- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 社
- 時間割コード
Course Code - 50816
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 心理学研究法
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 春/2
- 担任者名
Instructor - 脇田 貴文
- 曜限
Day/Period - 木1
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
研究においては、収集したデータから有益な情報を探索し、解釈することが求められる。このデータ収集の手続きが「研究法」であり、心理学で用いられる研究法には、質問紙法、面接法、実験法、検査法、観察法などがある。さらに、心理学研究法には、倫理的問題に関する内容も含まれる。本講義では、これらの研究法を概説し、その長所・短所や、各方法においてどのようなデータを得ることができ、どのように分析するかを扱う。
本講義では、各研究法に関して、具体例を示しながら丁寧に解説を行う。扱う内容は、これらは自身が研究を実施する際だけでなく、すでに行われた調査結果・先行研究を理解する際にも必要不可欠であり、卒業研究等で自身が調査を実施する際にも必要不可欠な知識である到達目標 / Course Objectives
①知識・技能の観点
・心理学で用いられる研究法の基本事項を理解している。
・実際の研究では、「示したいこと」←→「必要なデータ」←→「そのデータを得るために適切な研究法」の3つが密接に関わっている。それらを双方向に考えるための知識を得る。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・先行研究に対して、研究法の視点も踏まえ適切に解釈できる。
・自身の研究テーマに対してどのような研究法を用いることができるかを、①の2点目を
踏まえて考えることができる。
③主体的な態度の観点
・より具体的に自身の研究テーマに則して研究法を考え立案することができる。授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
第1回 イントロダクション(科学と実証)・心理統計の基礎
第2回 心理学研究法の基礎
(量的研究・質的研究/独立変数・従属変数/縦断研究・横断研究)
第3回 質問紙法の基礎
第4回 質問紙法の実際
第5回 実験法の基礎
第6回 実験法の実際
第7回 検査法の基礎と実際(1):知能検査・発達検査
第8回 検査法の基礎と実際(2):パーソナリティ検査・症状評価の検査
第9回 観察法の基礎
第10回 観察法の実際
第11回 面接法の基礎
第12回 面接法の実際
第13回 研究レビュー(メタ分析)
第14回 混合研究法・実践的研究法の紹介
第15回 研究における倫理(研究者の倫理・研究参加者の権利)・まとめ授業時間外学習 / Expected work outside of class
授業資料を中心に復習し、授業内容の理解に努めること。
他の講義や実習等で「研究」に触れる際に、「研究法」の視点で批判的に考えること。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験を行わず、到達度の確認(筆記による学力確認)で評価する。
履修者数が多数になった場合には、成績評価方法を「定期試験(16週目)」に変更することがあります。
成績評価方法が変更になった場合は、インフォメーションシステム等で連絡します。
履修者数が多数になった場合には、成績評価方法を「定期試験(16週目)」に変更することがあります。
成績評価方法が変更になった場合は、インフォメーションシステム等で連絡します。
成績評価割合は、到達度の確認(もしくは定期試験)(70%)、講義への参加度(30%)とします。基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
講義で扱ったさまざまな調査法の概要およびメリット・デメリットを理解しているかを評価する。
- 教科書
Textbooks
特に指定しない。
-
参考書
References
講義時に紹介する。
- フィードバックの方法
Feedback Method
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact wakita@psych.measurement.jpに連絡をください。
- 備考
Other Comments 本講義は、公認心理師取得のおよび認定心理士(心理調査)資格認定に必要な「1 概論 心理調査概論・心理調査法」に対応する科目です。
なお、2021年度までの心理調査法2の内容と重複しているため、受講の際には留意してください。
認定心理士(心理調査)に関しては、
2021年度までに心理調査法2を修得した場合は、
心理調査法2を「1 概論 心理調査概論・心理調査法」として申請できます。
2022年度以降は「1 概論 心理調査概論・心理調査法」には本講義が該当し、心理調査法2は該当しませんので注意してください。