- 学部・研究科
Faculty/Graduate School - 法/社
- 時間割コード
Course Code - 50788
- 科目名
Course title
サブテーマ
Subtitle - 産業・組織心理学
- 授業形態/単位
Term/Credits - クラス
Class -
- 秋/2
- 担任者名
Instructor - 池内 裕美
- 曜限
Day/Period - 木3
- 授業概要
Course Description
到達目標
Course Objectives -
授業種別 / Teaching Types
講義(対面型)
言語 / Language
日本語(Japanese)
授業概要 / Course Description
なぜ人は働くのか、あるいは働かない(働けない)のか。優れたリーダーは、どのような特性を兼ね備えているのだろうか。良い職場環境を作るには、いかなるコミュニケーションの在り方が効果的なのか。どうすれば思い描いたキャリアを進むことができるのだろうか。なぜハラスメントや過労死の問題は後を絶たないのだろうか…。
「産業・組織心理学」とは、働く場面における人間行動を心理学的視点からアプローチする、応用かつ実践的な心理学の一領域である。本講義では、特に上記のような企業組織の中で生じる現象や諸問題、そしてその心理的支援に焦点を当て、社会心理学や臨床心理学などの関連諸領域の基礎的研究とのつながりが理解できるようになることを目指す。また講義内では、各トピックスと関連するビデオや新聞・雑誌記事なども参考資料として用い、可能な範囲で「今」の情報を補足的に紹介する予定である。到達目標 / Course Objectives
①知識・技能の観点
・産業・組織分野における諸問題とその中で心理学が果たしてきた役割、および関連する理論や法則を理解する。
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
・関連諸領域の理論について体系的に理解し、多面的な視点から意見を述べることができる。
③主体的な態度の観点
・修得した知識を基に、労働環境における諸問題に対して必要な支援や対策の提案ができる授業手法 / Teaching Methods
・教員による資料等を用いた説明や課題等へのフィードバック
・学生による学習のふりかえり
- 授業計画
Course Content -
授業計画 / Course Content
<イントロダクション>
第 01 回 オリエンテーション:講義&担当教員の紹介ほか
第 02 回 産業・組織心理学を学ぶ意義:組織観の歴史的変遷
第 03 回 マーケティングと消費者行動
<組織における人間行動>
第 04 回 ワークモチベーション1:人はなぜ働くのか(働かないのか)?
第 05 回 ワークモチベーション2:内容理論からのアプローチ
第 06 回 ワークモチベーション3:期待理論からのアプローチ
第 07 回 仕事の成功と失敗:成功する人の共通点は?
第 08 回 組織の成功とリーダーシップ1:特性アプローチと行動アプローチ
第 09 回 組織の成功とリーダーシップ2:変革型リーダーシップ ほか
< 職場における諸問題と支援>
第 10 回 組織におけるコミュニケーション1:組織と個人
第 11 回 組織におけるコミュニケーション2:コミュニケーションとは何か
第 12 回 組織におけるストレスとサポート1:ハラスメントと過労死
第 13 回 組織におけるストレスとサポート2:ストレスへの対処と予防
第 14 回 組織成員の選抜と職業適性:採用する側の心理と採用計画
第 15 回 組織におけるキャリア発達と能力開発:キャリア発達を促す要因
※トピックスの順序およびタイトルは、進捗状況に応じて変更・合併する可能性がある。授業時間外学習 / Expected work outside of class
・レジュメ(配布資料)をインフォメーションからダウンロードし、あらかじめ目を通して頂くことが望ましい。
・復習として授業後にLMSを通じて意見・感想を提出して頂く(約10分程度でできる)。
・日頃から新聞やニュースを通して、産業の動向に目を向けてもらいたい。
- 成績評価の方法・基準・評価
Grading Policies /
Evaluation Criteria -
方法 / Grading Policies
定期試験(筆記試験)の成績と平常成績で総合評価する。
より具体的には定期試験の成績(85%)と授業への参加度(15%)を基に最終的な評価とする(試験はマークシートで実施し、相対評価に換算する)。基準・評価 / Evaluation Criteria・Assessment Policy
①知識・技能の観点
基礎的な概念や理論の内容を理解し、知識として身に付いているか(定期試験にて確認)
②思考力・判断力・表現力等の能力の観点
関連する諸問題や理論等について整理し、自らの意見を述べることができるか(毎回の課題にて確認)
- 教科書
Textbooks
使用しない。プリントを配布する。
-
参考書
References 山口裕幸・金井篤子(編) 『よくわかる産業・組織心理学』 (ミネルヴァ書房) 9784623048717
山口裕幸・芳賀 繁・高橋 潔・ 竹村 和久 『経営とワークライフに生かそう!産業・組織心理学』【改訂版】 (有斐閣アルマ) 9784641221543
田中堅一朗(編) 『産業・組織心理学エッセンシャルズ 第4版』 (ナカニシヤ出版) 9784779513855
金井篤子(編) 産業・組織心理学を学ぶ 北大路書房 9784762830747
池田 浩編 産業と組織の心理学 サイエンス社 9784781914107
そのほか、授業の中で適宜紹介する。
- フィードバックの方法
Feedback Method 授業の冒頭では、前回のコメント内容をいくつかピックアップして紹介し、補足を行う。
- 担任者への問合せ方法
Instructor Contact 関大LMS の「メッセージ機能」で連絡すること。
担当者からの個別・全体連絡も「メッセージ機能」にて行う。
- 備考
Other Comments 上述したように授業の冒頭では、前回のコメントを取り上げ概説するため、大講義とはいえ積極的に授業に参加して頂きたい。