- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 環
- 時間割コード
Course Code - 64098
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 都市システム工学概論
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- 担任者名
Instructor - 石川 敏之/尾崎 平/兼清 泰明/滝沢 泰久/鶴田 浩章/飛田 哲男/井ノ口 弘昭
- 曜限
Day/Period - 月1
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
私たちの生活を支える都市システムは,道路・鉄道等のトンネルや橋梁,堤防や上下水道などの目に見えるハードウェアとしての社会基盤に加えて,それらを維持管理するシステムや通信,流通サービスなどのソフトウェアとしての社会基盤の両方が揃うことで初めて機能する.これらの社会基盤は,安全で便利で,そして豊かな社会生活を支えるために,密接に組み合わされた複雑なシステムと捉えることができる.都市システムの各構成要素のメカニズムや都市環境に与える影響を知るとともに,その設計,計画,運用,管理をはじめ,災害などのリスクへの対策や環境にやさしい暮らし方を実現する方策などに関する技術を俯瞰する.都市システム工学科において各分野に進む学生が,都市システムの要所を学び,以降の各科目の履修に繋げる指針を与える.
到達目標 / Course Objectives
①知識・技能の観点
社会基盤における各構成要素の重要性と役割について理解すること.
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
与えられた議題やテーマについて,問題の本質を理解し,関連する情報収集ができること.
③主体的な態度の観点
授業期間全体を通して,能動的な学修姿勢を維持できること.授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第 1週:石川「ガイダンス」:都市システム工学科の学術的な位置づけや成り立ち,教員の専門分野について述べるとともに,シラバスの説明を行う.
第 2週:尾崎「持続可能な社会(1)」気候変動と都市システムについて概説する.
第 3週:尾崎「持続可能な社会(2)」SDGsと都市システムの関わりについて概説する.
第 4週:飛田「都市と自然環境(1)」 都市空間と自然環境との調和を図るための工学技術について具体例を挙げて説明する.
第 5週:飛田「都市と自然災害(2)」 近年多発している豪雨、台風、地震等の自然災害について述べ、特に地震時の地盤災害について紹介する.
第 6週:鶴田「建設材料」 コンクリートを中心とした建設材料の現状と課題について概説する.
第 7週:鶴田「コンクリート構造物の維持管理」 コンクリート構造物の現状と維持管理の課題について概説する.
第 8週:石川「鋼橋(1)」 都市ネットワークに必要な鋼橋の特徴について概説する.
第 9週:石川「鋼橋(2)」 鋼橋を長持ちさせる技術について概説する.
第10週:井ノ口「都市交通(1)」さなざまな交通機関およびインフラ、移動サービスについて概説する.
第11週:井ノ口「都市交通(2)」交通安全・交通が与える環境影響などについて概説する.
第12週:滝沢「都市社会のパラダイムシフト」 現代都市社会が抱える問題をエネルギーとインフラにおいて概説する.
第13週:滝沢「次世代都市社会とICT」 上記問題解決のためのICTによる次世代都市社会を概説する.
第14週~第15週:兼清「都市におけるリスクについて」 都市システムに関するさまざまなリスクとその対処法について,実例を交えて概説する.授業時間外学習 / Expected work outside of class
必要に応じて図書館やWebを活用して、学習を進めること。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
平常成績(出席状況・小テスト・宿題など)(100%)とし、評価総点の60%以上を合格とする。出席率70%以上のものを成績評価対象とする。基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
到達目標に掲げた内容を習得できたかどうかで評価する.社会基盤における各構成要素の重要性と役割について理解したか,与えられた議題やテーマについて,問題の本質を理解し,関連する情報収集ができたかどうか,で評価する.
- 教科書
Textbooks
-
参考書
References
必要に応じて指示する。
- フィードバックの方法
Feedback Method
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact オフィスアワー:基本的には授業の前後に対応するが,詳細は各担当教員に確認し,関大LMSの「メッセージ」機能で連絡してください.
- 備考
Other Comments 学習・教育目標:◎(D)、○(A, B, E)
必要に応じて,関大LMSやインフォメーションシステム等を通じて資料を配布し,教科書は使用しない.