2025 年度の講義概要のデータベースを検索します。カリキュラムツリーへのリンク
学部・研究科
Faculty/Graduate School
環/化
時間割コード
Course Code
60179
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
基礎からの化学
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
K
担任者名
Instructor
中島 啓造
曜限
Day/Period
土1
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

講義(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

自然に存在する様々な物質の構造と性質を理解する基礎となる「物質に関する基礎化学」について,基礎的概観的な講義を行う.また,これらの基礎が実際の我々の生活の中でどのように活かされるかについても紹介し,自然環境と調和した現代社会の発展についての科学的考え方を述べる.

到達目標 / Course Objectives

DP1(知識・技能)
1.  物質を構成する基本粒子とその集合体がどのような性質を示するかについての基本的理解を深めること.
2.  これらの物質が,自然界でどのように働き,我々の生活のどのように関わっているかを知ること.

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

下記内容を受講生の理解度に応じて進行する 
1.  ガイダンス
1,2.  原子 原子モデルの変遷,  原子の構造,  同位体,  電子配置,  価電子,  周期表
3.  化学式 分子式,  電子式,  組成式,  構造式,  物質量,  化学反応式
4,5.  量子力学 ボーアの原子モデル,  古典力学と量子力学の相違点,  波動方程式,  軌道エネルギー
6,7.  イオン結合と共有結合 イオン化エネルギー,  電子親和力,  混成軌道
8,9.  固体化学 結晶構造,  固体中の電子の動き,  絶縁体,  金属
10.  光化学 電磁波と分子の相互作用,  吸収スペクトル,  蛍光とりん光
11,12.  化学反応 活性化エネルギー,  反応速度論,  一次反応,  二次反応,  アレニウス式,  可逆反応
13.  酸と塩基 ブレンステッド・ローリー,  アレニウス,  ルイス
14.  電気化学 イオン化傾向,  酸化還元反応,  起電力,  ネルンスト式 
15.  まとめ
上記内容を受講生の理解度に応じて進行する.  変更が生じた場合、授業内に周知する.

授業時間外学習 / Expected work outside of class

授業の前日までに授業資料を関大LMSに掲載するので,事前予習した上で講義に臨むこと.また適宜出題される復習課題にも取組むこと.

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
定期試験は行わず,  授業への参加度・受講態度(20%),  講義毎に出題する復習課題(80%)で評価する.

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

講義等で学習した内容の学修状況を基本とする.

教科書
Textbooks

中林安雄、荒地良典、幸塚広光、田村裕、春名匠、矢島辰雄  理工系のための現代基礎化学  物質の構成と反応  三共出版  978-4-7827-  0721-0

参考書
References

中嶋  悟  エネルギー・環境・生命・物質のための化学I    関西大学出版部  
中嶋  悟  エネルギー・環境・生命・物質のための化学II  関西大学出版部  
視覚でとらえるフォトサイエンス 化学図録  数研出版  978-4-410-27386-5

フィードバックの方法
Feedback Method

講義毎に出題する復習課題を次回授業までに提出した上で,担当教員が採点を行い,解答例などをフィードバックする.
必要に応じ,質問やわからないところがあれば,その都度メールなどで答える

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

関大LMSの「メッセージ」機能で連絡.
もしくは電子メールアドレスでメール.
nakaji-k@kansai-u.ac.jp

備考
Other Comments

毎授業の前日までに講義内容スライドを関大LMS「資料」に掲載する.

本講義では,  企業において研究開発から商品量産化までの実務経験を持つ教員が,  身近な化学現象を紹介することにより,  学生たちが学術的かつ実践的な観点から知識を習得することを目指す。