- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 社
- 時間割コード
Course Code - 50636
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 社会調査入門
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- 1
- 担任者名
Instructor - 間淵 領吾/保田 時男
- 曜限
Day/Period - 木3
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
この科目は社会調査の設計・分析のための入門科目である。社会調査の設計および分析ができるための基礎的な知識と技術を身につけ、実際に簡単な社会調査を実行できるようになることを目指す。講義科目ではあるが、実践能力を育てることに主眼があるので、講義内容を自らの調査関心にあてはめて主体的に取り組んでもらいたい。この科目の学習内容は、1年次の基礎研究や2年次の基礎演習、3年次以降のゼミ活動(専門演習、卒業研究)において活用できる基礎素養となり、社会調査についてのさらに高度な科目を学習するための土台となる。
到達目標 / Course Objectives
①知識・技能の観点
・社会調査の設計・分析に関する入門的な知識を身につける。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・簡単な社会調査の設計・分析を実践できるようになる。
③主体的な態度の観点
・社会学的な興味と絡めながら、社会調査の設計・分析に関心をもてるようになる。授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回「社会調査はなぜ必要なのか」 もし社会調査がなかったら…、良い調査と悪い調査
第2回「誰を調査したら良いのか」 単純無作為抽出、系統抽出、多段抽出、層化抽出、スノウボール・サンプリング、割り当て抽出、ランダムルート・サンプリング
第3回「何人調査したら良いのか」 調査対象者の人数の求め方
第4回「標本から母集団の状況を推計する」 標本誤差と非標本誤差、標本誤差の求め方
第5回「調査票の作り方」 調査票のレイアウト、フェイスシート、色々な質問の仕方・回答のさせ方、ワーディング、分析との関係
第6回「調査実施上の注意点」 色々な調査の仕方、対象者へのアプローチとインタビューの仕方
第7回「データ分析の準備作業」 回収票の点検、入力ミスの見つけ方と修正方法、自由回答のアフターコーディング、コードブック
第8回「中間課題に関する質疑応答」
第9回「統計的な調査データの形式」 ローデータ、量的変数と質的変数
第10回「単純集計を示す」 度数分布表、代表値、ばらつき
第11回「クロス表で関連性を示す」 クロス表、行%と列%、原因と結果、クロス表の縮約、平均の比較
第12回「関連性を要約する」 相関係数、連関係数
第13回「製表プランを立てる」 比較の重要性、製表、グラフ
第14回「分析結果を報告する」 調査の報告と分析の報告、目的・方法・結果・考察、図表の役割と文章の役割
第15回「効果的な分析のパターン」行動・意識・理由の分析、個人内での比較、推測統計、統計分析ソフト授業時間外学習 / Expected work outside of class
毎回の復習を前提として、小課題を課すことがある。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、平常試験(小テスト・レポート等)で総合評価する。
中間課題(35%)、期末課題(35%)、平常点(前半15%、後半15%)基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
①知識・技能の観点
・中間課題と期末課題で、社会調査の入門的な知識が身についているかを確認する。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・中間課題と期末課題では、一部、論述的課題で実践能力を確認する。
③主体的な態度の観点
・平常授業での小課題で、主体的な関心の醸成を確認する。
- 教科書
Textbooks
指定しない。
-
参考書
References 轟亮・杉野勇 2021年『⼊門・社会調査法〔第4版〕』 法律⽂化社 ISBN-10: 458903817X
鈴木淳子 2016年『質問紙デザインの技法[第2版]』 ナカニシヤ出版 ISBN-10: 4779510759
- フィードバックの方法
Feedback Method 適宜、関大LMSでの質問に応じるとともに、中間課題、期末課題に関する質問時間を設ける。
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact 関大LMSを活用
- 備考
Other Comments 2020年度入学以降、社会学部社会学専攻では必修科目である。社会学専攻の受講者はクラス1で、それ以外の受講者はクラス2となっているので注意。