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学部・研究科
Faculty/Graduate School
総情
時間割コード
Course Code
05094
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
日本語1b
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/1
担任者名
Instructor
廣田 恵美子
曜限
Day/Period
月3
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

講義(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

この授業は、「書くこと」に重点を置き、アカデミック・ライティングの基礎を身につけることを目的とする。授業では、留学生が間違えやすい表現や日本語の文体の特性(特に副詞・接続詞、文中・文末表現、呼応表現等)、レポート・論文の構成、レポート作成や論文執筆に必要となる文章表現の技術を学び、1000字程度のレポートを作成する。

到達目標 / Course Objectives

この授業の目標は以下のとおりである。
・問題を発見し、批判的に物事を捉えられるアカデミック・リテラシーを身に付ける。 
・アカデミック・ライティングのための実践的な文章表現技術を身に付ける。 
・自律的に文章を作成するための自己評価のスキルやストラテジーを身につける。

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

第1回  レポート・論文の書き方① 文体、句読点、記号
第2回  レポート・論文の書き方② 文の基本Ⅰ:文体と副詞・接続詞
第3回  レポート・論文の書き方③ 文の基本Ⅱ:文体と文中表現
第4回  レポート・論文の書き方④ 文の基本Ⅲ:文体と文末表現/呼応
第5回  レポート・論文の書き方⑤ 構成、説明文
第6回  レポート・論文の書き方⑥ 要約、引用文
第7回  レポート・論文の書き方⑦ 図、グラフに関する表現と比較
第8回  図書館ガイダンス
第9回  「一次資料」と「二次資料」の使い方
第10回  参考文献表の書き方
第11回  レポート・論文の書き方-実践編①  構成/レポートを書くための準備
第12回  レポート・論文の書き方-実践編②  序論の書き方
第13回  レポート・論文の書き方-実践編③  本論の書き方
第14回  レポート・論文の書き方-実践編④  結論の書き方
第15回  よりすぐれた表現を目指して(提出レポートのフィードバック)

授業時間外学習 / Expected work outside of class

・授業内容の復習を徹底し、日本語能力の向上に努めること。
・授業期間中に複数回課題を出すので、必ず提出すること。

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
課題レポート(20%)、授業内課題(40%)、授業への参加度(40%)

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

●授業内課題・課題レポートについて
・授業で取り上げた文章作成のポイント、表現を正しく、適切に使ってできているかを評価する。
・授業内外で作成した作成物の内容を評価する。
●授業への参加度について
・授業への出席回数を評価する。
・遅刻・早退は3回で欠席1回と見なす。
・正当な理由なく1/3以上欠席した場合、単位は認めない。
・他者と協調し、協働的に学習できているかを評価する。
・授業内での話し合い、ディスカッションに積極的に参加できているかを評価する。

教科書
Textbooks


特に指定しない。主要文献・参考資料は適宜指示する。

参考書
References

浜田麻里他  大学生と留学生のための論文ワークブック  くろしお出版  
二通信子他  留学生と日本人学生のためのレポート・論文表現ハンドブック  東京大学出版会  
石黒圭  この1冊できちんと書ける!  論文・レポートの基本  日本実業出版社  

その他の参考書籍・文献に関しては授業内で適宜紹介する。

フィードバックの方法
Feedback Method

授業内で直接、あるいはKU-LMS上にて適宜行う。

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

担当者に直接メール、あるいはKU-LMSを通じて連絡すること。

備考
Other Comments

・本科目は「国際共修(異文化間の協働学習を通じて相互理解と新たな価値観を創造する)」科目である。授業内外で日本人・その他留学生との共修機会を提供するので積極的に参加すること。
・授業を休む/休んだ場合は授業前後2日以内に連絡すること(電話・メール可)。