- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 社
- 時間割コード
Course Code - 50984
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 科学技術社会論1
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- 担任者名
Instructor - 藤木 篤
- 曜限
Day/Period - 金1
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
科学技術と社会は密接に結びついており、両者の関係性は動的に、また絶え間なく変化を続けている。科学技術と社会の関係性を専門的に扱う領域として、科学技術社会論(一般に“Science, Technology, and Society (STS)”の訳とされる)がある。本講義では、STSおよびその成立基盤となった現代科学技術史に関するテキストを、丹念に読み解くことによって、科学技術と社会とのよりよい関係性の構築のために必要な、基礎的知識を身につけることを、主たる目的とする。
到達目標 / Course Objectives
①知識・技能の観点
・科学技術と社会との間に密接不可分な関係があることが理解できる。
・科学技術社会論という領域の成立と展開について、基本的な知識を身につけている。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・近現代科学技術史に関する基礎的な知識を有したうえで、自らが特に興味を持つ特定の分野について、他者に対して説明できる。
・近現代科学技術史に関する基礎的な知識を有したうえで、特に20世紀以降の流れについて、批判的・反省的に振り返ることができる。
③主体的な態度の観点
・報道やSNS等、日常生活において、科学技術と社会との関連を示す各種の手がかりに対して、自ら進んで接取しようとする態度を有している。
・自身の身の回りに当たり前のように存在している、種々の科学技術の成果物(≒テクノロジー)について、主体的に関わり、制御しようとする態度を有している。授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回 ガイダンス:シラバスをもとにした講義概要の説明 [オンデマンド, (授業動画80分+学習課題10分)]
第2回 トマス・クーンのパラダイム論と科学社会学の出現:I-3-1 科学史における文明論, I-3-2 2つの文化, I-3-4 科学革命論, II-6-1 マートンの科学社会学, II-6-3 パラダイム論, II-6-4 科学知識の社会学, II-6-5 技術の社会的構成論(SCOT), II-6-6 アクターネットワーク理論
第3回 科学と技術、あるいは科学技術:I-2-6 アポロ計画, I-3-5 技術の社会史, I-3-6 エジソンが切り拓いた「電気文明」
第4回 近代的戦争と科学技術 --原爆・原子力を事例に-- :I-1-1 原爆投下とマンハッタン・レジーム, I-1-3 ABCC, I-1-4 永井隆と長崎原爆の思想, I-1-5 朝鮮戦争・ベトナム戦争と科学技術, I-1-6 水爆と第五福竜丸, I-1-7 日本の物理学者と原爆開発, I-1-9 日本の原子力の始まり, I-1-15 ウラニウムとプルトニウムの現代史, I-4-3 廃炉と核のゴミ, I-4-4 核軍縮問題, II-5-3 原子力と社会, II-5-4 低線量放射線被ばくの影響:小児甲状腺がんの多発
第5回 公害・環境問題:I-2-1 日本における公害と科学者, I-2-2 沈黙の春, I-2-5 エコロジー, I-2-8 環境問題と市民, II-5-6 公害(水俣病、イタイイタイ病)
第6回 科学技術論:II-6-2 科学の目的内在化, II-6-7 ポスト・ノーマルサイエンス, II-6-11 モード論, II-6-12 トランス・サイエンス論, II-6-13 科学の不定性, II-6-14 科学論争, II-6-25 科学技術の人類学, II-6-32 ラトゥールの方法:科学の人類学
第7回 科学技術批判:I-1-3 1968年叛乱と科学技術, I-2-7 反科学論, I-4-5 カウンター・テクノクラシー, I-4-9 科学批判学とメタバイオエシックス
第8回 科学政策と法規制、科学教育:I-I-8 科学技術のグローバルな再編, I-I-13 科学技術庁の設立と科学技術基本法, I-3-3 戦後の高等教育, II-5-10 科学技術政策, II-5-23 科学教育・技術教育とSTS, II-5-24 科学教育におけるSTSと科学的リテラシー論, II-6-17 レギュラトリーサイエンス, II-6-18 第二種の過誤, II-6-23 法と科学
第9回 科学の社会的責任と専門職倫理:II-5-13 技術(者)倫理, II-5-14 研究倫理, II-5-15 生命倫理, II-6-29 専門家論, II-6-31 科学者の社会的責任
第10回 科学・社会・文化:I-4-11 スポーツと科学技術:制御されるアスリートの身体, I-4-10 科学とカルチュラル・スタディーズ, I-5-22 科学とメディア, I-6-26 認知文化論
第11回 科学技術コミュニケーションの思想と技法:II-6-19 科学コミュニケ—ション, II-6-20 科学技術への市民参加, II-6-21, II-6-22 テクノロジー・アセスメント
第12回 様々なリスクに直面する社会(1) --多発する自然災害と感染症--:I-1-2多重災害, I-2-9 河川土木開発とその見直し. I-4-1 ライフラインと減災:神戸の経験から, I-4-2 構造災, I-4-6 感染症と社会
第13回 第13回 様々なリスクに直面する社会(2) --科学技術と巨大事故--:I-3-16 巨大事故の時代
第14回 現代科学技術と倫理的・法的・社会的諸問題(ELSI):II-6-30 ELSIとRRI
第15回 まとめ授業時間外学習 / Expected work outside of class
