- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - シ
- 時間割コード
Course Code - 62081
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 関数解析学2
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 秋/2
- 担任者名
Instructor - 楠田 雅治
- 曜限
Day/Period - 水4
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
後期のこの科目では前期の関数解析1の内容の続きとしてバナッハ空間(完備なノルム空間)とその上の有界線型作用素の理論の基礎を講義する。バナッハ空間で最も重要なハーン・バナッハの定理と作用素に関する3大定理について詳しく講義する。
予備知識としては, 前期の関数解析学1の基本的な内容と1年次と2年次の必修科目であった線型代数, 微積分, 距離空間の基本的な内容を勉強していることが必要である。ルベーグ積分を勉強していることが望ましい。テキストは使用しない。到達目標 / Course Objectives
本講義の到達目標としては、バナッハ空間の基本定理が理解でき、バナッハ空間上の線型作用素の基本的な扱いが出来るようになることを目標とする。
授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1週:バナッハ空間の定義を復習して、ベールのカテゴリー定理を証明する。
第2週:開写像定理を証明する。
第3週:閉グラフ定理の意味とその証明を行う。
第4週:一様有界性定理の意味とその証明を行う。
第5週:ハーン・バナッハの定理の証明の準備をする。
第6週:ハーン・バナッハの定理の証明を説明する。
第7週:ハーン・バナッハの定理の応用を説明する。
第8週: ルベーグ空間を説明する。
第9週:共役空間の例を説明する。
第10週: 共役空間と弱収束と弱*収束を説明する。
第11週:弱位相と弱*位相を説明する。
第12週:コンパクト作用素の基本的性質を説明する。(1)
第13週: コンパクト作用素の基本的性質を説明する。(2)
第14週:コンパクト作用素の例を説明する。
第15週:到達度の確認授業時間外学習 / Expected work outside of class
専門用語の定義と意味等を復習して、よく理解し記憶しておくこと。
また宿題の問題は難しくないので、解く努力をすること。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、到達度の確認(筆記による学力確認)で評価する。
筆記試験(100%)で評価する。
成績評価方法が変更になった場合は、インフォメーションシステム等で連絡します。基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
関数解析の基本が理解できているかを基準にする。
- 教科書
Textbooks
-
参考書
References 竹之内 脩 『函数解析』 (朝倉書店)
H. ブレジス 『関数解析』 (産業図書)
竹之内 脩 『函数解析演習』 (朝倉書店)
泉 正己 『数理科学のための関数解析学』 サイエンス社
- フィードバックの方法
Feedback Method レポート課題を出した場合は、締め切り後、授業中に解説をする。
また問題演習の解答を授業中に行う。
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact オフィスアワー:授業中に指示する。また日時・場所は学生と適宜相談する。
その他:授業終了時に相談してください。
- 備考
Other Comments 「関数解析学1」を履修していることが必要である。