- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 社
- 時間割コード
Course Code - 50776
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 学習・言語心理学
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 秋/2
- 担任者名
Instructor - 沼田 恵太郎
- 曜限
Day/Period - 金1
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
本授業では「条件づけ」をはじめとする学習・言語心理学の概念や用語、理論等について概説する。人の行動が変化する過程および言語の習得における機序についての基礎的な知識、学習・言語心理学と日常生活の繋がりについて講義する。「認知行動療法」や「応用行動分析」との繋がりを意図して構成する。
到達目標 / Course Objectives
①知識・技能の観点
・人の行動が変化する過程 について説明できる。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・言語の習得における機序 について説明できる。
③主体的な態度の観点
・学習心理学および言語心理学の概念 を日常生活に適用できる。授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
<授業形態>
授業は集合形態で行う。
<授業計画>
第1回 オリエンテーション:学習心理学と言語心理学(教科書 第1章)
第2回 生得的行動・初期学習・馴化(教科書 第2章)
第3回 古典的条件づけ①(教科書 第3~4章)
第4回 古典的条件づけ②(教科書 第3~4章)
第5回 古典的条件づけ③(教科書 第3~4章)
第6回 オペラント条件づけ①(教科書 第5~6章)
第7回 オペラント条件づけ②(教科書 第5~6章)
第8回 オペラント条件づけ③(教科書 第5~6章)
第9回 さまざまな学習①(教科書 第7章)
第10回 さまざまな学習②(教科書 第7章)
第11回 言語の諸相①(教科書 第8章)
第12回 言語の諸相②(教科書 第8章)
第13回 言語の獲得①(教科書 第9章)
第14回 言語の獲得②(教科書 第9章)
第15回 到達度の確認とまとめ
※履修者の理解度や授業の進行具合により、予定は変動する可能性がある。授業時間外学習 / Expected work outside of class
・配布予定の予習シートを用いて、次回授業で扱う範囲の予習を行う(1時間)
・各回の授業内容を復習し、疑問点等を質問できるようまとめておく(1時間)
・生活している中で、自分が興味を持った人間の行動・言葉について意識的に覚えておく。
・第14回の授業後に出された小課題について主体的に取り組み、締切期日までに提出する
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、到達度の確認(筆記による学力確認)と平常成績で総合評価する。
①平常点(小テスト、授業内ワーク):40%
②小課題(小レポート):10%
③予習課題:10%
④到達度の確認(授業内試験):40%
※履修者数が多数になった場合には、成績評価方法を「定期試験(16週目)」に変更することがあります。成績評価方法が変更になった場合は、インフォメーションシステム等で連絡します。基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
①知識・技能の観点
・学習の原理 を的確に把握しているか。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・言語の問題とアプローチ を的確に理解しているか。
③主体的な態度の観点
・実際的な問題と学習・言語に関する知見の関連 を適切に理解しているか。
- 教科書
Textbooks 中島定彦 学習と言語の心理学 昭和堂 978-4-8122-1928-7
「学習」と聞くと、学校の勉強や外国語の習得をイメージするかも知れません。たしかに、これらの営みも学習には違いありませんが、学習心理学が扱う「学習」はさらに広い意味です。何かを経験して目に見える行動が変われば、あるいは目に見えない心(たとえば、好き嫌いや考え方)が変われば、それはもう「学習」なのです。人間だけでなく、動物もまた学習します。また、私たちがしばしば用いる心の表現のひとつに「言語」がありますが、このテーマも私たちの日常生活に深く関わっています。この授業を通して、行動・言葉が変わることの不思議について、理解を深めていただければと思います。
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参考書
References
授業内で適宜紹介します。
- フィードバックの方法
Feedback Method ・授業時間の前後やE-mail等で、質問等に対応する。
・「予習課題」についてはその結果(各受講生の記述)をまとめ、以後の授業で紹介する。
・「小テスト」「授業内ワーク」については、実施後にその解説を行う。
・「小レポート」「到達度の確認」については、関大LMSやインフォメーションシステムを通じて、全体的な講評を行う
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact ・オフィスアワー:授業の前後に対応する
・メールアドレス:授業期間中に開示する
- 備考
Other Comments ・授業は多くの学生が受講する可能性があり、大人数となることが予測される。周りの受講者の迷惑にならないよう、まじめな態度で授業に臨むこと。
・他の受講者の迷惑になる行為や携帯電話などを使用していた場合も含め、授業に真面目に取り組む姿勢が見られない時は、平常点の減点等も含め、厳しく対応する。
・出席や提出物等に関して不正が発覚した場合は、当該学生や関係学生の単位を認定しないことがある。
・第1回の授業ではオリエンテーションも含め授業の進め方を説明するので、必ず出席すること。