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学部・研究科
Faculty/Graduate School
時間割コード
Course Code
62298
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
材料力学3
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
担任者名
Instructor
齋藤 賢一
曜限
Day/Period
火1
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

講義(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

機械や構造物は十分な強度と剛性を有し、安定して機能することが要求される。このような強度・剛性・安定性を機械や構造物に保証し、さらに経済的にこれらを設計するための力学的な方法を理論と実験の両面から求める重要な工学部門の学問の一つが“材料力学”である。
 材料力学3では、構造物の構造解析や強度設計を行うための知識と能力を養う。材料力学1と2で学んだ内容に加えて、設計での材料選択や機構理解に必要な事項として、『柱の座屈、ひずみエネルギー、応力集中、弾性論の基礎』について講述し、構造部材に対する強度と変形についての基礎知識を習得する。また、講義で学習した理論を確認・適用する『演習』と『小テスト』を適宜実施し、講義内容の理解を一層深める。

到達目標 / Course Objectives

①知識・技能の観点
材料力学1と2で学習した内容に加えて,柱の座屈現象,ひずみエネルギー、応力集中の基礎事項の理解とそれらを用いた解法を使える、また、弾性論で用いられる基本的数式を認識し運用できる。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
材料力学でよく用いられる基本数式の理解と導出、および、それらの設計問題への応用が十分に習得されている。
③主体的な態度の観点
他の科目(特に実技系)において、本科目で学んだこととの関連を意識し、復習および自学習を進んでできる。

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

第1週  座屈(1):短柱と長柱、オイラーの座屈荷重(平衡法、偏心法)
第2週  座屈(2):端末条件、座屈曲線(種々の実験式)
第3週  座屈(3):(1)、(2)の強化演習
第4週  ひずみエネルギー(1):引張・曲げ・ねじりのひずみエネルギー
第5週  ひずみエネルギー(2):相反定理、カスチリアーノの定理
第6週  ひずみエネルギー(3):曲がりはり
第7週  ひずみエネルギー(4):(1)~(3)の強化演習
第8週  応力集中(1):応力集中係数、強度設計
第9週  応力集中(2):応力集中の緩和法
第10週  応力集中(3):(1)、(2)の強化演習
第11週  弾性論の基礎(1):応力の平衡方程式,ひずみ-変位関係,一般化フック則
第12週  弾性論の基礎(2):二次元の応力-ひずみ関係、平面応力・平面ひずみ状態
第13週  弾性論の基礎(3):各弾性定数間の関係
第14週  弾性論の基礎(4):(1)~(3)の強化演習
第15週  まとめ

授業時間外学習 / Expected work outside of class

教科書や配布されたプリント等の資料を事前に読み、予習しておくこと。
各回で学んだ講義内容を復習しておくこと。

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験(筆記試験)の成績と平常成績で総合評価する。
出席状況および講義で課した演習・レポート(約20%)と定期試験による講義内容の理解度(約80%)で評価する。

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

①知識・技能の観点
材料力学1と2で学習した内容に加えて,柱の座屈現象,ひずみエネルギー、応力集中の基礎事項の理解とそれらを用いた解法を使える、また、弾性論で用いられる基本的数式を認識し運用できる。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
材料力学でよく用いられる基本数式の理解と導出、および、それらの設計問題への応用が十分に習得されている。
③主体的な態度の観点
他の科目(特に実技系)において、本科目で学んだこととの関連を意識し、復習および自学習を進んでできる。

教科書
Textbooks

柳沢  猛  他  基礎材料力学  日新出版  ISBN:    978-4-8173-0132-1 

参考書
References

柳沢  猛 他  基礎材料力学演習  日新出版  ISBN:  4817301341
ティモシェンコ、鵜戸口  英善 他訳  材料力学  東京出版  ISBN:  4489011180
竹園  茂男  基礎材料力学  朝倉書店  ISBN:  4254230427
伊藤  勝悦  やさしく学べる材料力学  森北出版  ISBN:  4627661932
渥美  光 他  材料力学1  森北出版  ISBN:  4627611412
  清家  政一郎  材料力学  共立出版  
柴田俊忍  他  材料力学の基礎  培風館  ISBN:  4563034657
小山信次 他  はじめての材料力学  第2版  森北出版  ISBN:  4627663536
石田良平 他  材料力学  森北出版  ISBN:  978-4-627-64011-5
伊藤勝悦  基礎から学べる材料力学  森北出版  ISBN:  4627668414
野田  直剛 他    基礎弾性力学  日新出版  ISBN:  4817301465
石川博將  弾性と塑性の力学  養賢堂  ISBN:  4842599057

フィードバックの方法
Feedback Method

ミニッツペーパーや小テストの解答は、講義中に解説とともに行う。 

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

Instructor  Contact   saitou★kansai-u.ac.jpまで連絡して下さい。※「★」記号を「@」に置き換えてください。 

備考
Other Comments

講義中に課す課題については、解答を導く際に使用した式や図を記入し、必ず提出すること。