- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 化
- 時間割コード
Course Code - 65132
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 有機化学2
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 秋/4
- 2
- 担任者名
Instructor - 坂口 聡
- 曜限
Day/Period - 火2/金3
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
「有機化学1」に続いて、化合物の「構造」と「反応」の両面から体系化された有機化学を基礎から解説する。有機化学において最も大切なことは、構造を真に理解することであろう。その構造から化合物の性質(物性や反応性)を論じ、さらには予想できるようになれば、有機化学の基礎力が身についたといえよう。有機化合物は多種多様であるため、それらの物性や反応性を理解するにはかなりの時間を要する。ひとつひとつの事柄を確実に習得することを積み重ねることが大切である。本講では特に、最も基本的な反応の一つであるベンゼンの反応や多様な反応性を示すカルボニル化合物の反応、ラジカルの反応について学ぶ。また随時演習を行い、自分で答えを書いて解答することを繰り返すことで、有機化学を深く理解するように努める。先ずは、鉛筆を手にして教科書を読み、問題を解く習慣を身につけて欲しい。
到達目標 / Course Objectives
知識・技能の観点から以下の事項を修得することを到達目標とする。
①ベンゼンおよび置換ベンゼンの反応。
②カルボン酸とカルボン酸誘導体の反応。
③アルデヒドとケトンの反応・カルボン酸誘導体のその他の反応・α、β-不飽和カルボニル化合物の反応。
④カルボニル化合物のα炭素の反応。
⑤ラジカル・アルカンの反応。
⑥オゾンのアルケンへの付加反応(オゾン分解)。授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回 ベンゼンおよび置換ベンゼンの反応(教科書・下巻・第19章)
第2回 ベンゼンおよび置換ベンゼンの反応(教科書・下巻・第19章)
第3回 ベンゼンおよび置換ベンゼンの反応(教科書・下巻・第19章)
第4回 ベンゼンおよび置換ベンゼンの反応(教科書・下巻・第19章)
第5回 ベンゼンおよび置換ベンゼンの反応(教科書・下巻・第19章)
第6回 ベンゼンおよび置換ベンゼンの反応(教科書・下巻・第19章)
第7回 ベンゼンおよび置換ベンゼンの反応(教科書・下巻・第19章)
第8回 カルボン酸とカルボン酸誘導体の反応(教科書・下巻・第16章)
第9回 カルボン酸とカルボン酸誘導体の反応(教科書・下巻・第16章)
第10回 カルボン酸とカルボン酸誘導体の反応(教科書・下巻・第16章)
第11回 カルボン酸とカルボン酸誘導体の反応(教科書・下巻・第16章)
第12回 カルボン酸とカルボン酸誘導体の反応(教科書・下巻・第16章)
第13回 カルボン酸とカルボン酸誘導体の反応(教科書・下巻・第16章)
第14回 アルデヒドとケトンの反応・カルボン酸誘導体のその他の反応・α、β-不飽和カルボニル化合物の反応(教科書・下巻・第17章)
第15回 アルデヒドとケトンの反応・カルボン酸誘導体のその他の反応・α、β-不飽和カルボニル化合物の反応(教科書・下巻・第17章)
第16回 アルデヒドとケトンの反応・カルボン酸誘導体のその他の反応・α、β-不飽和カルボニル化合物の反応(教科書・下巻・第17章)
第17回 アルデヒドとケトンの反応・カルボン酸誘導体のその他の反応・α、β-不飽和カルボニル化合物の反応(教科書・下巻・第17章)
第18回 アルデヒドとケトンの反応・カルボン酸誘導体のその他の反応・α、β-不飽和カルボニル化合物の反応(教科書・下巻・第17章)
第19回 アルデヒドとケトンの反応・カルボン酸誘導体のその他の反応・α、β-不飽和カルボニル化合物の反応(教科書・下巻・第17章)
第20回 カルボニル化合物のα炭素の反応(教科書・下巻・第18章)
第21回 カルボニル化合物のα炭素の反応(教科書・下巻・第18章)
第22回 カルボニル化合物のα炭素の反応(教科書・下巻・第18章)
第23回 カルボニル化合物のα炭素の反応(教科書・下巻・第18章)
第24回 カルボニル化合物のα炭素の反応(教科書・下巻・第18章)
第25回 カルボニル化合物のα炭素の反応(教科書・下巻・第18章)
第26回 ラジカル・アルカンの反応(教科書・上巻・第13章)
