- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 化
- 時間割コード
Course Code - 65200
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 量子化学
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- 3
- 担任者名
Instructor - 藤本 和士
- 曜限
Day/Period - 金1
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
電子のようなミクロな物質の運動法則を支配している物理法則は量子力学である。化学者は原子・分子の関わる現象へ量子力学を展開してきた。本講義では、量子力学が生まれた起源とその基礎を理解し、化学者の興味である原子・分子への応用(量子化学)を学ぶ。量子化学で重要な概念である分子軌道法の基礎を理解する。さらに、化学者にとって忘れてはならない化学結合の量子化学的取り扱いについても学ぶ。
到達目標 / Course Objectives
①知識・技能の観点
・古典物理学では説明ができない現象を理解する。
・「量子」とは何か理解する。
・波動性と粒子性について理解する。
・シュレーディンガー方程式の特徴を理解する。
・分子軌道法について理解する。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・シュレーディンガー方程式の化学現象への適用の仕方について説明が可能となる。
③主体的な態度の観点
・発展的な量子化学の内容を自ら学習できるようになる。授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回
・第1章 量子論の誕生
第2回
・第2章 波動方程式
第3回
・第2章 波動方程式
第4回
・第3章 箱の中の粒子
第5回
・第4章 振動と回転
第6回
・第5章 水素原子
第7回
・第6章 多電子原子
第8回
・中間テスト
・第6章 多電子原子
第9回
・第7章 結合力と分子軌道
第10回
・第7章 結合力と分子軌道
第11回
・第8章 軌道間相互作用
第12回
・第8章 軌道間相互作用
第13回
・第9章 分子軌道の組み立て
第14回
・第9章 分子軌道の組み立て
第15回
・第10章 混成軌道と分子構造
※毎回の授業で教科書10ページ程度ずつ進みます。進み具合により上記予定は変わる場合があります。授業時間外学習 / Expected work outside of class
板書ノートを見直す。宿題を行う。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験(筆記試験)の成績と平常成績で総合評価する。
==== 評価方法 ===
1. 平常点(30点)、中間テスト(30点)、最終テスト(40点)の計100点満点で成績を評価する。
2. 中間テストは第1回から第6回の内容から出題する。
3. 最終テストは第1回から第15回までの内容から出題する。
==============
成績評価方法が変更になった場合は、インフォメーションシステム等で連絡します。基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
講義内容に対する理解に向けた取り組みについて、上記の評価方法で平常点を評価する。また、理解度は中間テスト及び最終テストで評価する。
- 教科書
Textbooks 大野公一 物理化学入門シリーズ 量子化学 裳華房 978-4-7853-3419-2
-
参考書
References R.M.マーチン 物質の電子状態 上 丸善出版 978-4431102236
R.M.マーチン 物質の電子状態 下 丸善出版 978-4621065235
前園涼、市場友宏 動かして理解する 第一原理電子状態計算:DFTパッケージによるチュートリアル 森北出版 978-4627170315
類家正稔 詳解 量子化学の基礎 第2版 東京電機大学出版局 978-4501633004
- フィードバックの方法
Feedback Method 講義終了後または関大LMSにて質問に対応する。
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact 毎回の授業終了時等に受付を行いますので、各自申し出て下さい。
授業時間外は関大LMSで問い合わせて下さい。
- 備考
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