2025 年度の講義概要のデータベースを検索します。カリキュラムツリーへのリンク
学部・研究科
Faculty/Graduate School
総情
時間割コード
Course Code
70334
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
哲学
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
担任者名
Instructor
佐々木 崇
曜限
Day/Period
月5
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

講義(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

 哲学の歴史の中で、アメリカ独自の哲学思想として誕生したのがプラグマティズムです。現代では単に哲学にとどまらず、広い意味を持つようになったプラグマティズムは、もともとはパース、ジェイムズ、デューイといった人々によって展開された哲学思想です。
 本講ではこうした哲学思想としてのプラグマティズムを中心にして、その歴史的な展開を紹介します。そこで論じられた哲学的な問いについて、現代社会に生きる私たちが直面する様々な課題にもつながる形で、受講者のみなさんと一緒に考えていきたいと思います。つまり、この授業は、プラグマティズムの思想家を通じた哲学入門となります。
 受講者のみなさんは、授業での説明を理解するとともに、紹介する思想家の著作のどれかをぜひ自分で直接読んでみてください。授業の説明では言及しないことも含めて、自分の関心や興味に引きつけて考える材料がそこには豊かにあるはずです。この授業をきっかけとして、そうした自分で考える経験を味わってもらいたいと思います。

学位授与方針との関係 / Related Diploma Policy

(総合情報学部)
1.知識・技能
  
2.思考力・判断力・表現力等の能力
  

到達目標 / Course Objectives

1.プラグマティズムの哲学にかんする基本的知見を獲得すること。 
2.授業で言及した問いについて、批判的に思考し、自分で筋道立てて論じられる力をつけること。

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

*受講者の理解などに応じて、内容や進行が変わることがあります。
第1回〜3回 イントロダクション、「哲学とは何か」 
第4回〜第6回 アメリカの思想成立の背景
第7回〜12回 プラグマティズムの創始者たち
第13回〜第15回 プラグマティズムの継承者たち

授業時間外学習 / Expected work outside of class

授業内容の理解に努めるよう復習するとともに、理解が不十分な箇所に関しては各自書籍を読むなどして復習をすること。また、授業で出てきた問いについて、自分の頭でよく考えてみること。また、課題の提出などで関大LMSの機能を使用しますので、対応できるようにしてください。

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
平常成績(授業内での課題)(100%)

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

1.授業で紹介する哲学にかんする基本的知見を十分獲得できているかどうか。 
2.哲学的な問いについて、批判的に考え、筋道立てて議論できる力をつけられているかどうか。

教科書
Textbooks

参考書
References

クリストファー・フックウェイ(佐々木崇 他訳)  『プラグマティズムの格率:パースとプラグマティズム』  春秋社  4393323629
伊藤邦武    『プラグマティズム入門』  ちくま新書(1165)  4480068708
パース(伊藤邦武 訳)  『連続性の哲学』  岩波文庫(青688-1)  4003368819
パース(浅輪幸夫 訳)  『偶然・愛・論理』  三一書房  4380822036
パース(米盛裕二 他訳)  『パース著作集』(1〜3)  勁草書房  4326198915,  4326198923,  4326198931
パース、ジェイムズ、デューイ(上山春平 訳編集)  『パース、ジェイムズ、デューイ』(世界の名著 59)  中央公論社  4124006691
ジェイムズ(桝田啓三郎 訳)  『プラグマティズム』  岩波文庫(青640-1)  4003364015
ジェイムズ(伊藤邦武 訳)  『純粋経験の哲学』  岩波文庫(青640-6)  4003364066
デューイ(清水幾太郎  他訳)  『哲学の改造』  岩波文庫(青652-1)  4003365216
デューイ(松野安男 訳)  『民主主義と教育』(上・下)  岩波文庫(青652-3,  青652-4)  4003365232,  4003365240
伊藤邦武 編集  『社会の哲学』(哲学の歴史8)  中央公論社  412403525X

その他の参考文献は講義中に適宜指示します。加えて、指定したデジタルコンテンツなどを用いて授業前後に各自の学習を求めることがあります。その際に関大LMSを使用することがありますので、LMSを各自で確認できるようにしてください。授業ではグループワークで問題に取り組むことがあります。

フィードバックの方法
Feedback Method

関大LMSの機能を使用することがあります。LMSを各自で確認できるようにしてください。

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

授業の前後で行ってください。

備考
Other Comments

 一番大事なのは、みなさんが受け身でなく、自分の頭で考えようという態度で取り組むことです。授業内での質問については、その場で積極的に答えてください。加えて、指定したデジタルコンテンツなどを用いて授業前後に各自の学習を求めることがあります。なお、授業内容は進度などに応じて変更する可能性があります。