- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 環
- 時間割コード
Course Code - 64013
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 建築不静定構造力学
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- 担任者名
Instructor - 松田 敏
- 曜限
Day/Period - 水2
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
建築構造物が種々の荷重を支えてその形を保ち、安全に自立することを確かめるためには、先ず、柱や梁などの構造部材にどのような力(断面力)が作用し、どのように変形するのかを知らなければならない。建築物の多くは複数の柱や梁で荷重を分担して支える不静定構造であり、それぞれの柱や梁が負担する力を求めるためには、力の釣合に加えて、力と変形の関係や、変形の連続性を考えることが必要になる。本講義ではこのような不静定構造、特にその基本をなす不静定梁、不静定ラーメンの応力や変形の解法について講述する。
到達目標 / Course Objectives
① 知識・技能の観点
・建築物の構造設計に際して必要となる不静定骨組の解析法の基本原理を理解する。
・基本的な不静定骨組(不静定梁、不静定ラーメン)の応力や変形を計算できる。
② 思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・問題に応じて適切に解法を選択することができる。授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回 静定と不静定: 不静定構造とは
第2回 静定と不静定: 不整定次数
第3回 梁の弾性変形(1): たわみの微分方程式
第4回 梁の弾性変形(2): モールの定理
第5回 梁の弾性変形(3): モールの定理の応用(簡単な不整定梁の解法)
第6回 梁の弾性変形(4): 例題と解説
第7回 梁の弾性変形(5): 演習
第8回 たわみ角法(1): たわみ角法の基本公式
第9回 たわみ角法(2): 節点方程式(節点移動が無い場合の解法)
第10回 たわみ角法(3): 変形の適合条件と層方程式(節点移動がある場合の解法)
第11回 たわみ角法(4): 例題と解説
第12回 たわみ角法(5): 演習
第13回 固定モーメント法: 解法の原理と図上算法
第14回 D値法: 解法の原理と図上算法
第15回 講義のまとめ、講評授業時間外学習 / Expected work outside of class
授業資料、ノートを読み返し、理解が不十分な箇所に関しては各自参考書を調べるなどして復習をすること。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、到達度の確認(筆記による学力確認)と平常成績で総合評価する。
筆記試験(60%)、小テスト+レポート(40%)
履修者数が多数になった場合には、成績評価方法を「定期試験(16週目)」に変更することがあります。
成績評価方法が変更になった場合は、インフォメーションシステム等で連絡します。基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
① 知識・技能の観点
② 思考力・判断力・表現力等の能力の観点
について、筆記試験、小テスト、レポートにより評価し,60点以上を合格とする。
- 教科書
Textbooks
適宜、講義資料を配布する。
-
参考書
References 竹脇出、新谷謙一郎 スタンダード建築構造力学 学芸出版社 978-4-7615-2841-6
- フィードバックの方法
Feedback Method 小テスト,レポートの講評など
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact 毎回の授業終了時等に受付を行う。
- 備考
Other Comments 静定構造の解法(建築構造力学基礎、建築静定構造力学の内容)に関して十分な知識を持っていることを前提とする。