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学部・研究科
Faculty/Graduate School
時間割コード
Course Code
62285
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
制御工学2
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
2
担任者名
Instructor
白藤 翔平
曜限
Day/Period
水2
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

講義(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

2回生春学期に学んだ制御工学1において,制御工学の適用範囲が広く,重要な技術の一つであるということが理解できたはずである.しかし,制御工学は難しく,イメージが掴みにくいという印象が拭えない.そのような観点から本講義では,制御工学1での復習を行いながら,教科書の後半部のいくつかのトピックスに限定して講義する.網羅的な事例紹介に終わることはしない.

到達目標 / Course Objectives

・ラプラス変換,微分方程式,伝達関数,ブロック線図,周波数伝達関数について理解している.
・フィードフォワード,フィードバック制御,PID制御について理解している.
・安定判別法について理解している.
・古典制御と現代制御について理解している.
・制御器設計が可能であり、過渡応答や定常応答の改善策が立てられる。

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

1.ラプラス変換と微分方程式
2.複雑なブロック線図
3.ボード線図(1)
4.ボード線図(2)合成と分解
5.系の安定性(1)極とモード
6.系の安定性(2)安定判別法
7.制御系の設計(1)
8.制御系の設計(2)
9.根軌跡
10.現代制御理論(1)状態方程式
11.現代制御理論(2)フィードバック制御
12.現代制御理論(3)最適レギュレータ
13.現代制御理論(4)可制御性と可観測性
14.現代制御理論(5)状態方程式の解
15.全体のまとめおよび最終テスト

授業時間外学習 / Expected work outside of class

1.難易度の高い演習問題を行うので,制御工学1における知識が必要である。各自で復習すること。
2.授業資料、教科書、ノートを読み返し、授業内容の理解に努めるよう復習をすること。

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験を行わず、到達度の確認(筆記による学力確認)で評価する。
レポートや演習課題など(50%)、及び最後に行う確認試験(50%)により評価する。

履修者数が多数になった場合には、成績評価方法を「定期試験(16週目)」に変更することがあります。
成績評価方法が変更になった場合は、インフォメーションシステム等で連絡します。

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

確認試験について60%以上正解できるようになっており、応用問題にも対応できる能力を有すること。

教科書
Textbooks

倉田 純一  システム制御入門  数理工学社  4864810389

参考書
References

橋本  洋志、石井  千春、小林  裕之、大山  恭弘  共著  Scilabで学ぶシステム制御の基礎  オーム社  4274203883
システム制御情報学会編  PID制御  朝倉書店  4254209665
鈴木 隆、板宮 敬悦  共著  例題で学ぶ自動制御の基礎  森北出版  4627920717
佐藤和也,平元和彦,平田研二  はじめての制御工学  講談社  4061557912

高校の数学の習得が十分でない場合には、各自が高校で用いた教科書、もしくは上記参考書により十分な復習を求める。

フィードバックの方法
Feedback Method

演習問題や小テストなどについて解説または採点して返却する.

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

オフィスアワー:詳細については、講義時に指示します。

備考
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