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学部・研究科
Faculty/Graduate School
時間割コード
Course Code
60076
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
数学解析2
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
2
担任者名
Instructor
四方 博之
曜限
Day/Period
月5
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

講義(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

数学解析1の続編として、本科目ではフーリエ解析と複素関数論を学ぶ。フーリエ解析では、フーリエ級数展開とフーリエ変換について述べ、これらの偏微分方程式の解法への応用を扱う。フーリエ解析は、このような数学的取扱いだけではなく、回路理論、通信理論をはじめ波動、振動を扱う理工学の幅広い分野をカバーすることのできる重要な解析法である。複素関数論では、実関数の範囲で定義された初等関数や、それらのテイラー展開などが複素領域へどのように拡張されていくかを学ぶ。複素関数の応用としては、実積分の複素積分による評価について述べる。このような複素解析は、流体力学や電磁気学など、幅広い分野への応用が可能である。数学解析1と同様、数多くの演習問題をこなすことにより、基礎学力と実践力を身に付けて、考え方の本質を理解する。

到達目標 / Course Objectives

①フーリエ解析の基礎的事項について理解できており,基本的な問題を解くことができる.
②複素関数論の基礎的事項について理解できており,基本的な問題を解くことができる.

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

フーリエ解析
 1.フーリエ級数
 2.フーリエ余弦級数・正弦級数・複素形フーリエ級数
 3.一般区間におけるフーリエ級数
 4.正規直交列とパーセバルの等式
 5.フーリエ積分とフーリエ変換
 6.波動方程式
 7.熱伝導方程式
複素関数論
 8.複素数
 9.複素関数
 10.初等関数
 11.正則関数
 12.等角写像
 13.テイラー展開
 14.ローラン展開と留数、実積分への応用
 15.講義のまとめ,到達度の確認、講評
 講義内容について総括し,到達度の確認を行う. 

授業時間外学習 / Expected work outside of class

予習と復習を行うこと.なお,本科目では毎回レポート(宿題)を課す.

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験を行わず、到達度の確認(筆記による学力確認)と平常成績で総合評価する。
具体的には,レポート(20%),中間試験(30%),到達度の確認(50%)により,講義内容に対する理解度を評価する.履修者数が多数になった場合には、成績評価方法を「定期試験(16週目)」に変更することがあります。
成績評価方法が変更になった場合は、インフォメーションシステム等で連絡します。

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

①フーリエ解析の基礎的事項について理解できていること,基本的な問題を解くことができること.
②複素関数論の基礎的事項について理解できていること,基本的な問題を解くことができること.

教科書
Textbooks

田代嘉宏著    『応用解析要論』  森北出版    

参考書
References

白井 宏  著    『応用解析学入門』  コロナ社   

フィードバックの方法
Feedback Method

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

オフィスアワー:講義中に指示します。

その他

備考
Other Comments

到達度の確認、試験では、持ち込みは一切許可しない。