次春学期配当の「プログラミング言語(C)」を受講すること.