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学部・研究科
Faculty/Graduate School
時間割コード
Course Code
65301
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
微生物学3
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
担任者名
Instructor
岡野 憲司
曜限
Day/Period
月4
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

講義(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

微生物はあらゆる環境に存在し、私たちの体にも腸内、皮膚、口腔内など体外と通じる器官に存在しており、私たちの家族よりも身近に存在する隣人とも言える。この隣人達は、土壌においては様々な元素の循環を担い地球環境の恒常性維持へと貢献し、私たちの体においては栄養吸収を促進するなど、人類に多大な恩恵をもたらしている。一方、微生物は時として私たちに牙をむき、感染症など重篤なダメージを与える。
本講義では微生物の生物圏における役割や代謝、さらにはその制御方法を学ぶことで、微生物機能を持続可能な社会の構築に役立てる方策について学ぶ。

到達目標 / Course Objectives

①知識・技能の観点
環境からの微生物の単離方法を理解するとともに、これらがどのようなエネルギー代謝機能を有し、地球上の元素循環や環境浄化に貢献するかを理解する。また、微生物機能の多様性をもたらす遺伝子伝搬と変異について理解する。さらには感染症等の微生物の負の側面について理解するとともに、抗生物質やバクテリオファージの微生物への作用について理解する。

③主体的に学習に取り組む態度の観点
毎週提示する予習課題に取り組み、講義内容と照らし合わせることで、自身の理解度を確認するとともに、学習の振り返りを実施できるようにする。

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

第1回  ガイダンス  講義の概略説明
第2回  微生物の基礎知識(1)微生物の単離・培養方法
第3回  微生物の基礎知識(2)一般的な微生物の代謝
第4回  微生物のすみかと他の生物との共生
第5回  微生物のエネルギー代謝の多様性
第6回  微生物による元素循環(1)(炭素)
第7回  微生物による元素循環(2)(窒素)
第8回  微生物による元素循環(3)(硫黄、リン)
第9回  微生物による環境浄化(1)(水処理)
第10回  微生物による環境浄化(2)(バイオレメディエーション)
第11回  微生物の遺伝と変異
第12回  感染症と抗生物質
第13回  バクテリオファージと微生物の獲得免疫
第14回  ゲノム編集技術
第15回  到達度の確認およびまとめ

授業時間外学習 / Expected work outside of class

毎回、次回の講義の予習課題を課するため、よく予習し講義に臨むこと。なお、出席については講義への出席に加え本予習課題の提出をもって出席扱いとする。

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験を行わず、到達度の確認(筆記による学力確認)と平常成績で総合評価する。
到達度確認試験(70%)、出席(30%)履修者数が多数になった場合には、成績評価方法を「定期試験(16週目)」に変更することがあります。
成績評価方法が変更になった場合は、インフォメーションシステム等で連絡します。

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

本講義で学んだ知識の習熟度および理解度を評価して成績とする。

教科書
Textbooks


教科書は使用しないが、毎回講義内容のレジメを配布する。

参考書
References

掘越  弘毅監修、井上  明編  『ベーシックマスター微生物学』  (オーム社)  978-4-274-20321-3
横田  篤、大西  康夫、小川  順編  『応用微生物学  第3版』  (文永堂出版)  978-4-8300-4131-0

フィードバックの方法
Feedback Method

質問は講義終了後に受け付けます。予習課題で課した内容を講義内で取り扱うことで、自身の理解が正しいかを照らし合わせることができるようにします。その際に生じた不明点については質問するようにしてください。

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

オフィスアワーについて:毎回の授業終了時に受付を行いますので、各自申し出て下さい。
簡単な質問は講義後でも対応できます。

備考
Other Comments

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