- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - シ
- 時間割コード
Course Code - 62410
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - コンピュータシステム序論
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- 1
- 担任者名
Instructor - 徳丸 正孝
- 曜限
Day/Period - 金2
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
IT社会の発展に伴い,パーソナルコンピュータをはじめとして,家電製品やゲーム機,携帯電話などの中にコンピュータが組み込まれ,私たちの生活の中に入り込んできた.その背景には,ハードウェアの高性能化と小型化に加え,インターネットに代表される情報通信ネットワークの高速化やワイヤレス化,さらには様々なサービスを提供するためのソフトウェアの普及などがある.本講義では,コンピュータのハードウェアとソフトウェアの動作原理や,データベース,スプレッドシート,ワードプロセッサ,グラフィクスソフトウェアなどの代表的なアプリケーション・ソフトウェアの仕組み,インターネットによるマルチメディア情報通信の仕組みなど,コンピュータシステムに関する様々な技術について概説する.
到達目標 / Course Objectives
① 知識・技能
本講義の到達目標は,以下の(1)〜(5)の知識を習得することを目標とする.
(1) コンピュータの動作原理に関する基礎知識を習得する
(2) コンピュータ・ソフトウェアの動作原理に関する基礎知識を習得する
(3) データ記憶装置の仕組みに関する基礎知識を習得する
(4) 入出力デバイスに関する基礎知識を習得する
(5) インターネットに関する基礎知識を習得する
② 思考⼒・判断⼒・表現⼒
上記(1)〜(5)の知識を活用し,最新のコンピュータシステムに関する情報を正しく理解して適切に説明することができる.
③ 主体的に学習に取り組む態度の観点
最新のテクノロジーについてインターネット等を駆使して主体的に調査・学習し,知識を深めることができる.授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
講義計画は以下の通り.
第1週: ガイダンス / コンピュータの誕生
講義の進め方についての説明し,その後にコンピュータの歴史とハードウェアの概要について学ぶ.
第2週: データ表現と記憶装置
コンピュータによる数の表現,RAMへのデータ書き込みと呼び出しの仕組みについて学ぶ.
第3週: プロセッサとマザーボード
マザーボード,プロセッサ,レジスタや加算器の仕組みについて学ぶ.
第4週: ソフトウェア
ソフトウェアの歴史,プログラム(フローチャート,インタプリタ,コンパイラ),OSの仕組みについて学ぶ.
第5週: アプリケーション・ソフトウェア
データベース,スプレッドシート,ワードプロセッサなどのアプリケーションソフトウェアの仕組みについて学ぶ.
第6週: マルチメディア1
グラフィックソフトウェア,画像圧縮,3次元画像生成の仕組みについて学ぶ.
第7週: マルチメディア2
音響データ(デジタルサウンド,圧縮),マイクやスピーカーなどの音響入出力装置の仕組みについて学ぶ.
第8週: データ・ストレージ
記憶装置の歴史,磁気ディスク,光学ディスクの仕組みについて学ぶ.
第9週: 入出力デバイス1
キーボード,マウス,タッチスクリーンなどの入力デバイスの仕組みについて学ぶ.
第10週: 入出力デバイス2
電源装置,通信装置,冷却装置などの仕組みについて学ぶ.
第11週: 入出力デバイス3
CRT,LCD,プラズマディスプレイ,プリンタなどの出力デバイスの仕組みについて学ぶ.
第12週: インターネット1
インターネットプロトコル,データ送受信,メール送受信の仕組みについて学ぶ.
第13週: インターネット2
WorldWide Web,SNSの仕組みについて学ぶ.
第14週: インターネット・セキュリティ
コンピュータウィルスやハッキングの手口,セキュリティソフトウェアの仕組みについて学ぶ.
第15週: 知的情報処理
最先端のコンピュータシステムやロボットなどに用いられる知的情報処理技術について学ぶ.授業時間外学習 / Expected work outside of class
毎回の講義範囲に該当するテキストを事前に読み,概要を理解しておくこと.関大LMSで実施する確認テストおよびレポート作成により,授業内容の理解に努めるよう復習すること.
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験(筆記試験)の成績と平常成績で総合評価する。
定期試験(80%),LMSで実施する確認テスト(20%)により評価する.基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
① コンピュータの動作原理に関する基礎知識
② コンピュータ・ソフトウェアの動作原理に関する基礎知識
③ データ記憶装置の仕組みに関する基礎知識
④ 入出力デバイスに関する基礎知識
⑤ インターネットに関する基礎知識
- 教科書
Textbooks
下記の参考書1に挙げている「How Computers Work (10th Edition)」は2024年度まで指定教科書に指定していたが,入手困難のため参考書としている.講義は本書から毎回複数のトピックを取り上げて紹介する..
Kindle等の電子書籍として入手可能であれば購入を奨励する
参考書2としてあげている「コンピューター&テクノロジー解体新書」は「How Computers Work (10th Edition)」の日本語訳版で,内容はほぼ同じであるため,こちらを購入しても受講に支障はない.
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参考書
References RON WHITE How Computers Work (10th Edition) Que Publishing 978-0789749840
ロン・ホワイト コンピューター&テクノロジー解体新書 SBクリエイティブ 978-4797384291
- フィードバックの方法
Feedback Method 関大LMSで実施する確認テストにより各自の理解度を確認することができる.
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact オフィスアワー
授業支援システム 関大LMSにて随時受付けます.
- 備考
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