- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 化
- 時間割コード
Course Code - 65320
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - タンパク質工学
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- 担任者名
Instructor - 老川 典夫
- 曜限
Day/Period - 木2
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
タンパク質は,その英訳Proteinの語源が“第一に重要なもの”という意味を持つことからわかるように,生体のさまざまな重要な役割を担う“最も重要な生体機能分子”であり,生体の種々の化学反応を触媒する酵素をはじめ,生命活動のあらゆる部分に関与している。本講義では,タンパク質の構造及び機能について理解を深めるとともに,産業上有用なタンパク質の創製やタンパク質の機能改変を理解する上で必要な分子遺伝学や遺伝子操作についても概説する。 さらにタンパク質工学による有用タンパク質の合成や本研究分野における最前線の研究にも触れ、生命科学コース、生物工学コースいずれのコースの受講生にも役に立つ内容をわかりやすく解説する。
到達目標 / Course Objectives
本講義では、タンパク質の構造及び機能について理解し、得られた知識に基づき産業上有用なタンパク質の創製やタンパク質の機能改変を理解する上で必要な分子遺伝学や遺伝子操作に関する情報を得ることができる。また、毎週課題レポートによって自らの学習を振り返り、自らの学習態度の改善点を挙げることができるようになることを目標とする。
授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1週:タンパク質工学 とは
第2週:アミノ酸とタンパク質の構造と性質(1)
第3週:アミノ酸とタンパク質の構造と性質(2)
第4週:タンパク質の抽出・精製と分析
第5週:タンパク質の構造決定
第6週:タンパク質の生合成と分解
第7週:タンパク質の構造形成と輸送
第8週:酵素としてのタンパク質
第9週:遺伝子工学(1)
第10週:遺伝子工学(2)
第11週:遺伝子発現とタンパク質精製(1)
第12週:タンパク質工学の実際:酵素としてのタンパク質(1)
第13週:タンパク質工学の実際:酵素としてのタンパク質(2)
第14週:タンパク質工学の実際:機能・構造タンパク質
第15週:講義内試験(筆記)の実施と講評授業時間外学習 / Expected work outside of class
教育効果を高めるため,課題レポートを毎週課す。課題レポートではその週の講義で学んだ内容について、設問形式で問と解を20問以上作成する。課題レポートの作成とこの課題レポートを活用し、授業時間外に反復学習し内容を記憶に定着する時間も合わせて1週あたり少なくとも1時間の学習(復習)時間が必要である。なお課題レポートの提出を不正に行った場合は不合格とする。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、到達度の確認(筆記による学力確認)と平常成績で総合評価する。
第1週から第14週までの14回の授業の欠席が理由の如何を問わず4回以内の受講者に対して講義内試験(筆記)(70%)、出席状況・宿題プリントの提出状況(30%)で評価する。成績評価方法が変更になった場合は、インフォメーションシステム等で連絡する。履修者数が多数になった場合には、成績評価方法を「定期試験(16週目)」に変更することがある。成績評価方法が変更になった場合は、インフォメーションシステム等で連絡する。基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
①講義中に話した内容を理解しているかどうかを試す問題を出題する(100%)。
②基本的な用語や知識が身についているかを評価する(100%)。
③今後、主体的に学習していく上で必要なタンパク質工学の基礎が身についているかどうかを評価の基準とする(100%)。
- 教科書
Textbooks 老川 典夫・大島 敏久・保川 清・三原 久明・宮原 郁子 エッセンシャル タンパク質工学 (KS生命科学専門書) 講談社 ISBN-10: 4061538993
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参考書
References D.VOET, J.G. VOET, C.W. PRATT 『ヴォート 基礎生化学 第5版』 東京化学同人 9784807909254
吉村 徹他 改訂 酵素 科学と工学 講談社 ISBN-10: 4061398377
- フィードバックの方法
Feedback Method 課題レポートの提出状況や実施状況について、講義内でコメントすることで受講生に対してフィードバックする。
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact 関大LMSのメッセージ機能を利用して下さい。
- 備考
Other Comments 講義に関する質問は、関大LMSのメッセージ機能を利用して下さい。