- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 社
- 時間割コード
Course Code - 50780
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 異常心理学
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 秋/2
- 担任者名
Instructor - 守谷 順
- 曜限
Day/Period - 金1
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
人々は同じ経験をしても,なぜ異なった感情を抱いたり,異なった考えを持ったりするのでしょうか。それら感情・考え方の違いが,私たちの精神的健康にどのような影響を及ぼすでしょうか。本講義では,心の病気(精神疾患)の話を中心に据えながら,考え方(認知)・感じ方(感情)の個人差について理解を深めていきます。また,精神疾患の発生・維持メカニズムには,脳の働きや遺伝の影響など,様々な生物学的要因も大きく関わっています。パーソナリティ特性の生物的基盤について学びながら,脳機能や遺伝要因が精神疾患の発生や維持にどのように影響しているのかについて考えていきます。講義の前半は個別の精神疾患について取り上げ,後半は精神疾患と認知機能・脳や遺伝などとの関わりについて順次紹介します。
到達目標 / Course Objectives
①知識・技能の観点
異常心理学の基礎概念,精神疾患の定義・認知感情的・生物学的特徴について理解することができる。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
自分で理解したこと(異常心理学の概念や精神疾患の定義・特徴)を,口頭や文章にて分かりやすく人に説明できる。
③主体的な態度の観点
自らの学習を振り返り,適切な改善点をあげることができる。授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回 ガイダンス
第2回 異常心理学(なぜ精神疾患を学ぶのか?)
第3回 うつ病(ぼくの中の黒い犬)
第4回 社交不安症(コミュ障という言葉の綾)
第5回 統合失調症(ブラックジャックによろしく・精神科編)
第6回 パーソナリティ障害(見捨てられる不安)
第7回 精神分析(男は父親に嫉妬する)
第8回 精神疾患と注意機能(違う景色を見ている)
第9回 精神疾患と記憶機能(曖昧な記憶,鮮烈な記憶)
第10回 精神疾患と感情・社会的認知(表情による他者理解)
第11回 精神疾患と脳機能(頭の中の人格)
第12回 精神疾患と遺伝(遺伝子で運命までは操れない)
第13回 精神疾患と進化(祖先から受け継がれてきた機能)
第14回 心理療法(精神的に健康でいるために)
第15回 まとめ授業時間外学習 / Expected work outside of class
興味のあるテーマを見つけ,自分で調べることを推奨します。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、到達度の確認(筆記による学力確認)と平常成績で総合評価する。
到達度の確認(70%),小テスト(30%)
履修者数が多数になった場合には、成績評価方法を「定期試験(16週目)」に変更することがあります。
成績評価方法が変更になった場合は、インフォメーションシステム等で連絡します。基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
講義内容に対する理解度を評価する。
①知識・技能の観点
基礎的な概念や用語の定義・内容を問う設問
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
心理学的現象を捉える視点に関する記述問題
- 教科書
Textbooks
-
参考書
References 丹野義彦・石垣琢麿・毛利伊吹・佐々木淳・杉山明子 臨床心理学 有斐閣
杉浦義典・丹野義彦 パーソナリティと臨床の心理学―次元モデルによる統合(心理学の世界 教養編) 培風館
- フィードバックの方法
Feedback Method
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact 関大LMS「メッセージ」機能による連絡か,直接教員宛(jmoriya@kansai-u.ac.jp)に連絡してください。
- 備考
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