2025 年度の講義概要のデータベースを検索します。カリキュラムツリーへのリンク
学部・研究科
Faculty/Graduate School
時間割コード
Course Code
62157
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
解析力学演習
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
担任者名
Instructor
伊藤 博介
曜限
Day/Period
金3
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

演習(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

 解析力学は,力学の問題の有効な解法を与えるだけでなく,量子力学や統計力学の基礎となるものであり,解析力学の考え方を身につけておくことは重要である。
 本授業では,古典力学(ニュートン力学)の簡単な復習をしてから,座標と座標変換についての理解を深めたのちに,ラグランジュの運動方程式やハミルトンの運動方程式がどのようにして導き出されるかを学び,これを具体的な問題に適用する。また,量子力学・統計力学への橋渡しという観点から,正準変換と位相空間について理解した後に,解析力学と電磁気学,統計力学,量子力学とのかかわりについて学ぶ。
 なお,本授業は「解析力学」の講義と並行して行うものである。

到達目標 / Course Objectives

 本授業の到達目標は,具体的な問題の演習を通して「解析力学」で学ぶ内容の理解を確かなものとするとともに,数学的解法の基礎を習得することである。

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

第1回  数学的準備と古典力学の復習
第2回  座標変換と座標の回転
第3回  極座標と加速度系
第4回  ラグランジュの運動方程式1
第5回  ラグランジュの運動方程式2
第6回  ラグランジュの運動方程式3
第7回  ハミルトンの運動方程式1
第8回  ハミルトンの運動方程式2
第9回  ラグランジュ形式とハミルトン形式の復習
第10回  正準変換1
第11回  正準変換2
第12回  正準変換3
第13回  電磁界中のラグランジアンとハミルトニアン
第14回  前期量子論
第15回  まとめ

授業時間外学習 / Expected work outside of class

(1)教科書・ノートを何度も読み,授業内容の理解に努めること。 
(2)演習問題を必ず解いてみること。
(3)分からない所は積極的に質問すること。

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
 演習課題(20%),平常点(演習への取り組み)(10%),小テスト(70%)。

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

 演習科目であるので,毎回出席し,全ての演習問題に解答することが必須条件である。5回以上欠席した場合は不合格とする。

教科書
Textbooks

久保謙一  「解析力学」  (裳華房フィジックスライブラリー)  978-4785322052

参考書
References

前野昌弘  「よくわかる解析力学」  (東京図書)  978-4489021626
ランダウ,リフシッツ  「力学(増訂第3版)」  (東京図書)  978-4489011603
宮下精二  「解析力学」  (裳華房テキストシリーズ-物理学)  978-4785320904

フィードバックの方法
Feedback Method

演習問題について,必要であれば次回の授業内で解説を行います。

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

オフィスアワー
 授業終了時あるいはメールにて随時受付を行う。
メールアドレス
 hitoh★kansai-u.ac.jp ※記号「★」を「@」に置き換えてください。
その他
 関大LMSの「メッセージ」機能で連絡してください。

備考
Other Comments

(1)力学1・2の修得を前提とする。
(2)解析力学の履修を前提とする。
(3)微分・積分,ベクトル解析,線形代数等の基礎知識を前提とする。