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学部・研究科
Faculty/Graduate School
時間割コード
Course Code
50798
科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle
神経・生理心理学
授業形態/単位
Term/Credits
クラス
Class
/2
担任者名
Instructor
福島 宏器
曜限
Day/Period
金2
授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives

授業種別 / Teaching Types

講義(対面型)

言語 / Language

日本語(Japanese)

授業概要 / Course Description

心理学の対象は,性格・社会・臨床・健康・発達その他のさまざまな領域に及ぶ。そして,人間の心と行動についての深い理解を得るには,これらの各分野の知見を個別に学ぶだけでなく,それらを統合的に理解することが望まれる。

本講義で学ぶ生物学的な心理学とは,これらのさまざまな領域に共通する,ヒトの心理と行動の生物学的な背景を研究する分野である。  本講義は神経・生理心理学の様々なトピックから,心と脳の関係,および,心と身体の関係について概要を学ぶ。

毎回,小テストやコメントシートの提出を求め,それらの解説も混ぜて授業を進める予定である。

到達目標 / Course Objectives

本講義の主な達成目標として,以下の三点を挙げる。
①  心理学・行動科学に関連する脳神経生理学の基礎的知見を身につけること。 
②  生物学的な背景と関連づけることによって,自らが専門としたい研究領域(理論)への理解を深めること。
③人間科学(心理学,脳科学,心身医学など)の情報に関する適切な態度(サイエンス・リテラシー)を身につけること。

授業手法 / Teaching Methods

・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり

授業計画
Course Content

授業計画 / Course Content

1 ガイダンス
2 ニューロンの構造と性質
3 ニューロンの情報伝達
4 感覚と知覚
5 高次の視覚認知
6 運動制御
7 感情と行動 1
8 感情と行動 2
9 記憶と行動 1
10 記憶と行動 2
11 脳と身体の広範囲調節系
12 ストレスの生理心理学
13 高次脳機能とその障害
14 脳の性差,脳の左右差
15 講義のまとめ

授業時間外学習 / Expected work outside of class

授業資料やノートから自分なりに各回のポイントを整理し,自らの関心領域との関連を考察しておくこと。授業後等の質問を奨励する。

成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria

方法 / Grading Policies

定期試験を行わず、到達度の確認(筆記による学力確認)と平常成績で総合評価する。
平常点(毎回の小テストやミニッツペーパー等)30%,到達度の確認70%履修者数が多数になった場合には、成績評価方法を「定期試験(16週目)」に変更することがあります。
成績評価方法が変更になった場合は、インフォメーションシステム等で連絡します。

基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy

平常点では,講義内容に対して自分なりに考察する態度を評価する。
到達度の確認では,講義内容に関する理解度を評価する。

教科書
Textbooks


とくに指定しない。

参考書
References

串崎真志(編)  『絶対役立つ臨床心理学』第12章「神経科学と生理心理学」(福島宏器)  (ミネルヴァ書房)  4623077950
池谷裕二(監修)  『脳と心のしくみ』  (新星出版社)  4405108048
岡野憲一郎  『脳科学と心の臨床:心理療法家・カウンセラーのために』  (岩崎学術出版社)  
ピネル (佐藤ほか  訳)  『バイオサイコロジー』  (西村書店)  4890133356

その他,授業中に適宜紹介する。

フィードバックの方法
Feedback Method

講義に対する質問の中からいくつかをとりあげ,講義やLMS等で返答する。

担任者への問合せ方法
Instructor Contact

毎回の小テストかコメントシート(LMS)の自由記述欄からも質問等ができます。その他,LMSのメッセージ機能,あるいは担任者のメールアドレス  fukush@kansai-u.ac.jp  から連絡できます。

備考
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