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学部・研究科
Faculty/Graduate School
時間割コード
Course Code
64216
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
工業製図
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
担任者名
Instructor
森永 英二/木下 卓也/松岡 光昭
曜限
Day/Period
木1/木2
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

講義(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

 工業製図では、JIS製図規格に準拠した機械製図法を修めるのに特に重要と思われる項目について、平易に解説した後に実技を行う。線と円などの製図では、製図器具の使用法を説明するとともに、製図に用いる線の種類と線の太さの比率、用法を理解させる。投影法では第三角法によって物体の投影図を描き、正投影図の基準配置を理解させる。歯車については、歯車の種類、歯形各部の名称、歯車の図示法を説明する。寸法については、その表し方・記入法及び補助記号について説明し、寸法を合理的に正しく見やすく記入できるようにする。サイズ公差とはめあいでは、IT基本サイズ公差、はめあいの種類、はめあい方式とその表示法について説明する。表面性状については、輪郭曲線パラメーター、表面性状の図示法を説明する。ねじについては、ねじの種類・呼び方と略画法・表示記入法を理解させる。材料の表示法では、鉄鋼材料・非鉄金属材料記号の構成・配列などを理解させる。溶接記号では、溶接の定義、代表的な溶接法、溶接用語、溶接記号とその記入の仕方を理解させる。機械製図法は、化学プラントなどに関する製品を設計する場合に不可欠な知識である。平歯車、ガスバーナー、パッキン押えの手描きによる製図及びパッキン押えのCAD製図を通じて、JIS製図規格を十分理解させ、把握できるように指導する。

到達目標 / Course Objectives

 JIS(日本産業規格)製図規格の講義、平歯車、ガスバーナー、パッキン押えの手描き製図及びパッキン押えのCAD製図を通じて、第一角法と第三角法の違いを理解して機械製図法の基礎を修得し、正確に図面を描け、図面を読めることを目標とする。

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

第1回  ガイダンス、概論、図面の構成、製図器材、図面の描き方、ドラフターの使用法
第2回  図法幾何学と投影法、図形の表し方(前半)、<線と円などの製図>
第3回  図形の表し方(後半)、寸法記入法(前半)、<線と円などの製図>
第4回  寸法記入法(後半)、サイズ公差、<線と円などの製図>
第5回  歯車製図、表面性状の図示方法、材料表示法、図面の管理、<線と円などの製図>・<平歯車の製図>
第6回  <平歯車の製図>
第7回  ねじおよびねじ部品の製図、溶接記号、<平歯車の製図>・<ガスバーナーの製図>
第8回  <平歯車の製図>・<ガスバーナーの製図>
第9回  <ガスバーナーの製図>
第10回  <ガスバーナーの製図>
第11回  <ガスバーナーの製図>
第12回  <パッキン押えの製図>、機械製図法のまとめ、小テスト
第13回  CAD(2次元 Auto  CAD)の説明、CADコマンドの練習、練習問題の実施
第14回  練習問題の実施、<パッキン押えのCAD製図>
第15回  <パッキン押えのCAD製図>

授業時間外学習 / Expected work outside of class

平歯車やガスバーナーなどの各課題の製図は、講義によるJIS製図規格の基礎知識に基づいて行うので、常に講義の内容を復習し、製図に臨むことが重要である。

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
成績は、提出された図面と小テストで総合的に評価する。その際、出席状況も加味される。

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

図面は正確さ、美しさの観点から評価する。
欠席・遅刻すると、製図作業の進捗に大きな影響が出て不利になるので、注意が必要である。

教科書
Textbooks

大西 清  『JISにもとづく標準製図法』  (オーム社)  978-4-274-22416-4

その他、適宜資料を配布する。

参考書
References

日本規格協会編  『JISハンドブック 59 製図 2024』  (日本規格協会)  978-4542190825
藤本 元、御牧 拓郎、松村 恵理子、植松 育三、髙谷 芳明、山田 真作、鍋倉 正和  『図面のポイントがわかる 実践!機械製図』(第3版)  (森北出版)  978-4-627-66633-7
住野 和男、鈴木 剛志、大塚 ゆみ子  『やさしい機械図面の見方・描き方(改訂3版)』  (オーム社)    978-4-274-23251-0
大西 清  『JISにもとづく機械製作図集』(第8版)  (オーム社)  978-4-274-23087-5
米田 完、太田 祐介、青木 岳史  『これだけは知っておきたい!機械設計製図の基本』  (講談社)  978-4-06-156566-1
鈴木 孝子  『はじめて学ぶ  AutoCAD2025  作図・操作ガイド』  (ソーテック社)  978-4800713377
芳賀 百合  『はじめてのAutoCAD  2025/2024  作図と修正の操作がわかる本』  (ソシム)  978-4802614672

フィードバックの方法
Feedback Method

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

教員との連絡は関大LMSの「メッセージ」機能で受け付ける。その際、教員3名全員宛に送信すること。

備考
Other Comments

・授業計画は変更することがある。
・教科書に加えて、手描き製図作業用の器具の購入が必要になる(図学受講時に購入済の場合を除く)。詳細は初回講義時に案内する。
・この科目は、図学、化学プラント設計に関連している。
・製図室やOD教室内の機器は、理工系全学科が使用するので、丁寧に取り扱い、整理整頓に留意する。製図室やOD教室での飲食を禁止する。
・オンラインでの各種案内や配布資料にアクセスできない場合があるので、初回開始前日までのできるだけ早めに、履修登録操作を行っておくこと。