2025 年度の講義概要のデータベースを検索します。カリキュラムツリーへのリンク
学部・研究科
Faculty/Graduate School
時間割コード
Course Code
65322
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
バイオ機器分析
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
担任者名
Instructor
山中 一也
曜限
Day/Period
月2
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

講義(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

生命科学研究を支える分析技術は、この半世紀の間に劇的な発展を遂げてきた。特にDNAシーケンス技術や精密質量分析技術の発展は目覚ましい。これらの複雑な生体内分子を精密に捉える分析技術の革新を支えるのは、分離・精製、定性・定量技術の発展に他ならない。本講義では分離・精製、定性・定量技術の基礎と、それらを利用したDNA、酵素やタンパク質、医薬品として応用される生理活性分子を始めとした各種生体分子の分析技術について、その原理から実際の応用例まで幅広く学び理解することを目標とする。 

到達目標 / Course Objectives

①知識・技能の観点
生命科学分野の研究において汎用される各種分析装置の基本原理とその応用について理解できる。

②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
自ら積極的に講義内容に基づいた発展的・応用技術についても学習し、講義内容と関連付けて理解を深めることができる。

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

全15回の講義では、生命科学分野の研究において特に重要な分析技術について以下の4項目に分けて詳しく解説する。
1.分離・精製、定性・定量に関わる基本技術とその原理
  クロマトグラフィーによる分離
  電気泳動による分離
  紫外吸収分析と可視光吸収分析
  質量分析
  NMR
2.生体分子の合成
  DNA合成とペプチド合成
  PCRの基礎と応用
3.生体分子分析の実際
  タンパク質のアミノ酸配列の決定
  DNA配列の決定
4.生命科学に変革をもたらした新しい研究分野とそれを支える分析機器
  プロテオミクス
  ゲノミクス 

授業時間外学習 / Expected work outside of class

定期的に演習問題又はレポートを科す。 

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験(筆記試験)の成績と平常成績で総合評価する。
平常成績は出席及び講義中の小テストや演習問題により評価し、概ね総合成績の30%とする。 

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

①知識・技能の観点
生命工学分野の研究において汎用される各種分析装置の基本原理やその応用利用について理解できているかを筆記試験で評価する。

②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
毎回の復習に加え、主体的な学習の内容(レポート)も評価する。

教科書
Textbooks


各回で演習問題を含むプリントを配布する。

参考書
References

村尾澤夫、新隆志  ライフサイエンス系の機器分析  三共出版  9784782704882
相澤益男、山田秀徳  バイオ機器分析入門  講談社  9784061397965

フィードバックの方法
Feedback Method

<宿題・課題の解説>
翌週講義の冒頭で、宿題・課題の模範解答の例示及び解説を行う。

<質問への対応>
講義終了後または関大LMSにて質問に対応する。

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

質問はメールkazuyay@kansai-u.ac.jp及び各回講義終了時に受け付けます。
オフィスアワーについては第一回目の講義時に連絡します。

備考
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