- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 環
- 時間割コード
Course Code - 64263
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - ユニットオペレーション演習2
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- 担任者名
Instructor - 長谷川 功/樋口 雄斗
- 曜限
Day/Period - 金3
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
演習(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
化学工学における単位操作は、エネルギーの移動、物質の移動を基礎としている。本講義では、実際に問題を解くことによりこれらに関する知識を深めること、および操作の設計法を身につけることを到達目標とし、演習問題を解くことを中心に講義を進める。毎回与えられる演習に対して、事前に予習しておくことが重要である。講義中には、演習問題の解答とそれに関連する基本原理及び手法を平易に解説する。
到達目標 / Course Objectives
知識・技能および思考力・判断力の能力の観点
次の①〜⑤を到達目標とする。
(反応工学)
① 反応器設計の基礎式(量論関係、物質収支式)、単一反応の反応速度解析、反応装置(回分反応器、管型反応器、連続槽型反応器)の設計を理解する。
(抽出)
② 三角座標による3成分系の液液平衡関係の表し方、抽出による組成変化等の計算方法、抽出プロセス(単抽出、回分式多回抽出、並流多段抽出、向流多段抽出)を理解する。
(吸収)
③ ガスの液体に対する溶解度、気液間の物質移動、二重境膜モデル、吸収塔高さの求め方を理解する。
(調湿)
④ 湿度線図の読み取り、熱と物質の同時移動現象とその収支を理解する。
(乾燥)
⑤ 非定常の熱と物質の同時移動現象のモデル化(定率乾燥と減率乾燥)、含水率と乾燥速度の関係を理解する。授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回 ガイダンス
第2回 反応工学①:反応速度
第3回 反応工学②:反応器設計の基礎式
第4回 反応工学③:反応装置の設計と操作
第5回 反応工学④:単一反応の反応速度解析
第6回 反応工学⑤:複雑な反応器設計(多段、リサイクル)
第7回 反応工学部分のまとめ
第8回 中間試験
第9回 分離操作①:抽出(溶解度曲線、単抽出)
第10回 分離操作②:抽出(並流多段、向流多段抽出)
第11回 分離操作③:ガス吸収(Henryの法則、二重境膜モデル)
第12回 分離操作④:ガス吸収(吸収装置の設計)
第13回 分離操作⑤:調湿・乾燥
第14回 分離操作部分のまとめ
第15回 到達度の確認授業時間外学習 / Expected work outside of class
演習問題を関大LMSからダウンロードして、事前に答案を作成して講義に臨むこと。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、到達度の確認(筆記による学力確認)と平常成績で総合評価する。
2回の試験(中間及び到達度確認試験)の成績(80%)と平常点(20%)で総合評価する。履修者数が多数になった場合には、成績評価方法を「定期試験(16週目)」に変更することがあります。
成績評価方法が変更になった場合は、インフォメーションシステム等で連絡します。基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
各回で取り上げた基本問題や概念についてきちんと理解できているかどうかを、①知識・技能②思考力・判断力の観点から評価する。
- 教科書
Textbooks
演習問題を関大LMSにアップロードする。
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参考書
References 疋田晴夫 『改訂新版 化学工学通論1』 (朝倉書店) 978-4-254-25006-0
橋本健治 『反応工学 改訂増補版』 (培風館) 978-4-563-04634-7
亀井三郎 編 『化学機械の理論と計算(第2版)』 (産業図書)
- フィードバックの方法
Feedback Method
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact 関大LMSのメッセージ機能で連絡してください。
- 備考
Other Comments この科目を受講するには、ユニットオペレーションⅠ、ユニットオペレーションII、ユニットオペレーション演習Ⅰ、反応工学、基礎分離工学を履修していることが望ましい。より細やかな指導をするため、複数のクラスに分けて演習を行う。