- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - シ
- 時間割コード
Course Code - 62353
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 基礎プログラミング
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 秋/2
- 1
- 担任者名
Instructor - 松島 恭治
- 曜限
Day/Period - 金5
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
はじめに
コンピュータは今や現代社会の基礎を成している.小は腕時計から大はジェット旅客機までコンピュータを内蔵しない機器はほとんど無い.そのため,どのような技術者にとっても,コンピュータのプログラムを理解・作成する能力が不可欠になりつつある.
内容
本講義では,コンピュータをプログラムするための基礎的な概念を学習し,実際のプログラム作成を通してプログラミング技術の習得を行う.そのため本講義では,携帯用機器からスーパーコンピュータまでカバーし,現在実用的に用いられている様々なプログラミング言語の元祖でもあるC言語を学習する.
目的
本講義の目的は,演習を通してC言語によるプログラミング技法を学び,「コンピュータをプログラムして問題を解決する能力」を習得することである.従って,C言語を用いて簡単なオリジナルのプログラムを作成できるようになることを目標とし,そのために必要な基本概念と手法を講義と演習を通して習得する.到達目標 / Course Objectives
(1) 変数・ループ・条件分岐・関数など基本的なプログラミングに必要な概念の理解
(2) 基本的なソースコードを作成する能力の習得
(3) 与えられたソースコードを読み,その意味を理解する能力の習得授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・OD教室のPCを用いて学生が課題プログラムを作成
・作成した課題プログラムのTAによる添削
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
本講義では,C言語の中でももっとも基本的な内容を中心に学習する.これらの内容はC言語に限らず全てのプログラミング言語に共通する概念である.なお,この科目では春学期に履修する「情報リテラシー実習」の内容を習得していることを前提として授業を進める.
1. コンピュータプログラミングの概念とプログラミング言語・コンパイラ
2. C言語プログラミングの基礎,変数の概念,コンソール出力
3. 変数,定数,演算子,コンソール入力
4. 条件分岐,複文と単文
5. 反復処理(forループ)
6. 反復処理(whileループ)
7. 高度な反復処理(多重ループ,無限ループなど)
8. 配列
9. 文字列
10. 2次元配列
11. 関数の概念と定義,引数とローカル変数
12. 関数の戻り値, voidキーワード,値渡しと参照渡し,配列引数
13. プロトタイプ宣言,ヘッダファイル,プリプロセッサ命令,キャスト
14. 構造体
15. 総括と到達度の確認授業時間外学習 / Expected work outside of class
授業時間の約半分は演習時間に充てられる.その際に複数の課題プログラムを完成しなければならない.演習時間内に完成できなかった課題プログラムは,授業時間外学習でカバーしなければならない.そのため,自宅学習で用いるツール類も授業で紹介する.なお,自宅学習を行うためにはインターネットに接続したWindowsパソコン環境が必要である.
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験(筆記試験)の成績と平常成績で総合評価する。
授業期間中に行う小テスト(40%),定期試験(30%),レポート・出席(30%)を組み合わせて,プログラムを理解する力,およびプログラムを作成する力を評価する.基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
優・秀:本講義の範囲内のC言語プログラムを書くだけでなく,それを読みこなす十分な力がある.
良:基本的なC言語プログラムを書く力がある.
可:プログラミングの基礎的な概念を理解している.
- 教科書
Textbooks
授業ではオンラインでプリントを配布するため,教科書は指定しない.
-
参考書
References 柴田望洋 新・明解C言語 入門編 ソフトバンククリエイティブ 教科書ではないが,教科書に準ずる参考書として扱う.
C言語については非常に多くの参考書が市販されており,それぞれに特色がある.各自で自分にあった参考書を選ぶことを推奨する.
- フィードバックの方法
Feedback Method
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact オフィスアワー
授業時間中の演習パートで質問を受け付けます.
LMS
コース内に設置した質問掲示板で質問を受け付けます.
メールアドレス
matsu[at]kansai-u.ac.jp
※[at]を「@」記号に置き換えてください.
- 備考
Other Comments ・2年次で履修する「応用プログラミング実習」と「プログラミングプロジェクト実習」をはじめ,3年次の「コンピュータグラフィックス」など多くの科目がこの科目の内容を習得していることを前提としている.
・「データサイエンス基礎PBL」の履修希望者が定員を超えて受講者を選考する場合,この科目の成績が選考基準の一つとなる.