2025 年度の講義概要のデータベースを検索します。カリキュラムツリーへのリンク
学部・研究科
Faculty/Graduate School
時間割コード
Course Code
60176
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
基礎からの物理学2
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
K
担任者名
Instructor
蓑茂 工将
曜限
Day/Period
金5
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

講義(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

講義「物理を学ぶ(力学2)  K組」を同時に受講し、その内容を理解するために必要な基礎知識を習得することを、本講義の目的とする。
力学はあらゆる科学の基礎となる重要な学問であるので、力学1につづき、しっかりと学んでほしい。力学1では主に質点の運動を調べたが、これを基礎に力学2では、多くの質点がある場合と剛体の運動を学ぶ。

到達目標 / Course Objectives

①知識・技能の観点
・質点系の力学の法則および剛体の力学の法則と、内力、外力、重心座標、相対座標、運動量、角運動量、力のモーメント(トルク)、慣性モーメント、などの用語を理解できる。
・質点系の力学から剛体の力学の基本式がどのように導き出されるかを体系的に理解できる。
・各種運動を記述する運動方程式を作ることができる。
・運動方程式から、どんな運動が起こるか、どんな力が働いているか、を求めることができる。
②思考力・判断力・表現力の観点
・問題の状況を具体的に想像し、問題を解く上で必要な図やグラフを描き、数式としても表現できる。
・問題を解く過程を論理的に記述でき、他者に分かりやすく説明できる。
・計算の結果が妥当なものか、どこかおかしいか評価できる。
③主体的な態度の観点
・疑問点や分からないことを明確にし思考して、必要であれば教員や友人やその他の資源を活用して、それを解決できる。

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

第1回  質点系の力学の基礎
第2回  質点系にはたらく力と運動方程式 重心
第3回  2質点系の力学 運動方程式
第4回  2体問題の例
第5回  惑星の運動
第6回  多質点系の力学 運動方程式
第7回  3体問題の例
第8回  剛体の力学の基礎 剛体が従う運動方程式
第9回  剛体のつり合い 剛体に作用する力
第10回  固定軸まわりの運動 運動方程式
第11回  慣性モーメント計算のための積分
第12回  固定軸のまわりの慣性モーメント
第13回  剛体の平面運動
第14回  固定点のまわりの運動
第15回  まとめ

授業時間外学習 / Expected work outside of class

必ず予習復習をしてください。
授業内容で分からないことがあれば、そのままにせず、遠慮なく教員に質問してください。

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
小テスト(50%)、レポート(50%)

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

①知識・技能の観点
小テスト
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
レポート
③主体的な態度の観点
授業の振り返りとしてのレポート

教科書
Textbooks

関⻄大学システム理工学部物理・応用物理学科編  『力学(下)』  (学術図書出版)  

参考書
References

板野  智昭、関  眞佐子  『剛体の力学』  (学術図書出版)  

フィードバックの方法
Feedback Method

小テストの結果やレポートの内容について授業内でコメントします。

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

質問・連絡は、担当教員の部屋「学習支援室(第4学舍1号館1階)」まで来てください。
関大LMSのメッセージ機能を利用してもらっても構いません。

備考
Other Comments

・「インフォメーションシステム」「CEAS」「関大LMS」等のweb上で、この授業に関する教員からの連絡や資料・情報提供を行います。メールが届くように設定しておいてください。
・この科目は数学の微分積分および線形代数と関連が深いので、並行して勉強を進めてください。
・この科目は「物理を学ぶ(力学2)」の知識を前提とします。必ず復習をしてください。
・試験前だけや暗記だけに頼る勉強では、修得は難しいことを心得ておいてください。
・力学は、これから学んでいく学問の基礎となるものです。授業内容に関すること、その他学問に関する質問など歓迎します。一緒にがんばりましょう。