2024 年度の講義概要のデータベースを検索します。カリキュラムツリーへのリンク
学部・研究科
Faculty/Graduate School
総情
時間割コード
Course Code
70489
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
音声科学
<M><C>
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
担任者名
Instructor
米澤 朋子
曜限
Day/Period
水3
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

講義(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

本講義は、音声について以下の3つの問題を設定し、それに答える材料を提供する形で進める。 

(1)音と音楽と音声信号の物理的実体:
音声の正体である「音」というものの実体はどのようなものなのか。音楽はなぜ音楽に聞こえるのか。

(2)音響と音楽の情報: 
音楽の情報は人間の頭の中でどのように感じられるのか、また、コンピュータの中ではどのように扱うのか。
これまでどのように音声信号を保存したり収録してきているか。 

(3)音と音楽の情報処理の利活用:
どのように音声情報や音楽情報が利活用されているのか。

学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy

(総合情報学部)
1.知識・技能
  
2.思考力・判断力・表現力等の能力
  

到達目標 / Course Objectives

(1)実体の見えない「音」について、その性質の理解を深め、音をより身近なものに感じられるようになる。

(2)感覚だけではなく理屈で、音声・音楽を「科学」として捉える力が身につく。

(3)音声や音楽のコンピュータ内での情報の扱いに関する知識が身につく。

(4)今後の各自の研究活動への応用に興味を持ち、自分で考え、自発的に勉学に取り組む姿勢が身につくようになる。

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
場合によっては学生自身による音声編集などのワークも取り入れます。
自由参加型課題には特にやる気のある方は参加いただくことが可能です。

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

主に下記のトピックから,座学的な内容やデモンストレーション的なものまで広げていく予定です。

第01週  音とは・音響とは・音声とは・音楽とは 音楽の3要素と音程などの物理的感覚
第02週  音声生成,環境音や効果音発生,楽器音発生 楽音 と 音色
第03週  音の知覚(メル尺度??聴覚情報論) 知覚(音声感情も) 音色の知覚
第04週  音楽と感情<音楽理論と音楽認知・知覚> 音楽セラピー
第05週  音と感情
第06週  スタジオ音楽<録音技術><パニング・ノーマライズ>
第07週  スタジオ音楽<音の成分とエフェクト>
第08週  音声(声)の分析と特徴(フォルマント・音声合成と認識)
第09週  規格と機器 MIDI音楽
第10週  ロボット聴覚
第11週  騒音と雑音、残響音 建築と音響
第12週  音の利活用 ノイズキャンセリングとサウンドスケープ
第13週  音メディアの代替(音>視覚・触覚、聴覚障害者のためのシステム)
第14週  複合知覚と応用
第15週  まとめ

授業時間外学習 / Expected work outside of class

(1)  原則、対面の場合講義スライドは配布しませんが、ノートにとって欲しい個所は授業中に指示します。ノートをとる時間も設けます。したがって、授業中でノートをとった事柄をよく復習しておくこと。オンデマンドになった場合は授業資料配布はしますが別途ノートを取っておくこと。
(2)  適宜、フリーのソフトが紹介されたりした場合、各自で音声を実際に分析するなどトライしてみること。

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験(筆記試験)の成績と平常成績で総合評価する。
LMS等の小テスト点,出席,参加態度など(平常成績)60%
定期またはオンライン到達度確認試験40%(ただしCovid-19等の状況に応じて試験方式の変更やレポートへの変更の可能性あり)

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

・各回で取り上げた基本的な問題や概念について、正しく理解できているかを評価する。
・基本概念の応用の習得度を、簡単な応用問題を通して評価する。
・各回での課題の取り組みを考慮することで、勉学への取り組みに関する各自の自発性を評価する。

教科書
Textbooks

参考書
References

中村  健太郎  『図解雑学  ⾳のしくみ』  (ナツメ社)  978-4816339172
⽇本⾳響学会  編  『⾳のなんでも⼩事典』  (講談社  ブルーバックス)  978-4062571500
ジャクリーヌ・ヴェシエール  音声の科学〜音声学入門  白水社  978-4560-51008-7
竹内京子他  楽しい音声学  くろしお出版  978-4-87424-788-4

その他適宜授業内で紹介する

フィードバックの方法
Feedback Method

ミニテスト解答など

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

質問等は原則、関大LMSの「メッセージ」機能で連絡してください。

備考
Other Comments

(1)  担任者への問合せ方法
授業に関する問い合わせは、関大  LMSのメッセージ機能で連絡してください。TAがいる場合はTAも送り先に必ず入れてください。
担任から受講生への連絡にもLMSを用います。

(2)  授業実施形態
対面の場合でも、LMS教材や補助教材を用いたオンライン資料も提示する可能性があります。
関大LMSにてミニテストを実施しますので、期限に注意して実施してください。

関大  LMS  および授業資料を活用し、教材提示による授業を行います。
毎回、関大  LMS「資料」に授業スライドおよび補足資料等をアップロードします。教材をよく読んで、毎回の課題を回答し必ず期限内に提出してください。