第27回 ラジカル・アルカンの反応(教科書・上巻・第13章)
第28回 ラジカル・アルカンの反応(教科書・上巻・第13章)
第29回 ラジカル・アルカンの反応(教科書・上巻・第13章)
第30回 オゾンのアルケンへの付加:オゾン分解(教科書・上巻・第6章)授業時間外学習 / Expected work outside of class
教科書、ノートを読み返し、理解が不十分な箇所に関しては各自参考書を調べるなどして復習をすること。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験(筆記試験)の成績と平常成績で総合評価する。
講義時間を利用した計5回の演習試験(各10%)、定期試験(筆記試験)(50%)。なお、演習試験で基準に達しない場合は再演習試験の受験を義務付ける。基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
知識・技能を修得しているか演習試験を含む定期試験で確認し、総点60点以上を合格とする。
- 教科書
Textbooks Paula Y. Bruice 『ブルース有機化学 第7版(上)』 (化学同人)
Paula Y. Bruice 『ブルース有機化学 第7版(下)』 (化学同人)
-
参考書
References Paula Y. Bruice 『ブルース有機化学問題の解き方 第7版(英語版)』 (化学同人)
John McMurry 『マクマリー有機化学 第7版(上)』 (東京化学同人)
John McMurry 『マクマリー有機化学 第7版(中)』 (東京化学同人)
John McMurry 『マクマリー有機化学 第7版(下)』 (東京化学同人)
John McMurry 『マクマリー有機化学問題の解き方 英語版』 (東京化学同人)
伊東他訳 『アリンジャー有機化学(中)』 (東京化学同人)
Robert T. Morrison、 Robert N. Boyd 『モリソン・ボイド有機化学 第6版(上)』 (東京化学同人)
Robert T. Morrison、 Robert N. Boyd 『モリソン・ボイド有機化学 第6版(中)』 (東京化学同人)
Robert T. Morrison、 Robert N. Boyd 『モリソン・ボイド有機化学 第6版(下)』 (東京化学同人)
K.Peter C. Vollhardt、 Neil E. Schore 『ボルハルト・ショアー現代有機化学 第4版(上)』 (化学同人)
K.Peter C. Vollhardt、 Neil E. Schore 『ボルハルト・ショアー現代有機化学 第4版(下)』 (化学同人)
Jr.,Maitland Jones 『ジョーンズ有機化学 第3版(上)』 (東京化学同人)
Jr.,Maitland Jones 『ジョーンズ有機化学 第3版(下)』 (東京化学同人)
Jonathan Clayden、Stuart Warren、Nick Greeves、 Peter Wothers 『ウォーレン有機化学(上)』 (東京化学同人)
Jonathan Clayden、Stuart Warren、Nick Greeves、 Peter Wothers 『ウォーレン有機化学(上)』 (東京化学同人)
T.W.Graham Solomons 、Craig B.Fryhle 『ソロモンの新有機化学 (上)』 (廣川書店)
T.W.Graham Solomons 、Craig B.Fryhle 『ソロモンの新有機化学 (下)』 (廣川書店)
Jerry March 『マーチ有機化学(上)』 (丸善)
Jerry March 『マーチ有機化学(下)』 (丸善)
- フィードバックの方法
Feedback Method 随時実施される小テストについて、採点後返却する。
また、基準点に満たない場合に実施される小テストの再テストについても、採点後返却する。
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact オフィスアワーの取り扱いについて:
授業の前後に対応する。
e-mail(satoshi@kansai-u.ac.jp)あるいはLMSを通じて連絡する。
- 備考
Other Comments 1有機化学は暗記に頼る断片的知識の習得では学べない。系統的・論理的理解法を強く意識して学習すること。2多くの新しい概念を習得しなければならないので、予習、講義と演習の徹底理解、および復習が不可欠である。3講義内容の理解を深めるためには、自主的な演習(章末問題など)が必要である。