- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 化
- 時間割コード
Course Code - 65128
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 有機化学１（演習含）
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/4
- 2
- 担任者名
Instructor - 大洞 康嗣
- 曜限
Day/Period - 火2/金3
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
演習（対面型）
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
「基礎化学３」で学習した有機化学を基礎として、本講では有機化合物の性質や反応について詳しく学ぶ。具体的には、１）有機化合物の三次元的構造に起因する立体異性、２）有機化合物における電子の非局在化、ならびに３）ハロゲン化アルキル、アルコール等の有機化合物の反応性に関して系統的に学習する。本講のもう一つの特徴は演習にある、演習問題を自ら解答することによって基礎的な理論や手法を理解させることにある。学習時間の３分の２は演習問題の解答に費やしてほしい。多くの演習問題にチャレンジし、実際に自分で答えを書いてみることが重要である。また、立体化学の深い理解のために分子模型を用いた自己学習を強く推奨する。
到達目標 / Course Objectives
①知識・技能の観点
・演習テストをおこない、講義内での知識・技能を確認できる。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
以下の事項の習得を確認する
a)立体化学について。
b)非局在化電子と安定性、反応性について。
c)ハロゲン化アルキルの置換反応について。
d)ハロゲン化アルキルの脱離反応・置換反応と脱離反応の競争について。
e)アルコール、アミン、エーテル、エポキシドおよびチオールの反応について。
③主体的な態度の観点
・自らの学習を振り返り、適切な改善点を挙げることができる。授業手法 / Teaching Methods
・学生による学習のふりかえり
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
１ 異性体：原子の空間配置 （教科書・上巻・第４章）
２ 異性体：原子の空間配置 （教科書・上巻・第４章）
３ 異性体：原子の空間配置 （教科書・上巻・第４章）
４ 異性体：原子の空間配置、アルケンの反応・付加反応の立体化学 （教科書・上巻・第４章、第６章）
５ 異性体：原子の空間配置、アルケンの反応・付加反応の立体化学 （教科書・上巻・第４章、第６章）
６ 異性体：原子の空間配置、アルケンの反応・付加反応の立体化学 （教科書・上巻・第４章、第６章）
７ 非局在化電子が安定性、pKa、および反応生成物に及ぼす効果（教科書・上巻・第８章）
８ 非局在化電子が安定性、pKa、および反応生成物に及ぼす効果（教科書・上巻・第８章）
９ 非局在化電子が安定性、pKa、および反応生成物に及ぼす効果（教科書・上巻・第８章）
１０ 非局在化電子が安定性、pKa、および反応生成物に及ぼす効果（教科書・上巻・第８章）
１１ 非局在化電子が安定性、pKa、および反応生成物に及ぼす効果（教科書・上巻・第８章）
１２ 非局在化電子が安定性、pKa、および反応生成物に及ぼす効果（教科書・上巻・第８章）
１３ 非局在化電子が安定性、pKa、および反応生成物に及ぼす効果（教科書・上巻・第８章）
１４ 中間試験
１５ 中間試験解説
１６ ハロゲン化アルキルの置換反応 （教科書・上巻・第９章）
１７ ハロゲン化アルキルの置換反応 （教科書・上巻・第９章）
１８ ハロゲン化アルキルの置換反応 （教科書・上巻・第９章）
１９ ハロゲン化アルキルの置換反応 （教科書・上巻・第９章）
２０ ハロゲン化アルキルの置換反応 （教科書・上巻・第９章）
２１ ハロゲン化アルキルの脱離反応・置換反応と脱離反応の競争 （教科書・上巻・第１０章）
２２ ハロゲン化アルキルの脱離反応・置換反応と脱離反応の競争 （教科書・上巻・第１０章）
２３ ハロゲン化アルキルの脱離反応・置換反応と脱離反応の競争 （教科書・上巻・第１０章）
