- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - シ
- 時間割コード
Course Code - 62237
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 機械力学２
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 秋/2
- 1
- 担任者名
Instructor - 宇津野 秀夫
- 曜限
Day/Period - 金3
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義（対面型）
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
機械力学１で学習した１自由度系の運動方程式と自由振動を基礎に、本講では1自由度系の強制振動の解法を講義し、機械の設計課題となる力の伝達や振動絶縁を学習する。続いて2自由度系の運動方程式の立式、固有値と固有振動ベクトルの計算を講義し、2自由度系における自由振動と強制振動を学習する。運動方程式を導出するラグランジュの方法も学習する。
到達目標 / Course Objectives
①知識・技能の観点
1自由度系の減衰強制振動を複素解法で解くことができる。２自由度系の運動方程式を立式して自由振動と強制振動の問題を解くことができる。ラグランジュの方法を実践して運動方程式を導出できる。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
１自由度系では振動絶縁や除振の意味を正しく理解し、機械の設計に応用することができる。２自由度系では固有値、固有振動モードの概念を正しく理解し、動吸振器を設計することができる。
③主体的な態度の観点
身近な機械や工業製品の構成要素を、質量、ばね、減衰に置き換え、その機械の運動や機能を力学モデルで説明することができる。授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回 1自由度系の減衰強制振動(4) 複素解法
第2回 1自由度系の減衰強制振動(5) 過渡応答
第3回 1自由度系の減衰強制振動(6) 振動絶縁（伝達力）
第4回 1自由度系の減衰強制振動(7) 振動絶縁（除振，免震）
第5回 1自由度系の減衰強制振動(8) 半値幅法
第6回 多自由度系の振動
第7回 2自由度系の振動(1) ニュートンの運動方程式
第8回 2自由度系の振動(2) 運動方程式の行列とベクトルを用いた表記
第9回 2自由度系の振動(3) ラグランジュの運動方程式
第10回 2自由度系の振動(4) モード解析（固有振動数と固有モード）
第11回 2自由度系の振動(5) モード解析（モード座標を用いた運動方程式）
第12回 2自由度系の振動(6) 自由振動
第13回 2自由度系の振動(7) 強制振動
第14回 2自由度系の振動(8) 反共振型動吸振器
第15回 2自由度系の振動(9) 減衰を有する動吸振器授業時間外学習 / Expected work outside of class
小テストに向けての学習と小テスト後の復習，演習プリントで定着を図ること．
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験（筆記試験）の成績と平常成績で総合評価する。
筆記試験５０%、平常成績（小テスト等）５０％、をあわせて総合評価する｡基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
①知識・技能の観点
１自由度系の減衰強制振動を複素解法で解く（２０％）
２自由度系の運動方程式を立式できる（１０％）
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
１自由度系強制振動の振動絶縁と除振（２０％）
２自由度系の固有値、固有振動モード（１５％）
２自由度系の自由振動と強制振動の解法（１５％）
動吸振器の設計（１０％）
③主体的な態度の観点
機械の運動や機能を力学モデルで説明（１０％）
- 教科書
Textbooks 岩壺ほか 振動工学の基礎 森北出版 機械力学入門、機械力学１で使用した教科書
-
参考書
References 中川憲治、室津義定、岩壺卓三 『工業振動学』 （森北出版）
日本機械学会 『JSMEテキストシリーズ 振動学』 （日本機械学会）
- フィードバックの方法
Feedback Method 小テスト等の採点後に，受講生の弱点を補う追加説明を行います．
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact オフィスアワー
オフィスアワー：教員の指示に従ってください．なお，毎回の授業終了時にも受付を⾏いますので，各⾃申し出てください．
- 備考
Other Comments 機械力学１を修得していることが望ましい。