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学部・研究科
Faculty/Graduate School
時間割コード
Course Code
65303
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
機器分析
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
担任者名
Instructor
安井 基博
曜限
Day/Period
木1
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

講義(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

機器分析は、生命・生物工学分野の研究に欠くことのできないものであり、本学科の実験・実習や特別研究に携わる者は、機器分析の原理を理解し、その解析法を習得する必要がある。また、本学科の卒業生は、食品工業、化学工業、薬品工業、原料分析、品質管理、臨床分析、生化学分析、大気汚染、環境分析などの分野で活躍する者が多く、これらの者にとって機器分析の知識は不可欠である。近年、機器分析は目覚ましい発展を遂げており、日進月歩でその解析精度が向上し、分析可能な対象化合物の範囲も広がっている。本講では、機器分析の原理、分析方法、機器の操作方法などを修得する。その中でも特に、実際のデータから有機化合物の構造を決定する手続きを重点的に学ぶ。

到達目標 / Course Objectives

①  赤外線吸収スペクトル法についての知識を修得する。
②  核磁気共鳴分光法についての知識を修得する。
③  質量分析法についての知識を修得する。
④  可視・紫外線吸収スペクトル法についての知識を修得する。 
⑤  機器分析のデータから有機化合物の構造を推定できるようにする。

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

第 1回:機器分析法を学ぶ意義について
第 2回:赤外線吸収スペクトル法  (IR)  (1)
第 3回:赤外線吸収スペクトル法  (IR)  (2)
第 4回:核磁気共鳴分光法  (NMR)  の原理
第 5回:1H-NMR  (1)
第 6回:1H-NMR  (2)
第 7回:1H-NMR  (3)
第 8回:13C-NMR
第 9回:二次元NMR
第10回:質量分析法  (MS)  (1)
第11回:質量分析法  (MS)  (2)
第12回:紫外/可視分光法  (UV/Vis) 
第13回:構造決定  (1)
第14回:構造決定  (2)
第15回:構造決定  (3)
  
以上の項目を計画しているが、内容や順番の変更を行うことがある。

授業時間外学習 / Expected work outside of class

機器分析に必要な実用知識の習得を目的とするので、復習が必要。

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験(筆記試験)の成績と平常成績で総合評価する。
定期試験  (70%)、演習課題  [平常点]  (30%)

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

機器分析の原理と応用に関する知識が身についているか。
特に、機器分析データを基に化合物の構造や性質を推定することができるか。

教科書
Textbooks

S.  Bienz,  L.  Bigler,  T.  Fox,  H.  Meier  著,  三浦雅博  監訳  有機化学のためのスペクトル解析法  第3版  化学同人  9784759823493

参考書
References

川崎英也・中原佳夫・長谷川健  機器分析ハンドブック1 有機・分光分析編  化学同人  9784759823493
Robert  M.  Silverstein  (著),  Francis  X.  Webster  (著),  David  J.  Kiemle  (著),  岩澤  伸治  (翻訳),  豊田  真司  (翻訳),  村田  滋  (翻訳)  有機化合物のスペクトルによる同定法  (第8版):  MS,IR,NMRの併用  東京化学同人  9784807909162
岩下孝/楠見武徳/村田道雄・著  特論  NMR立体化学  講談社サイエンティフィク  978-4-06-154302-7
楠見武徳  著  テキストブック  有機スペクトル解析  -1D,2D  NMR・IR・UV・MS-  裳華房  978-4-7853-3509-0

フィードバックの方法
Feedback Method

課題の解説と質問対応によってフィードバックを行う予定です。

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

講義終了後またはメール  (myasui@kit.ac.jp)  にて対応する予定です。

備考
Other Comments