授業で提示した多様なテーマの中で、自分で関心のある分野について、考えを深めてください。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
コミュニケーションペーパー(100%)
【備考】
・原則として毎回、コミュニケーション・ペーパーの記入・提出を課題として課します。
・授業中もしくは終了後に提出してください。提出期限超過後の提出は受理できません。
・提出後の課題に関して、修正等のリクエストがあったとしても、対応は行いません。送信前によくご確認ください。
・コミュニケーション・ペーパーには、質問や感想の他、講義中に言及した立場や見解への反論等を記載してください。興味深いものについては、次回の授業の冒頭に、(個人を特定しうる情報を伏せて)匿名で紹介させてもらいます(以降、「フィードバック」と呼称)。講義中での紹介を望まない場合等については、コミュニケーション・ペーパーにその旨を記入してください。
・各講義の冒頭に、前回講義の課題として提出されたコミュニケーション・ペーパーへのフィードバックを行います。すなわち本講義は原則、「前半のフィードバック」と「後半の講義」の二部から構成されます。
・各回課題のコミュニケーション・ペーパーには上記二部、すなわち「前半のフィードバック」と「後半の講義」の内容の両者を必ず含めてください。例えば「前半のフィードバック」への反応が欠けているコミュニケーション・ペーパーは、基本的に「未提出」として扱います。
・つまり「授業に出席せずに、アップロードされた資料に基づいてコミュニケーション・ペーパーだけを提出する」方法では単位取得はできないということになります。
・本講義では、提出された全ての課題を、剽窃チェックツール「iThenticate」にて機械的にチェック(=スクリーニング)します。iThenticateは、「過去に提出された全ての課題」、「同回に提出された全ての課題」および「Web上で入手可能な文書」との類似度を、出典付きで計測する機能に加え、生成AIによって出力された可能性のある文章をピックアップする機能を備えています(検出精度は年々目まぐるしく向上しています)。
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[剽窃チェックツール iThenticate]
論文の剽窃・類似性チェックツール iThenticate(アイセンティケイト) | Turnitin(ターンイットイン)
https://www.turnitin.jp/products/ithenticate/
【関西大学様の事例】大学院生の修士・博士論文、研究者の論文を対象にiThenticateを活用し、類似度を判定
https://www.turnitin.jp/case-studies/kansai-university-ja基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
①知識・技能の観点
・科学技術と社会との間に密接不可分な関係があることが理解できている。
・科学技術社会論という領域の成立と展開について、基本的な知識を身につけることができている。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・近現代科学技術史に関する基礎的な知識を有したうえで、自らが特に興味を持つ特定の分野について、他者に対して説明できる能力を有している。
・近現代科学技術史に関する基礎的な知識を有したうえで、特に20世紀以降の流れについて、批判的・反省的に振り返ることができる能力を有している。
③主体的な態度の観点
・報道やSNS等、日常生活において、科学技術と社会との関連を示す各種の手がかりに対して、自ら進んで接取しようとする態度を有していることが、客観的に確かめられる。
・自身の身の回りに当たり前のように存在している、種々の科学技術の成果物(≒テクノロジー)について、主体的に関わり、制御しようとする態度を有していることが、客観的に確かめられる。
- 教科書
Textbooks 塚原東吾, 綾部広則, 藤垣裕子, 柿原泰, 多久和理実 (編著) 『よくわかる現代科学技術史・STS』(やわらかアカデミズム・〈わかる〉シリーズ) (2022) (ミネルヴァ書房) ISBN: 9784623092154
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参考書
References 藤垣裕子, 小林傳司, 塚原修一, 平田光司, 中島秀人 (編著) 『科学技術社会論の挑戦1 科学技術社会論とは何か』 (東京大学出版会) ISBN: 9784130643115
藤垣裕子, 小林傳司, 塚原修一, 平田光司, 中島秀人 (編著) 『科学技術社会論の挑戦2 科学技術と社会: 具体的課題群』 (東京大学出版会) ISBN: 9784130643122
藤垣裕子, 小林傳司, 塚原修一, 平田光司, 中島秀人 (編著) 『科学技術社会論の挑戦3 「つなぐ」「こえる」「動く」の方法論』 (東京大学出版会) ISBN: 9784130643139
カテライ・アメリア, 鹿野祐介, 標葉隆馬 (編著) 『ELSI入門: 先端科学技術と社会の諸相』 (丸善出版) ISBN: 9784621311240
標葉隆馬, 見上公一 (編著) 『入門 科学技術と社会』 (ナカニシヤ出版) ISBN: 9784779517792
- フィードバックの方法
Feedback Method 提出課題に対するフィードバックを、授業中に行います。
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact 担任者への問合せ方法:電子メールもしくは関大LMSメッセージ機能をご利用ください。
オフィスアワー:毎週木曜日 12:20-13:00。
- 備考
Other Comments 【オンデマンド配信受業回について】
1. 配信元:関大LMS
2. 配信時期/期限:第1回を予定。具体的な配信時期や期限については、関大LMSのメッセージ機能を通じて一斉配信します。関大LMSのメールアドレスの転送設定を今一度ご確認ください。
3. 質問対応:質問は対面授業時または関大LMSメッセージ機能を通じて受け付けます。