２４ ハロゲン化アルキルの脱離反応・置換反応と脱離反応の競争 （教科書・上巻・第１０章）
２５ ハロゲン化アルキルの脱離反応・置換反応と脱離反応の競争 （教科書・上巻・第１０章）
２６ アルコール、エーテル、エポキシド、アミンおよびチオールの反応 （教科書・上巻・第１１章）
２７ アルコール、エーテル、エポキシド、アミンおよびチオールの反応 （教科書・上巻・第１１章）
２８ アルコール、エーテル、エポキシド、アミンおよびチオールの反応 （教科書・上巻・第１１章）
２９ アルコール、エーテル、エポキシド、アミンおよびチオールの反応 （教科書・上巻・第１１章）
３０ 上記課題に対するまとめとしての平常試験
なお、演習を行い、各章の内容を修得させる。授業時間外学習 / Expected work outside of class
授業資料、教科書、ノートを読み返し、授業内容の理解に努めるよう復習をすること。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
講義中の小テストの成績と平常成績で総合評価する。
講義時間を利用した「演習」、「中間試験」、｢期末試験｣、「質問等による積極性」および「講義への出席状況」によって総合的に評価する。
なお、講義内試験における成績評価割合は、講義時間を利用した計４回の演習試験（各12.5%）、中間・総まとめテスト(50%)。基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
①知識・技能の観点
・講義時間を利用した計４回の演習試験、中間・総まとめテストで確認する。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・講義、演習ならびに演習試験の解説等を通して、有機化合物の性質や反応についての思考力・判断力・表現力を確認する。
③主体的な態度の観点
授業資料、教科書、ノートを読み返し、再演習テストの受験により確認する。
- 教科書
Textbooks Paula Y. Bruice 『ブルース有機化学 第７版（上）』 （化学同人）
-
参考書
References 『STUDY GUIDE TO Organic Chemistry，Sixth Edition』 （(株)ＫＢＣ）
古賀憲司他訳 『現代有機化学１』 （化学同人）
古賀憲司他訳 『現代有機化学２』 （化学同人）
野依良治他監 『ボルハルト・ショアー現代有機化学（上）』 （化学同人）
野依良治他監 『ボルハルト・ショアー現代有機化学（下）』 （化学同人）
伊東他訳 『アリンジャー有機化学（上）』 （東京化学同人）
伊東他訳 『アリンジャー有機化学（中）』 （東京化学同人）
湯川泰秀訳 『クラム有機化学（１）』 （広川書店）
湯川泰秀訳 『クラム有機化学（２）』 （広川書店）
稲本訳 『ロイッシュ有機化学（１）』 （広川書店）
稲本訳 『ロイッシュ有機化学（２）』 （広川書店）
湯川泰秀訳 『ストライトヴイーザー有機化学（１）』 （広川書店）
湯川泰秀訳 『ストライトヴイーザー有機化学（２）』 （広川書店）
N.E. Schore 『ボルハルト・ショアー現代有機化学 問題の解き方（英語版）』 （化学同人）
N.E. Schore 『現代有機化学 問題の解き方』 （化学同人）
務台 潔訳 『ケンプ有機化学（上）』 （東京化学同人）
務台 潔訳 『ケンプ有機化学（中）』 （東京化学同人）
- フィードバックの方法
Feedback Method 小テスト（本テスト）と中間テストについては、講義内で解説を行う。
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact オフィスアワー
授業の前後で対応する
その他
- 備考
Other Comments １有機化学は暗記に頼る断片的知識の習得では学べない。系統的・論理的理解法を強く意識して学習すること。２多くの新しい概念を習得しなければならないので、予習、講義と演習の徹底理解、および復習が不可欠である。３講義内容の理解を深めるためには、自主的な演習（章末問題など）が必要である。４講義内容の理解を真に自分のものにするには積極的な教員への質問が不可欠であり、これを評価の対象とする。
オフィスアワーの取り扱いについて：取り扱いの詳細については、授業時に追って指示します。