- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - シ
- 時間割コード
Course Code - 62227
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 機械工学実験
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 秋/2
- 1
- 担任者名
Instructor - 白藤 翔平/齋藤 賢一/宇津野 秀夫/鈴木 昌人/伊藤 健/梅川 尚嗣/大友 涼子/林 楓昌
- 曜限
Day/Period - 火1/火2/火3
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
実験・実習・製図(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
いままでの機械工学の基礎知識を踏まえ、さらに専門的な機械工学の実験テーマや機械の制御に関する基礎実験を通して、実現象を測定、解析する。また、理論モデルに基づいて数値解析することにより、機械技術者として必要とされる知識と技能を、より確実に理解・修得することを目的とする。
機械工学で重要な材料力学、機械力学、熱力学、流体力学の諸現象について、各種の実験を行う。現象をより厳密・詳細に観察・理解するための測定原理や機器の使用技術を学ぶとともに、その現象が理論的にどう表現され、その結果がどう予測されるかを理解し、測定結果の処理・解析手法の習得、測定・解析結果の評価を行う。また、理論モデル化された力学現象を、計算機の中に再現し、複雑な問題をどのように計算によって求めるか、その手法を理解し習得する。これらの学習によって、講義科目で学んだ種々の現象の理論的な取り扱いと実現象との対応を具体的に理解し、ものづくりに対する工学的考察力をより深く身につけることを目指す。
機械制御実験では、DCモータの回転速度を一定に保つテーマを取り上げ、フィードバック制御についての概念を体得する。基本的な電気に関する実験から始め、受動素子によるフィルタ特性の解析、オペアンプを使った電子回路の作製・考察などを通して、周波数領域での系の特性表現について学ぶ。また、フィードバック制御においては、外乱による影響を受けず、目標値と制御量が一致するように動作する基本原理、調節要素のパラメータによる制御結果の変化などについて考察する。到達目標 / Course Objectives
①知識・技能の観点
・ 機械工学の実験手法の知識と使用技術を習得している
・ 機械工学で扱う力学現象の観測・測定手法を実践できる
・ 機械制御の実験を通して制御工学の基本原理を理解している
・ 物理現象のモデル化の方法とその理論的表現を理解している
・ 有限要素法などの計算解析手法を理解し、修得している
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・ 実験で得られたデータを、理論を基にして考察できる
・ 理論値と実験結果に誤差が生じる原因を、理論に基づいて考察できる
③主体的な態度の観点
・ 教員の指⽰やテキストを参考にして,実験を⾃ら進めることができる.
・ 実験やデータ整理を効率的に進めるための工夫ができる授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)
・課題探究(プロジェクト学習、課題解決型学習、ケーススタディ等含む)
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
1-6. (テーマ1)機械制御実験 (6週)
抵抗回路網を使ったオームの法則、キルヒホッフの法則などの確認からはじめ、RCフィルタ、RLCフィルタの周波数特性の測定と表現、オペアンプを用いた増幅器の製作と特性の測定(反転増幅器、加算器、コンパレータ、非反転増幅器、ボルテージフォロア)、オペアンプを用いたフィルタ回路の製作と特性の測定、DCモータの特性測定、フィードバック制御による速度制御(制御パラメータと制御結果についての考察)について6週にわたり実験する。機械制御実験のテーマでは、実験ノートを提出する。
7. (テーマ2)マイクロ加工の基礎
簡易無塵室を使った回折格子の作製を通して、MEMSや電子デバイス作製に必要なリソグラフィ加工技術を学ぶ。さらに、回折現象やレジストの感光現象など身近にある光を通してマイクロ・ナノメートルの大きさを実感し、理解する。
8-9. (テーマ3)はりの弾性変形のFEM解析(2週)
汎用の有限要素法(FEM)ソフトウェアを用いて、基本的な材料力学的問題を解析する。まずソフトウェアの使い方を理解し、骨組み構造、ソリッド構造の解析方法を習得する。実施済みのはり曲げの実験を参考にして、モデル化・計算実施・結果の可視化を順次行ない、理論モデルに基づいた現象の把握を行なう。
10. (テーマ4)はりの振動モード解析
アンバランスを有するDCモータを加振力とし、片持ちはりの固有振動数と固有振動モードを測定して理論値と比較することで、連続体の振動現象の理解を深める。振動は、歪みゲージとレーザー式変位計の双方で測定し、はりの応力と変位の関係も併せて理解する。
11. (テーマ5)熱伝導と熱伝達
伝熱で基本となる3つの熱移動形態の中から、ふく射を除く熱伝導と熱伝達に関する実験を行う。熱伝導と熱伝達の基本法則を理解し、熱伝導率 と熱伝達率を求め、両伝熱形態での伝熱量の評価手法を理解する。
12. (テーマ6)ポンプ特性試験および管摩擦係数に関する実験
渦巻きポンプを運転し、流量に対する揚程・動力・効率の関係(特性曲線)を求める。なめらかな円管内の層流および乱流に対する摩擦圧力損失を測定し、レイノルズ数に対する管摩擦係数の関係(ムーディー線図の一部)を作成する。管摩擦係数を理論値と比較することで、圧力損失の発生メカニズムを理解し、流体回路の設計に必要なムーディー線図・ポンプ特性曲線の使い方を理解する。
13. (テーマ7)トライボロジー基礎実験
重要な機械要素としての深溝玉軸受を用いて、転がり軸受の構造を確認するとともに、軸受の摩擦係数・摩耗特性に及ぼす荷重、グリース、異物混入などの影響を調べる。転がり摩擦、グリースの潤滑効果と使用方法、軸受の損傷と主な発生原因と対策、転がり軸受の選定方法と使用方法などについて理解を深める。
14. (テーマ8)多関節ロボットの位置決め制御
多関節型ロボットの構造等について実物を見ることで学習する。多関節型ロボットの制御方式のうち、ティーチングプレイバック方式、オフラインティーチング方式の概念を理解する。ティーチングボックス、コンピュータによりロボットの位置決め制御を行うことにより、ロボットコントローラ等の周辺装置について理解を深める。
なお、各テーマごとに60分以上のレポート作成時間を想定している。授業時間外学習 / Expected work outside of class
テキスト・実験時の説明に基づいて、実験結果を解析する。表やグラフを作成して、結果を説明およびその示す意味を考察する。記載要領に従いレポートを作成する。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
平常成績(出席・実験態度50%、レポートの内容・提出状況50%)で総合評価する。基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
原則として、全ての実験テーマに出席し、全てのレポートの提出を求める。
その上で、実験内容の理解度、レポートの充実度を基準として評価する。
- 教科書
Textbooks
実験のテキストとして、各テーマにガイダンス時か各授業時にプリントを配布する。
-
参考書
References
参考書については、各テーマに配布されたプリントに記載されている。
- フィードバックの方法
Feedback Method
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact
- 備考
Other Comments 1.無断欠席・遅刻は認めない。やむを得ぬ事情がある場合は担当者の指示を必ず受けること。
2.レポートは提出期限までに完成させて、必ず提出すること。
3.実験に際しては12名程度の班に分かれて順次実施するため実施順序は班によって異なる (詳細については第1回冒頭のガイダンス時に説明を行う)。
4.オフィスアワーについて:取り扱いの詳細については、授業時に指示する。
5.本科目ではオンデマンド配信授業としてレポート作成を課す。詳細は授業内もしくは LMS にて指示する。