- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 化
- 時間割コード
Course Code - 65148
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 基礎化学実験
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- 2
- 担任者名
Instructor - 平野 義明/柿木 佐知朗/奥野 陽太
- 曜限
Day/Period - 月3/月4/月5
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
実験・実習・製図（対面型）
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
化学は、物質の反応や変換を取り扱う学問であり、物質の組成や性質を分析することから始まる。基礎化学実験では、化学の基本的な考え方や手法、鋭い観察力を実際の実験を通して体得する。物質を構成する成分の定量実験（重量分析、容量分析、吸光光度法）と分離分析の基本である各種クロマトグラフィーを行うとともに、統計的な実験データの取り扱い方も習得する。将来研究を行うために必須である、分析化学的な視野から物事をとらえる基礎的な化学的素養を身につける。
到達目標 / Course Objectives
①知識・技能
・実験を安全に行う方法を習得する。
・重量分析の原理と手法を理解する。
・容量分析の原理と手法を理解する。
・滴定操作を理解する。
・クロマトグラフィーの原理と手法を理解する。
・吸光光度法による定量実験の原理と手法を理解する。
・コンピュータの化学分野での利用についてを理解する。
②思考力・判断力・表現力等の能力
・実験ノートとレポートの書き方を習得する。
③学ぶ姿勢
・事前に実験内容を予習して積極的に実験に参加することで、実験の結果を考察して議論する。授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
・学生同士の意見交換（グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む）
・課題探究（プロジェクト学習、課題解決型学習、ケーススタディ等含む）
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
I. 安全教育
1． 実験中の事故防止と対処
2． 薬品の取り扱い
3． 天秤、容量器具の扱い方（基礎操作）
II. 実験ノートの取り方・図表の書き方・レポートの書き方
III. 実験項目
1． 重量分析
1．1 電気分解における銅の定量
2． 容量分析
2．1 炭酸ナトリウムと炭酸水素ナトリウム混合物の同時定量
2．2 過マンガン酸カリウム標準溶液の調製と評定およびモール塩中の鉄の定量
2．3 チオ硫酸ナトリウム標準溶液の調製と評定および漂白剤中の有効塩素量の定量
3． クロマトグラフィー
3．1 濾紙分配クロマトグラフィーおよび薄層クロマトグラフィー
3．2 カラムクロマトグラフィー
3．3 イオン交換クロマトグラフィー
4． 吸光光度法
4．1 2,2'-ビピリジルによる鉄の定量
5. コンピュータ演習授業時間外学習 / Expected work outside of class
実験内容の予習、実験ノートの作成、実験後のレポートの作成
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
全ての講義と実験に出席し、全ての実験レポートと実験ノートの提出を成績評価の前提条件とする。
出席（５０％）、実験の予習状況・宿題や実験ノート・口頭試問（２０％）、レポート（３０％）を原則とする。基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
①知識・技能
実験ノートと口頭試問により評価する。
②思考力・判断力・表現力等の能力
口頭試問と実験レポートの内容により評価する。
③学ぶ姿勢
実験ノートに記載されている予習の内容、実験中の観察・記録、結果データの整理と考察、出席状況により評価する。
全ての講義と実験に出席し、全ての実験レポートと実験ノートを提出することを成績評価の前提条件とする。
- 教科書
Textbooks 関西大学 化学生命工学部 化学・物質工学科 編 『基礎化学実験』 (関西大学出版部)
『安全の手引き』（入学時に配布）
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参考書
References 庄野利之，脇田久伸 『入門機器分析化学』 （三共出版） 978-4782707388
小川彌弥 他 『化学のレポートと論文の書き方』 （化学同人） 978-4759808315
岩岡道夫 他 『理工系 基礎化学実験』 (共立出版) 978-4320044487
- フィードバックの方法
Feedback Method 実験中または実験終了後に担当者が質問等に対応する。
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact 担当者代表（柿木）: sachiro@kansai-u.ac.jp
詳細は、第一回目のガイダンス時に説明します。
- 備考
Other Comments 1. 実験場では実験着と保護メガネの着用を必須とする。
2. 廃液や廃棄物の処理は担当者の指示を遵守すること。
3. やむを得ず欠席したときは、証明書類を持参のうえ速やかに教務センターで所定の手続きを行い、担当者に申し出ること。