2025 年度の講義概要のデータベースを検索します。カリキュラムツリーへのリンク
学部・研究科
Faculty/Graduate School
時間割コード
Course Code
50451
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
専門演習1
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
D10
担任者名
Instructor
藤木 篤
曜限
Day/Period
火3
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

演習(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

科学技術の発展によって、人類はより安全で、より衛生的で、より豊かな社会を構築できるようになりました。しかし近年では、そうした発展の中には、新たな倫理的・法制度的・社会的問題を引き起こすものがあることが明らかになってきました。
本演習では、科学技術と社会の関係性の変化を捉えつつ、それらを取り巻く社会システムをより良い方向にリデザインするための基礎知識を得ることを目的とします。そのために、本演習では文献講読(輪読)、レジュメ作成と発表、全体でのディスカッションを繰り返しながら、卒業論文のテーマの絞り込みを行っていきます。

到達目標 / Course Objectives

①知識・技能の観点
科学技術が社会にもたらす正負の影響を、過去の事例をもとに理解できている。

②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
今後の科学技術の発展が社会にもたらしうる様々な影響について、独力で入手可能な情報から、思考し、判断することができる。

③主体的な態度の観点
科学技術の発展が社会にもたらしうる様々な影響について、それらが決して他人事ではなく、時として自らが主体的に関与していく必要があるものであることが認識できている。

授業手法 / Teaching Methods

・学生による学習のふりかえり
・学生同士の意見交換(グループ・ペアワーク、ディスカッション、ディベート等含む)
・プレゼンテーション(スピーチ、模擬授業等含む)

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

第1回  オリエンテーション  (概要説明およびタイムスケジュールの確認)
第2回  教科書『技術哲学』の輪読と発表  (1)
第3回  教科書『技術哲学』の輪読と発表  (2)
第4回  教科書『技術哲学』の輪読と発表  (3)
第5回  教科書『技術哲学』の輪読と発表  (4)
第6回  教科書『技術哲学』の輪読と発表  (5)
第7回  教科書『技術哲学』の輪読と発表  (6)
第8回  教科書『技術哲学』の輪読と発表  (7)
第9回  研究テーマに関する報告会  (1)
第10回  研究テーマに関する報告会  (2)
第11回  研究テーマに関する報告会  (3)
第12回  研究倫理講義:FFPとQRPを中心に
第13回  研究計画の素案作成(1)
第14回  研究計画の素案作成(2)
第15回  まとめ

授業時間外学習 / Expected work outside of class

授業時間外に勉強会や研究会を開催することがあります。また大学生や一般向けのイベントやセミナーの案内を適宜共有しますので、積極的に参加してみてください。[※成績評価の対象にはなりません。参加したことによる加点も、参加しなかったことによる減点もありません。]

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
発表やプレゼンテーションの内容と資料の完成度、全体での議論における参加態度から総合的に評価します。

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

①知識・技能の観点
・科学技術が社会にもたらす正負の影響を、過去の事例をもとに他者に説明することができている。
・文献を精確に読み解くことができている。

②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・教科書の記述内容を正確に理解した上で、それらをもとに思考することができている。
・読者や聴講者を意識して、レジュメやスライドなどの発表資料を作成することができる。

③主体的な態度の観点
・調査研究に必要な情報や文献を、主体的に探索し、入手することができている。
・他者の発表に耳を傾ける態度を有している。

教科書
Textbooks

金光秀和・吉永明弘(編著)  『技術哲学  (3STEPシリーズ  7)』  (昭和堂,  2024年)  ISBN:  4812223202
標葉隆馬・見上公一(編)  『入門  科学技術と社会』  (ナカニシヤ出版,  2024年)  ISBN:  4779517796

上記二冊の教科書は、秋学期の「専門演習2」でも引き続き使用する予定です。

参考書
References

関西大学ライティングラボ  『新版  レポートの書き方ガイド』  (関西大学  教育推進部)  ※当該年度の最新版を各自ダウンロードしてください。  
関西大学ライティングラボ  『プレゼンの作り方ガイド』  (関西大学  教育推進部)  ※当該年度の最新版を各自ダウンロードしてください。  
井上真琴  『図書館に訊け!』  (筑摩書房,  2004)  ISBN:  9784480061867

上記以外のものは、授業中に適宜提示します。

フィードバックの方法
Feedback Method

各回授業時に担当教員が講評を行います。

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

電子メールにて問い合わせをしてください。

備考
Other Comments

初回授業時に、教科書の輪読に際して各自の担当章や発表方法について指示を行います。また発表順も決定しますので、出席するようにしてください。