2025 年度の講義概要のデータベースを検索します。カリキュラムツリーへのリンク
学部・研究科
Faculty/Graduate School
時間割コード
Course Code
62323
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
生産システム工学
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
担任者名
Instructor
廣岡 大祐
曜限
Day/Period
月5
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

講義(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

生産とは、人間にとって役立つ価値あるものを作りだす行為である。ものづくりは通常、設計に始まり、様々な計画に基づいて、幾つかの段階を経て行われる。その各段階では、ものづくりの手続きが    管理される。生産システム工学は、このような生産の固有技術と管理技術を統合化、体系化した学問であり、現代の工場生産を理解する上で不可欠なものといえる。本講義では、生産システムの設計、生産の最適意思決定、生産の自動化、ならびに生産の管理情報処理の諸技術を、システム工学的観点から解説する。

到達目標 / Course Objectives

時代の変遷とともに絶え間なく進化してきた「生産の知」を学び、その運用ができる能力の養成を目標とする。

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

1.生産システムの概念と原理
 生産を取り巻く環境の変化を概観し、今世紀の生産システムを展望する。
 第1回 生産/製造とは何か、生産システムとは何か
2.生産システムの意思決定理論
 作るべき製品を策定する生産計画、それを製作する工程を設定する工程計画、生産のスケジュールを作成する日程計画、さらに計画と実績の差異を修正する生産統制について説明する。
 第2回 全般的生産計画(線形計画/資源所要量計画)
 第3回 全般的生産計画(ロット量解析)
 第4回 生産プロセス計画(工程設計/グループテクノロジー)
 第5回 生産プロセス計画(作業設計)
 第6回 生産プロセス計画(生産条件の最適化)
 第7回 生産スケジューリングと生産統制
3.多種少量生産の技術
 多種少量生産における生産性の低下やコストの増大を避ける種々の方法を説明する。
 第8回 多種少量生産の特徴と意味
 第9回 概念主体の多種少量生産への対策
 第10回 計画主体の多種少量生産への対策
 第11回 実施主体・統制主体の多種少量生産への対策
4.コンピュータ統合生産システム
 多種少量生産とその自動化を実現するコンピュータ統合生産システムを考察し、コンピュータ支援設計とコンピュータ支援製造の諸技術を解説する。
 第12回 自動化とコンピュータ統合生産システムCIM
 第13回 コンピュータ支援製造CAM
 第14回 コンピュータ支援設計CAD
 第15回 理解学力確認

授業時間外学習 / Expected work outside of class

授業資料、教科書、ノートを読み返し、理解が不十分な箇所に関しては各自参考書を調べるなどして復習をすること。
次回の授業範囲における専門用語の意味等を理解しておくように予習すること。 

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
成績評価方法が変更になった場合は、インフォメーションシステム等で連絡します。
学力確認(約75%)、課題(約25%)

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

・学力確認は、講義内容に対する理解度を評価する。 
・講義中に課題を実施し、各項目の基礎的な内容の理解度で評価する。

教科書
Textbooks


講義レジュメを事前に配布する。

参考書
References

岩田一明、中沢弘共著  『生産工学』  (コロナ社)  9784339040623
  熊坂浩、石田良男、佐藤光正、茶園利昭共著  『生産工学概論』  (コロナ社)  433904086X
人見勝人  『入門編生産システム工学』  (共立出版)  4320081498

フィードバックの方法
Feedback Method

講義レジュメに記載する。

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

講義レジュメに記載する。

備考
Other Comments

生産活動は技術の向上、経済の発展と不可分であるので、常日頃から新聞を読むことを心掛けたい。