- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - シ
- 時間割コード
Course Code - 62440
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - データ構造とアルゴリズム
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 秋/2
- 1
- 担任者名
Instructor - 小尻 智子
- 曜限
Day/Period - 金4
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
計算機では,与えられたデータに対して処理を行うことで,様々な機能を実現する.計算機内でデータを表現する方法は多様に存在する.適切なデータの表現方法は,対象とするデータの性質によって異なる.一方,与えられたデータから目的の情報を見つけだしたり作りだしたりするための処理手順が,アルゴリズムである.同じ処理を実現する場合でも,データの表現方法に応じてアルゴリズムが異なる.
プログラムを作成する際,対象の性質や処理させたい内容によって,適切なデータの表現方法を選択する必要がある.データの表現方法を選択した時点で,そのデータを用いて可能な処理や,その効率が決まってくるからである.
本授業では,基本的なデータの表現方法とそのアルゴリズムについて学ぶ.各アルゴリズムの利点・欠点を理解することで,プログラム作成時に適切なデータの表現方法とそのアルゴリズムを選択するための能力を養う.到達目標 / Course Objectives
本講義の到達目標は,以下の①〜④である.
① アルゴリズム,問題解決方法等,計算機科学の基礎を理解すること.
② データの表現方法の抽象的意味を理解すること.
③ 簡単なアルゴリズムの概念をC言語で理解できること.
④ 与えられたデータに対して実際にアルゴリズムを用いて問題解決ができるようになること授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
1.アルゴリズムと計算量
2. 配列とリスト
3.スタックとキュー
4. 木構造
5. 探索(線形探索,2分探索,ハッシュ)
6. 探索(2分探索木)
7. ソート(挿入ソート,バブルソート,選択ソート)
8.中間試験
9. ソート(クイックソート,マージソート)
10.ソート(ヒープソート)
11. 文字列照合問題(Simple Search,KMP法)
12. 文字列照合問題(BM法)
13.グラフ
14. グラフの探索(横型探索)
15.グラフの探索(縦型探索)授業時間外学習 / Expected work outside of class
講義で十分に理解できなかった課題に関して、次の授業までに解けるように復習しておくこと。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験(筆記試験)の成績で評価する。
中間試験(50%) 期末試験(50%)
※ただし、今後の状況によって、成績評価方法が変更になることもある。基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
定期試験:講義内容に対する理解度をはかる問題を出す.データ構造とアルゴリズムを与え,適切な出力を出せるかどうかを評価する.
- 教科書
Textbooks
-
参考書
References 平田富夫 アルゴリズムとデータ構造 森北出版株式会社
森元逞 データ構造とアルゴリズム 共立出版
杉原厚吉 データ構造とアルゴリズム 共立出版
岩畑清 アルゴリズムとデータ構造 岩波書店
今後プログラムを作成する際に役に立つので,1冊購入しておくことを勧める. 様々な本が出ているので,ここで挙げたものにとらわれず,自分とあった本を探すとよい.
- フィードバックの方法
Feedback Method
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact
- 備考
Other Comments 状況等を鑑みてオンデマンド教材を使用して授業を実施する可能性があります.
LMSにおいてオンデマンド動画や教材資料を配信します.
オフィスアワー:メールにて問い合わせしてください.kojiri@kansai-u.ac.jp