- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 環
- 時間割コード
Course Code - 64200
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 入門化学結合論
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 秋/2
- 担任者名
Instructor - 中川 清晴
- 曜限
Day/Period - 金2
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
物質および化学反応について深く理解するためには、化学結合・物質の電子状態に関する知識を身につけておくことが必要不可欠である。本授業は、高校で学んだ古典的化学結合論と、大学で新しく習う量子化学的化学結合論との橋渡しとなることを目的とする。
量子化学に基づく化学結合論への入門的講義を通して、原子および分子内の電子状態について理解する上で必要となる基礎的知識を身につける。講義内容は、化学の基本から始め、上位年次で学ぶ物理化学、量子エネルギー学、無機化学、有機化学などの基礎としても役立つように意識して講義を進める。さらに理解を深めるために演習問題などを課しながら説明する。到達目標 / Course Objectives
本講義の到達目標としては、以下の1-4である。
1. 量子論の基礎を理解している
2. 原子の構造、電子配置について理解している。
3. 化学結合の種類や性質について説明できる。
4. 多原子分子の構造について説明できる。授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
1. 講義概要およびガイダンス
2-5. 入門量子化学(プランクの量子仮説、光電効果、コンプトン効果、電子のエネルギーの量子化、ド・ブロイの物質波、電子回折、定常波(ボーアの量子化条件)など)
6. 中間試験および解説(1-5の講義項目の理解度を確認する)
7-8. 原子構造 (化学結合論の発展の歴史、原子の構造、原子の性質、周期性、スペクトルなど)
9-13. 化学結合、分子構造 (化学結合、共有結合、混成軌道、原子価結合法、分子軌道法など)
14. 中間試験および解説(7-13の講義項目の理解度を確認する)
15. まとめ授業時間外学習 / Expected work outside of class
授業資料、教科書、ノートなどを繰り返し読み直し、授業内容の理解に努めるよう復習をすること。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験(筆記試験)の成績と平常成績で総合評価する。
中間および定期試験の学力確認試験(評価の80%)、平常成績(授業態度、課題など評価の20%)を総合して評価を行う。基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
講義内容に対する理解度
- 教科書
Textbooks 千原秀昭・稲葉 章・鈴木 晴 訳 アトキンス物理化学要論 第7版 東京化学同人
配布プリントを用いる。
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参考書
References M.J. Winter著 西本吉助訳 フレッシュマンのための化学結合論 化学同人
阿部正紀 はじめて学ぶ量子化学 培風館
大野公一 量子化学 岩波書店
中田宗隆 化学結合論 (物理化学入門シリーズ) 裳華房
久保田真理 興味が湧き出る化学結合論 共立出版
- フィードバックの方法
Feedback Method インフォメーションシステムおよび授業中に適宜、課題等に対するフィードバックを行う
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact 毎回授業終了時に受付を行います。各自申し出て下さい。
- 備考
Other Comments 講義および試験には、関数電卓を使用する。